Where there's a will, there's a way.

Yukiの英語学習、読書記録、日常を書いたブログです。

スマホの弊害

2023-02-06 14:58:21 | 新聞・雑誌
図書館から「PRESIDENT」2022年12月16日号で、「頭の調子が悪いのは、スマホのせいかもしれない」という記事がありました。
「スマホの弊害」とは…
●読解力が弱まる
●主体性がなくなり、人の意見に流されやすくなる
●多面的に物事をとらえられなくなる
●人間関係の不安が増幅する
●依存症になりやすい
だそうです。
記事によると日本人の8割がスマホ依存とあり、ちょっぴり多い感じはするのですが、老若男女問わず増え続けているのは間違いはありません。「歩きスマホ」などの「ながらスマホ」はもちろんですが、エレベーター待ちやエスカレーターに乗っているほんの短い間ですらスマホを弄っている人はいるし、「そこまでしてスマホを触りたいの?」と呆れることがあります。
その他の項目についても頷けてしまいます。SNSなどを開くと自分好みの話題ばかりがズラリと出てくるし、どうしても情報や意見が偏ってしまいます。それと何でもスマホで調べてしまうため、じっくり考えることもなくなってしまいます。
スマホって使うのが難しい厄介な機器だと思います。上手な人だったら勉強や仕事、コミュニケーションなど、それなりに活用しているでしょう。でもそうでなければ手放せばいいのですが、電車の時刻表、スマホ決済やポイントカードを兼ねているし、置いていくわけにもいかない。いつでもどこでも一緒なのでついつい通知が気になる。SNSや記事を読んでいる間にも様々な通知がうるさいくらいに届く。画面が小さいので、長文を読むのに疲れてしまって集中できない。
本誌にあるとおり、電子機器を使い分けるといいかもしれません。自宅でじっくり調べ物をしたい時はパソコン、新聞記事など長い文章を読む際はKindle端末やタブレットを使うなどなど。私の場合、複雑な調べ物はパソコンを、英字新聞を読む時はタブレット、音楽や英語を聴く際はAlexaやウォークマン専用機を使っています。それと、スマホを使わない時間を作って、寝る30分~1時間前には電源を落としていますが、それだけでも精神的にもゆったりじた時間が持てます。

現代語の世界

2022-10-23 14:05:44 | 新聞・雑誌
図書館から月刊誌「ユリイカ」2022年8月号を借りました。
特集は「現代語の世界」。300ページ弱あり、貸出期間延長手続きをするくらい読むのに時間がかかりましたが、それだけ内容は濃くて充実していました。敬語や流行語、若者言葉など、「現代語」と言ってもなかなか奥が深いものですね。
「就活」なんて言葉を聞くとつい「何でも略すなんて…」とブツブツ文句を言いたくなります。でも「パソコン」も「テレビ」もそれぞれ「パーソナルコンピュータ」と「テレビジョン」の略ですし、これも時代の変化の1つと受け入れた方がいいでしょうね。
敬語もなかなか難しいですよね。何でも「お」をつけてしまったり、二重敬語になってしまったり。今でも自分の言った敬語が間違っているのではと時々自信がなくなってしまうことも。
SNSの普及で新しい表現や流行語の流れが激しいですが、これから10年、20年と経つうちに日本語も大きく変わっていくと思います。


情報発信というリスク

2021-06-28 13:14:44 | 新聞・雑誌
図書館から「日経ビジネス」4月12日号を借りて読みました。
特集は「情報発信というリスク」。SNSなどでの何気ない意見でも炎上してしまう怖さを知りました。
「表現の自由」なんて言葉もありますが、炎上になりかねませんから、言い方にも気を付けなくてはいけない。怖いなら黙っているのがいちばんいいのかもしれませんけれども、それもどうかと思います。
炎上を引き起こす人ってごく僅かなのですね。それでもあっという間に拡散されてしまうから恐ろしい。
でも、炎上することしかできない人って哀れだと思います。誰からも愛されたことがないのでしょうか? 相手を傷つけることでしか喜びを感じられないのなんて何だか惨めです。

日本語学2020年秋号

2020-10-12 13:01:10 | 新聞・雑誌
図書館から「日本語学」2020年秋号を借りました。
昨年までは月刊でしたが、今年から年4回発行の季刊に。ほぼ毎月図書館から借りていただけあって、ちょっぴり寂しいです。やはり雑誌業界は厳しいのでしょうか…。

特集は「日本語能力再考」。日本人以外のことについてだけかと思っていたら、最後には日本の子どもたちへの母国語教育について書かれていました。他の国では読み書きなどしっかり母国語を教えているそうで、日本も見習った方がいいのではというのが本音です。英語教育のことばかりが注目されていて、何だか母国語である日本語が後回しにされている気がします。でも母国語がしっかりできていないと他の言語をきちんと身に付けるのは難しいそうです。
それと海外の人が学ぶ漢字についても考えさせられました。宗教や食べ物などそれぞれ文化が違うから、人によって学ぶべき漢字の種類も変わってくるとのことです。

第2の特集は「観光とことば」。日本への旅行者へは英語で話しかけた方がいいと思っていましたが、案外そうでもないらしいです。せっかく日本に来たのに母国語で話しかけられてがっかりというパターンもあるそうです。それって私たちが日本国内を旅行する際にその地方の方言で出迎えられると新鮮さを感じるのと同じなのかもしれません。


国語の大論争

2020-02-13 13:30:14 | 新聞・雑誌
図書館から借りた「中央公論」12月号の特集は「国語の大論争」。主に高校の国語の授業や大学入試について書かれていたのですが、いろいろと考えさせられました。
特に「正解を探す教育をやめよう」というのにはドキッとしました。私が高校生だった時、学校での国語の試験では授業内容の暗記ばかりしていました。単純に学校の成績を伸ばすためにそうしたわけですが、それでは真の国語力はつかないですよね。たしかに某会社の模試では国語の成績は散々たるものでした。
英語よりもまずは自国の言葉をというのも納得。自分の国の言葉を身に付けないまま中途半端に英語力を伸ばすなんて無理。英語の勉強をしていると「もっと国語の授業をきちんと受けるべきだった」と後悔してばかり。
それと最近、現代文ばかりでなく古典や漢文を習う大切さも分かってきました。現代文のルーツである昔の国語を学ぶのは大切だと思うし、本や雑誌に出てくる言い回しの元が古典や漢文なんてことも度々。この頃中国の古典を現代文で読むことが多いけれど、名文がたくさん出てきます。
来年から大学入試が変わるそうですが、暗記だけでない真の実力が問われる問題が出るといいですね。


わかりあえるコミュニケーションとは?

2019-02-09 10:47:54 | 新聞・雑誌
図書館から『日本語学 2019年 01 月号 [雑誌]』を借りました。
特集は「『分かり合うための言語コミュニケーション(報告)』について」でしたが、その中でもタイトルにある記事が気になりました。
そこでは…

①簡単にわかりあえるという幻想
②単一の日本語によるコミュニケーションという幻想
③円滑なコミュニケーションという幻想
④若い世代がコミュニケーション下手だという幻想
⑤コミュニケーションに唯一の正解があるという幻想
⑥コミュニケーションの鍵は言い回しにあるという幻想
⑦コミュニケーションは話し手の振る舞いであるという幻想


という七つの「幻想」が取り上げられていました。
「正しい」コミュニケーションがあるのが当たり前とか最初から分かり合えるのが当然だとか思っていましたから、この記事は意外でした。普段の会話などで時には上手くいかないこともあるけれど、これも話し合ううちにだんだん分かってくると思えばいいんでしょうね。
正直なところ私自身は話すことも書くことも下手ですけれど、正解はないのだし多少上手くなくたって徐々に通じればいいのかと思います。

日本語学 2019年 01 月号 [雑誌]
クリエーター情報なし
明治書院

英語公用化の虚実

2018-03-05 21:06:12 | 新聞・雑誌
図書館から「日経ビジネス」2017年12月4日号を借りてきました。
特集はタイトルにあるとおり。企業によってはTOEIC800点以上が必要だとか会議は全て英語でなどと「英語、英語」と叫ばれていますが、本誌では本当にそれでいいのかと疑問を投げかけています。
TOEICスコアだけで真の英語力が測れるのかというのも疑わしいですし、だいたい社内全員が本当に英語を必要とするのかも疑問。必要ならば通訳者も雇えますし、日本国内ならば英語不要な場合が殆どでしょう。いくら勉強しても使わなくてはすぐに英語力が下がるだけです。
別にTOEICが悪者ではありませんが、スコアを伸ばすためだけに「攻略本」で勉強するのはどうかと思います。英字新聞や洋書を読んだり英語のリスニングCDを聴いたりすることで、自然にスコアは上がると思います。私の場合も公式問題集を数回解いただけで、後は先述のことをやったまでです。

電子機器が変えつつある日本語

2017-10-09 14:52:23 | 新聞・雑誌
図書館から『日本語学 2017年 09 月号 [雑誌]』を借りました。
特集はタイトルにあるとおりです。特にスマホやタブレットが普及してからの影響は強いでしょうね。SNSなどで話題になっている「若者言葉」も幾つか紹介されていたけれど、全く分からない…。そういう言葉も変化が激しいですね。
それと幾らメールやメッセージを「書く」機会が増えたとはいえ、文章力の低下に歯止めがかからないのは事実です。やはりSNSやブログだけでなく、きちんとした本を読むのが大切なのでしょうか。

日本語学 2017年 09 月号 [雑誌]
クリエーター情報なし
明治書院

生涯未婚

2016-09-15 21:49:34 | 新聞・雑誌
図書館から『週刊東洋経済 2016年5/14号 [雑誌]』を借りて読みました。
特集は「生涯未婚」。アラフォーで独身の私も他人事ではありません。同年代の知り合いでは半数くらいが未婚ですし、市内に住む70歳の伯父も未婚です。
正直言って、私には結婚願望がありません。2人の子どもを持つ妹はこれから学費等でお金がかかると言って大変そうですし、特に去年の夏はげっそりしていました。それに誰かとお付き合いするのって何だか面倒そう…。もし恋人ができたら毎日メールやSNSで連絡しなければならないでしょうし、自分の自由な時間が奪われてしまいそう。
男性の非正社員が増えたことによって婚活に踏み切れない人が増えた、これには否定できませんね。結婚して子どもを持つとなると、低収入だととても生活していけません。また、女性の収入が増えると、「結婚しなくても生活できるし1人で構わない」と言う女性も少なくないでしょう。
将来結婚するにせよ、独身のままでいるにせよ、不透明な現代では先のことは読めません。将来のことを考えると本当に不安です。

週刊東洋経済 2016年5/14号 [雑誌]
クリエーター情報なし
東洋経済新報社

いま外来語を考える

2016-08-24 21:42:43 | 新聞・雑誌
図書館から『日本語学 2016年 07 月号 [雑誌]』を借りて読みました。
特集は「いま外来語を考える」。「外来語」と言うと先ずは英語を思い浮かべると思いますが、本誌では他の言語、特に中国語も含まれています。
外来語の扱い方って案外難しいです。「トップ」とか「コンピュータ」辺りなら年配者でも知っていると思いますが、「コンセプト」とか「アイデンティティ」になってくるとそうも言っていられません。「訳の分からない外来語を使い過ぎている」なんて文句を言われてもしかたないかもしれません。
中国語にはない熟語を作ることができたのも1語1語に意味を持つ漢字ならではだと思います。
外来語を使うことによる弊害もあります。例えば本来の発音とか意味などが異なる場合があるので、英語を勉強する時の妨げになることもしばしば。カタカナ発音してもネイティブには通じないことがありますからね。

話が逸れますが、本誌に『漢字の使い分けときあかし辞典』が紹介されていたのです。実物を見たくてダメ元で近くの本屋さんに行ったのですが、1冊だけ置いてあったので買っちゃいました。第一印象としては図が豊富で、「辞典」と言うよりも「読み物」って感じです。読んでみた感想などは、後日に分家ブログに載せようと思っています。
実は近々著者の円満字二郎氏にお会いできる機会があるので、その際に本書にサインしてもらおうと…。珍しいお名前なのでペンネームと思いきや、本名だそうです。

日本語学 2016年 07 月号 [雑誌]
クリエーター情報なし
明治書院