私が現在使っている英和辞典について書きたいと思います。英英辞典に関しては何度か取り上げましたが、英和辞典に関してはまだ書いたことがなかったかと思います。
『ジーニアス英和大辞典』
電子辞書に搭載されていて、最もよく使っています。
さすがジーニアス、大辞典では珍しく例文や語法解説がしっかり載っています。
この書籍版が発売されたとき買おうかと迷いました。しかし重量はあるしこの辞書1冊で机上が埋まってしまいそうだったので、結局は断念。今もっている電子辞書は、この辞書が入っていたから買ったようなものです。
『ジーニアス英和辞典(第3版)』
書籍版を使っています。
第2版を持っていたころこの辞書がはやっていて(今でも人気ですが)、学生時代は同じ辞書の人が多かったです。
例文は「大辞典」から引用したらしく、ほぼ変わりません。
ただし、時事英語には弱いようです。例えば"CEO"を引くと「社長」と出ていました。普通は「最高経営責任者」のはずです。さらに"chief executive officer"では「最高業務執行者」(「大辞典」では「最高経営責任者」)となっていました。いったいどうなっているのでしょうか…。
「ジーニアス」との「付き合い」はもう10年以上です。初めての英和辞典が「ジーニアス」でした。
最初に出会ったのは高校入学のとき。推薦辞書として学校で『フレッシュジーニアス英和辞典(第2版)』(現在は絶版、代わりに『プラクティカル ジーニアス英和辞典』というのが出ています)を買いました。そして短大に入学したときに「ジーニアス英和」第2版を購入、その後は現在に至ります。本屋さんでほかの辞書も見ましたが、やはり「ジーニアス」が使いやすいと思いました。
『リーダーズ英和辞典(第2版)』
電子辞書に搭載しているものを使っています。
地名や人名が多く収録されているので、洋書、特に古典・近代文学をよく読む人にはいいと思います。やや版が古いためか、コンピュータ用語など最新用語はそれほど多く載っていません。
文法解説や例文は少なめです。
『グランドコンサイス英和辞典』
書籍版を使っています。初めて買った大辞典。
コンパクトサイズながら36万項目収録。特にコンピュータ用語が豊富で、通信教育の英文和訳の添削課題を仕上げるのに役立っています。あの「英辞郎」に載っていない見出し語もありました。
「リーダーズ」と同様、文法解説や例文は少なめです。
字が小さく、派生語が引きにくいところが残念。
『リーダーズ・プラス』
電子辞書に搭載しているものを使っています。「ジーニアス」と「リーダーズ英和」で十分なこともあり、今のところ使う機会は少ないです。
「リーダーズ」の増補版として発売されました。
初版を元に出版されたため、第2版とは重なる部分があります。