五十の手習い足払い

五十歳を過ぎて始めたブログももう何年目?
山梨に住む新しモノ好きのオヤジが自分の趣味や日々の暮らしをつづります。

伊豆旅行詳細-2日目-

2013年10月22日 | 日々のつれづれに
前日の雨も上がり(といっても朝のうちは怪しい天気でしたが)、ホテルの皆さんに送られてバスは堂ヶ島に向かいます。

堂ヶ島では定番の遊覧船に乗って洞窟ツアーの旅(所要時間20分、大人1,100円)。
波のうねりは結構強く、小さな遊覧船は時おり大きく揺れることも。



天然記念物の洞窟に入り見上げると、そこは天窓洞(てんそうどう)という上から光が差し込む不思議な光景が。
写真を撮るのも忘れて見上げてしまいました。

というわけで、天窓洞については、こちらのホームページをご覧ください。

実を言うと、洞窟に入るときからカメラで動画を撮っていて、写真を撮るのを忘れてしまいました。

船着き場に隣接する「加山雄三ミュージアム」に立ち寄ることもせずに、バスは隣町の松崎町にある「長八美術館」に向かいました。

長八美術館は江戸時代の左官職人だった入江長八という人の残した漆喰による絵画を展示している美術館(観覧料大人500円)。

漆喰は土とわらと消石灰とで作る壁の材料。
この漆喰を使って下絵の上にコテで盛り上げ、着色して絵画にするというプロセスで出来上がります。

正直、館内に入るまで左官職人の余技とバカにしていましたが、トンデモナイ。
この人はまぎれもない天才芸術家なんです。

乾きにくい漆喰を少しずつ盛り上げてはコテで形を整え、削るということを一切行わないで絵画を作るのは気の遠くなるような作業なのですが、そうして完成した絵の素晴らしさときたら、私の写真ではお伝えすることができません。
絵や書もしっかりと学んだ上での絵画なので、やや宗教が勝った題材が多かったものの、繊細な技法に圧倒されます。
こうしたものの定めなのか、作品の多くが関東大震災によって失われてしまったとのこと。

ぜひお近くにお寄りの節は覗いてみることをお勧めします。
貸してくれるルーペを手に、絵にうんと近寄って見るという、ユニークなスタイルです。

松崎から一度下田に出て、そこから再び伊豆の山中に入ります。
ループ橋を通って天城へ。着いたところは有名な「浄蓮の滝」。


何度も前を通りながら一度も見たことが無かったこの滝。
理由は180段以上もある長い下り坂。
上がってくることを考えるとなかなか。

しかし、今回は意を決して下ってみました。行ったのは11人中わずか5人でしたが。
前日の雨のせいか水量は豊富で、幅7メートル、落差25メートルという滝は思っていた以上に迫力があるものでした。


往きはよいよい帰りはつらい。
バスまで戻ってきた後、さすがに汗をかいていて、お店で食べたわさびソフト(チョイ辛、運転手さんも含めて全員で食べました)の美味しかったこと。

バスはその後修善寺を抜けて沼津に出て、土産物センターで買い物をして山梨に帰りました。
天気は最後までイマイチだったのですが、楽しい旅だったと思います。
コメント
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