Where there's a will, there's a way.

Yukiの英語学習、読書記録、日常を書いたブログです。

「空気」と「世間」

2022-02-25 14:29:03 | 本-その他
図書館から借りた『「空気」と「世間」』を読了。
先日読んだ『「空気」を読んでも従わない』の大人版のような内容。重なる内容があったし、他の本の引用がやけに多かった印象でした。
「世間」よりはもう少しふわっと浮いている「空気」ってどこへ行ってもあると思います。特に中学時代は「世間」まで行かなくてもあることに従わなければ仲間外れにされるという「空気」はありました。職場でもそんな雰囲気のところもありました。
修学旅行や学年集会など、「連帯責任」を強要されそうになったけれど、それが全く理解できませんでした。もし違反などしたら張本人だけを裁けばいい話であって、関係ない人まで巻き込むのはどうも許せませんでした。
海外の方の「どうして日本人はベビーカーを押す親を手伝わないのか」という言い分にはちょっと意外でした。う~ん、もちろん手伝う人もいるでしょうが、多数派にとっては見知らぬ人は「世間の外」なのでしょうね。一見すると日本人は親切に思えますが、それは「世間内」だけの話なのでしょうか。家の周りでは捨てないでしょうに道ばたに平気でゴミを捨てる人がいるけれど、それも「世間」と関係しているのかもしれません。
「世間」と全く付き合わないのはほぼ不可避ですし、学校や職場以外にサークルや趣味の世界に入るなど、1つの「世間」だけに拘らないのがいいのでしょうか。




「空気」を読んでも従わない

2022-02-22 14:03:18 | 本-その他
『「空気」を読んでも従わない』を読了。
某本屋さんで本書が平積みになっていたのを見つけたのですが、買おうか迷った結果、その日は手ぶらで。後日ブックオフで本書を運良く見つけて購入に至りました。
「和」とか「絆」などの漢字が好きです。これまでの震災でも皆が助け合って生きてきたのには間違いありません。でも、それが極端になりすぎて、意見や見かけが違うだけで仲間外れにしたり、「同調圧力」を強いるのはおかしいです。
学生時代、私は同級生と「群れる」ことはあまりありませんでした。おそらく1人で行動するそんな私を変な目でみる人もいたことでしょう。短大時代でも1人でいることが多く、周りが友だち同士が座っている中で1人で選択授業を受けていましたね。今でも1人でカフェで食事や読書をしたり、博物館に行ったりしています。1人だと自由に行動できますし、かえって数人と一緒に行動する方が息苦しいと感じます。
1人だけ異なる行動を取ると周りを乱すと言いますが、違反だったり人に迷惑を掛けなければ個人の自由ですし、好きなことを思い切りやってもいい思います。


OPTION B

2022-02-16 14:06:44 | 本-その他
図書館から借りた『OPTION B』を読了。
著者の1人が『LEAN IN』を書いたシュリル・サンドバーグ氏というだけで借りた本書。「はじめに」を読んだ時に涙ばかりの悲しい話だけかと思っていましたが、実際はいろいろと励まされる1冊でした。特に「絶望のどん底にいても、希望をもち続けることはできる。(略)苦しみがいつか過ぎ去ることを知っていれば、気持ちが楽になります」という箇所が印象に残りました。
最愛の配偶者を亡くした著者。私も4歳の時に父親を亡くしましたが、その時は母も著者と同じくどん底だったことでしょう。私と妹と母1人で育て上げ、それはそれは大変だったかと思います。そんな母も今ではフラダンスなど多彩な趣味を持って、穏やかに暮らしています。
先日ブックオフで本書を見つけました。ここで買おうかそれともKindle版を買おうか迷った結果、その翌日買いに行きました。消費税込みで520円とはお買い得♪ まぁ、結局は他の本も3冊買ったので、ちょっぴり高く付きましたが…。精神的に苦しくなった時に何度も読み返したいので、ベッド脇にでも置いておきたいと思います。




デジタルで読む脳 X 紙の本で読む脳

2022-02-10 13:35:06 | 本-その他
図書館から借りた『デジタルで読む脳 X 紙の本で読む脳 』を読了。
300ページほどのまあまあのボリュームですし「何日もかかるかなぁ…?」なんて思っていましたが、読み出したら続きが気になって2日で読み終えてしまいました。
パソコン上の記事、私もたまに「斜め読み」してしまいます。「読む」というよりも寧ろ、「見る」の方が近いかもしれません。たいていこういう読み方をすると、頭に内容が残っていないことが多いです。
スマホやタブレットの電源を落として紙の本でじっくり読むというのは、現代では贅沢の1つなのかもしれません。紙の本で文字を追うだけでは内容を味わうことができない。その結果、スクリーン上でもゆっくり読めないのも当然です。集中力の欠けた子どもや大人が多いと聞きますが、読書によってそれが鍛えられるのではと思います。
意外にも本書ではKindleアプリのことは触れられていますが、Kindle専用端末について触れられていません。私の経験上、煩わしい通知のない専用端末であれば、紙の本のように集中して読めますけれどね。
後から読み返そうと気になる箇所を付箋で付けていったところ、8箇所にもなってしまいました。後で外して図書館に返すことを考えて、これでも控えめにしたつもりなのですが…。前に付箋を外し忘れたことがあり、図書館の職員さんからは「次回からは外してくださいね」と言われてしまったことがあります。