五十の手習い足払い

五十歳を過ぎて始めたブログももう何年目?
山梨に住む新しモノ好きのオヤジが自分の趣味や日々の暮らしをつづります。

シャシーNo.104

2012年12月28日 | ミニカー
以前にポルシェ956Lの「SPIRIT OF AMERICA」のブログを書いたときに少し触れましたが、ヨーストというレーシングチームに9回の優勝をもたらした“幸運の女神”と呼ばれているクルマのミニカー、それが今回取り上げるシャシーNO.104(以後#104)です。

しかし(初めに言っておきますが)残念ながらル・マン24時間レースでは優勝できなかったクルマでもあるのです。

この#104、初めてのル・マン挑戦は1983年でした(私事ですが長男の生まれた年、もう29年も前の話ですねぇ)。
色はご覧のマールボロ・カラー、今では再販が難しいタバコロゴの付いたレースカーでした。

結果は予選5位、総合6位入賞(優勝はロスマンズ・ポルシェ)。
ドライバーはボブ・ウォレク、ステファン・ヨハンソン、クラウス・ルドヴィクの3名。

このミニカーは中野の中古ショップで見つけました。
モデルはカルツォ製。

マールボロ・レッドはほとんど真っ赤なのですが、実際のレースカーはテレビで映し出されたときにその色に見えるように「ピンクがかった蛍光オレンジ」色に塗られているのだそうです。
このモデルはその事実に忠実に作られているということが言えるのかもしれません。

翌1984年、#104は同じカーナンバー8でヨースト・チームからル・マンに出場します。
ドライバーはステファン・ヨハンソン、ジャン-ルイ・シュレッサー、マウリシオ・デ・ナバエス。
カラーは有名なニューマン・カラーです。



ワークス・チームが不在のこの年、本命とも目されていましたが予選3位、決勝は170周目にオーバーヒートでリタイヤ(優勝は同じチームのヨースト・ポルシェ)。

このモデルは最近オークションで手に入れました。
届いたばかりでまだ封がしたままなので、そのままの形で撮影しました。
hpi Racing製でリアのカウルを外してエンジンなどが見えるようになっています。
そのためにケースが大きくなっていて他のミニカーと並べるときに苦労します。

1985年は前年とほとんど同じニューマン・カラーをまとって出場しますが、途中アクシデントのためリタイヤしてしまいました。
リタイヤしたクルマでもあり、また同じカラーということもあってこのときの#104は持っていません。
というより発売されているのかもわかりませんが...。

そして1986年は以前にも取り上げた「SPIRIT OF AMERICA」です。
ドライバーはジョージ・フォルマー、ジョン・モートン、ケンパー・ミュラーの3人のアメリカ人。



予選は11位、決勝はトップから13周遅れの総合3位でした。
「SPIRIT OF AMERICA」のブログについては こちら を。

このモデルもオークションで手に入れたもので、ミニチャンプス製の限定版です。
このように同じシャシーのモデルを集めるなんてことはめったにあるものではありません。
有名なポルシェ956であることがなせるワザなのかもしれませんね。

※今回紹介したミニカーはすべて1/43スケールです。
コメント
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