Where there's a will, there's a way.

Yukiの英語学習、読書記録、日常を書いたブログです。

スマホ廃人

2017-04-29 14:56:55 | 本-その他
スマホ廃人 (文春新書)』を読了。
本書は偶々近くの本屋さんで見かけました。本当は別の本を買うつもりだったのが、結局本書を買うことに…。パラパラ捲ってみて、「まさに私が知りたかったこと」と思いました。
表紙からも想像できるでしょうが、本書はスマホとの付き合いについて書かれたもの。何故「スマホ中毒」になりやすいのかについて知りたかったので、興味津々に読みました。
乳幼児からスマホに接している子どもが意外と多いのにはびっくり。授乳や母子手帳、躾、絵本など、全てスマホで済んでしまうのは驚きですね。「スマホだとおもちゃ代にお金がかからない」「スマホがあると子どもがおとなしくなる」などという声があるようですが、親がスマホゲームやSNSに夢中になって「スマホネグレクト」になってしまう問題も。スマホを弄っていたら「構って」と邪魔をされ、つい子どもを叩いてしまったというケースもあるようです。
中高生のスマホ事情はもっと深刻です。LINEで返信しないと苛められるという話はよく聞きますが、他にもSNSで「いい子」を演じるとかスマホゲームで現実逃避するなど、今の子は楽ではありません。昔も苛め問題はありましたけれど、見た目だと分からないから余計に怖いですね。
意外だったのが、高齢者でも「スマホ中毒」があり得ること。最近では高齢者向けのアプリがあるようですし、ポイントが稼げるアンケートサイトもあります。60代の母も最近スマホを使ってLINEでやり取りしていますが、本書を読む限り他人事では思えなくなりました。
やはり、手軽さが故にスマホにハマってしまうんでしょうね。ゲームだって最初は「試しに」のつもりが、ついついのめり込んでしまう。ネットや動画を見ている間もメールやSNSの通知がどんどん来てしまうから、いつも間にか何時間もスマホとにらめっこ。スマホがなかった頃もパソコンによる「ネット中毒」があったけれど、当時は一部のヘビーユーザーでした。でも今はスマホに代わってより手軽になり、誰でも中毒になってしまう可能性も出てきました。
「スマホ中毒」の可能性を知りつつ、スマホを持たないわけにもいきません。スマホとどうやって上手く付き合っていけばよいか、難しい課題です。

スマホ廃人 (文春新書)
クリエーター情報なし
文藝春秋