今回はゆっくり動くとはどういうことなのか、
具体的に紹介してみようと思います。
まず思い起こしてほしいのは
日常生活で無意識に行っている動作です。
たとえば歩く。椅子に腰をおろす、椅子から腰をあげる。
階段の昇り降りなどのようなものです。
このような動作を意識的にゆっくりとやってみると、
どうなるでしょうか。
ゆっくり動こうとした途端に力が入っていませんか?
もしかすると、それほど大差ないじゃないかと
思ったかもしれませんね。
実は太極導引で行うゆっくりとした動作とは、
おそらくあなたが想像しているよりも
はるかにゆっくり動くことになるかと思います。
というか、ゆっくりにしか動けないという方が
感覚的には近いのかもしれません。
例えば足を前に運んでいく前進運動の場合、
上体はまっすぐに保ちながら、
前に運び出したい方の足と反対側の足の方に、
まず体重をかけます(このとき体はまっすぐのままです。
斜めに傾けないように)。
次に前に出そうとしている足を持ち上げます。
このとき膝を意識して
膝から上方へゆっくり持ち上げます。
まず踵が地からはなれ、徐々に足裏がはなれていって
最後に足先がはなれることを意識します。
このとき足に力は入れないように
(足首に力が入っていると足先が上を向きます。
足先は自然のまま垂らす)。
今度は持ち上げた足を斜め前に
(左足なら左斜め前、右足なら右斜め前)
膝から動くように意識して伸ばし出し、踵を地につけます。
このとき体重はまだ移動させません。
後方の足側に残っています。
上体も前に倒れないようにします。
つまり前に出す足は、姿勢を崩さない範囲で
出さなければなりません。
遠くに出せばいいというものではないのです。
次はいよいよ体重を前方の足側へ移動させます。
このときも徐々に移動させます。
一気に移動させてはいけません。
そうすると後方の足にかかっていた重みが
少しずつ減っていき、
反対に前方の足へは重みが
徐々に増えてくるのがわかります。
この変化を感じられるくらいのスピードで
体重を移動させるのです。
このスピード調整は股関節で行っています。
前方に体重がかかり始めることで
足裏部も踵から足前部へと徐々に地につくことになります。
これも一気におろすのではありません。
体重移動とともに行います。
前方の足に体重を移動させ始めると、
後方の足の踵が徐々に持ち上がってきます。
移動とともに徐々に足裏がはなれていくようになって、
体重移動が終わる時には
足前部だけで地についているような状態になっています。
その状態から前の足の横まで寄せて来ることになります。
まず後方の足の膝を曲げて足先部を地からはなし、
膝から前方に寄せてくる意識で動かします。
そうして前方の足の横に足先部を地につけます。
これで体が前に一歩分進んだことになります。
文章にするとものすごく複雑そうなんですが、
動作自体はひじょうに簡単です。
ただ、ひとつの動作について
体が実際に動いて行っていることを
ひとつずつ実感しながら動いているのを
説明するとこんなふうになってしまうのです。
無意識に行っている動作を意識的にゆっくり行ってみると、
いろんなことが見えてきます。
日常生活の動作スピードでは、
からだ本来の機能を十分に使わなくても
ごまかせてしまうことが少なくありません。
使わないですむ状態が運動能力を低下させてしまう原因です。
ところが太極導引で行う運動は、
ひとつひとつの動きが体のあちこちと連動していることを
いやでも思い知らされること。
そしてそれらをうまく協調させるバランス感覚を蘇らせ、
かつ有効に働くようにしてくれるのです。
百聞は一見にしかず。
体験にまさるものはありません。
体がどんなふうにして動いているのか、
それをどうやるとコントロールできるようになるのか、
知りたいとは思いませんか?
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実施するそうです。詳細はこちらから↓
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まず思い起こしてほしいのは
日常生活で無意識に行っている動作です。
たとえば歩く。椅子に腰をおろす、椅子から腰をあげる。
階段の昇り降りなどのようなものです。
このような動作を意識的にゆっくりとやってみると、
どうなるでしょうか。
ゆっくり動こうとした途端に力が入っていませんか?
もしかすると、それほど大差ないじゃないかと
思ったかもしれませんね。
実は太極導引で行うゆっくりとした動作とは、
おそらくあなたが想像しているよりも
はるかにゆっくり動くことになるかと思います。
というか、ゆっくりにしか動けないという方が
感覚的には近いのかもしれません。
例えば足を前に運んでいく前進運動の場合、
上体はまっすぐに保ちながら、
前に運び出したい方の足と反対側の足の方に、
まず体重をかけます(このとき体はまっすぐのままです。
斜めに傾けないように)。
次に前に出そうとしている足を持ち上げます。
このとき膝を意識して
膝から上方へゆっくり持ち上げます。
まず踵が地からはなれ、徐々に足裏がはなれていって
最後に足先がはなれることを意識します。
このとき足に力は入れないように
(足首に力が入っていると足先が上を向きます。
足先は自然のまま垂らす)。
今度は持ち上げた足を斜め前に
(左足なら左斜め前、右足なら右斜め前)
膝から動くように意識して伸ばし出し、踵を地につけます。
このとき体重はまだ移動させません。
後方の足側に残っています。
上体も前に倒れないようにします。
つまり前に出す足は、姿勢を崩さない範囲で
出さなければなりません。
遠くに出せばいいというものではないのです。
次はいよいよ体重を前方の足側へ移動させます。
このときも徐々に移動させます。
一気に移動させてはいけません。
そうすると後方の足にかかっていた重みが
少しずつ減っていき、
反対に前方の足へは重みが
徐々に増えてくるのがわかります。
この変化を感じられるくらいのスピードで
体重を移動させるのです。
このスピード調整は股関節で行っています。
前方に体重がかかり始めることで
足裏部も踵から足前部へと徐々に地につくことになります。
これも一気におろすのではありません。
体重移動とともに行います。
前方の足に体重を移動させ始めると、
後方の足の踵が徐々に持ち上がってきます。
移動とともに徐々に足裏がはなれていくようになって、
体重移動が終わる時には
足前部だけで地についているような状態になっています。
その状態から前の足の横まで寄せて来ることになります。
まず後方の足の膝を曲げて足先部を地からはなし、
膝から前方に寄せてくる意識で動かします。
そうして前方の足の横に足先部を地につけます。
これで体が前に一歩分進んだことになります。
文章にするとものすごく複雑そうなんですが、
動作自体はひじょうに簡単です。
ただ、ひとつの動作について
体が実際に動いて行っていることを
ひとつずつ実感しながら動いているのを
説明するとこんなふうになってしまうのです。
無意識に行っている動作を意識的にゆっくり行ってみると、
いろんなことが見えてきます。
日常生活の動作スピードでは、
からだ本来の機能を十分に使わなくても
ごまかせてしまうことが少なくありません。
使わないですむ状態が運動能力を低下させてしまう原因です。
ところが太極導引で行う運動は、
ひとつひとつの動きが体のあちこちと連動していることを
いやでも思い知らされること。
そしてそれらをうまく協調させるバランス感覚を蘇らせ、
かつ有効に働くようにしてくれるのです。
百聞は一見にしかず。
体験にまさるものはありません。
体がどんなふうにして動いているのか、
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