今日はお休み。そんな日はできる限りゆっくり過ごすようにしています。通信教育の勉強も控えめに。お休みの日にしっかり休まないと精神的にも疲れてしまいますからね。
ところで数日前から『英文翻訳術』を読んでいます。既刊の『翻訳英文法―訳し方のルール』を文庫化したものだそうです。
この本では翻訳する際に注意しなければいけない点がまとめられています。学校で習う英文法を基に解説しているので、非常にとっつきやすいです。
著者はシェイクスピアの研究者。当然例文は古典文学からの引用がずらりかと思っていました。たしかに聖書から引用したものもありますが、実際は様々な文章がちりばめていて古臭さは感じません。どの分野の翻訳を目指しても十分役立つ内容です。
基になっているのが『英文法解説』。1953年初版と古いですが、今でも『ロイヤル英文法―徹底例解』に並んで人気だとか。例文もこの本から引用したものが多いです。だからといって必ずその英文法書を持っている必要はありません。けれども一般の英文法書と併読するとさらに説明が分かりやすくなると思います。
解説だけでなく演習問題(和訳)があります。実はまだ解いてないのですが、通信教育が修了して落ち着いてから挑戦するつもりです。
正直、この本をもっと早く知っていればと思いました。一通り読んでいたら既に提出した通信教育の答案も変わっていたかと思います。