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五十の手習い足払い

五十歳を過ぎて始めたブログももう何年目?
山梨に住む新しモノ好きのオヤジが自分の趣味や日々の暮らしをつづります。

走る三角翼

2013年10月17日 | ミニカー
2012年のル・マン24時間レースに画期的な形をしたクルマが登場しました。
その名は「デルタウィング・ニッサン」。

フロントが異様に細く、上から見ると名前の通り三角形をしています。
まさに走る三角翼。
これでも4輪車なのです。

コンセプトは「空気抵抗を減らして重量を減らせば、小さなエンジンパワーで走らせることができる」

というわけで、タイヤも小さく車体もかなりコンパクトなものになっています。
エンジンはニッサン・ジュークに搭載される1.6リットル直4直噴ターボ・エンジンをチューニングしたもの、車重もLMP1クラスのものに比べておよそ半分という軽さでした。



55台で争われるレースに56番目のクルマとして参加、予選は29位。
迎えた決勝レースでは本山哲選手がドライブ中に不運なアクシデントに遭ってしまいます。

その「加害者」とでもいうべきクルマがトヨタTS030ハイブリッド。
王者アウディに対抗すべく開発されたトヨタのハイブリッド・カーでした。
アウディとトップを争っていたTS030はデルタウィングと接触、これによりデルタウィングはリタイヤし、TS030もこの後マシン・トラブルを負って結局リタイヤする羽目になりました。


クルマを降りた本山選手がメカニックの助言を受けながらなんとか自力で直そうとする姿がテレビに映って印象的でした。

ちなみにこの年優勝したのはアウディR18 e-tronクワトロ。
R18としては3年連続の勝利になりますが、ハイブリッドシステムを装備したディーゼルエンジンでなおかつ4輪駆動というクルマです。

特長的なLEDヘッドランプを装備し、力のあるドライバーと優秀なピットクルーに恵まれて総合1位と2位を獲得。3位にも同じアウディのR18ウルトラが入ってアウディ勢は表彰台を独占したのでした。

モデルはすべてスパーク製、1/43スケール。
コメント
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