山名:白鬚岳~池木屋山~山ノ神の頭~日出ヶ岳
山行目的:破線ルートを縦走する
山行日:2013年5月3日(金・祝)~5日(日)
天気:3日くもり時々晴れ、一時雨 4日晴れ一時雨 5日晴れ
山行者:単独です
CT:
3日 自宅3:50=桑名東IC=針IC=東谷出合7:53/8:10…白鬚岳10:47…
大鯛山11:25…高尾山11:50…登尾12:52…戸倉山13:32…高塚山13:52…
赤クラ山15:37…池木屋山北西のテント適地16:35(テント泊)
4日 テント場5:28…池木屋山5:36…弥次平峰7:13…馬ノ鞍峰9:13…
池地越11:13…山ノ神の頭11:51…湯谷ノ頭12:30…父ヶ谷の頭14:29…
杉又高北のテント適地16:30(テント泊)
5日 テント場5:18…振子辻5:46…水引サコ南の水場6:48…添谷山7:24…
大台辻8:25…金明水9:21…川上辻10:30…日出ヶ岳11:22…
大台ケ原バス停12:30/14:30=不動窟バス停15:39…東谷出合16:26/16:34=
針IC=亀山IC=(一般道)=四日市IC=桑名東IC=自宅20:40
≪3日≫
東谷出合からまず白鬚岳へ。
始め林道ですが山道へと変わり沢伝いに登ります。
倒木が多く大きなザック背負っては歩きにくいと感じました。
滝のある所から尾根道へ、結構な急登で息が切れます。
神ノ谷から上がってきた尾根道と合流、まずは小白鬚へ。
超急登を登ります。ロープが掛かっていて手も使って登ります。
小白鬚からは一旦下り、
一寸怖い痩せ尾とナイフリッジモドキを超えるとさらに超急登、
(山頂手前小ピークから白鬚岳望む。)
小ピークを越え最後の超急登をやり過ごすと山頂に到着。
北から西に掛けて展望が広がりついこの間登った弥山、八経ヶ岳も良く見える。
山頂には御影石で出来た立派な標柱があり山名と
○○先生1500山目とある。他にも何やら4面書き込まれていた。
登山口で出会った男性3名が追いついて来ていた。
こちらは重装備、いつもより歩が遅いのは荷の重さのせい?仕事疲れのせい?
白鬚岳までは一般登山道であったがここからは破線ルートとなる。
進むべき方へ足を踏み入れると道が全くなくなった。
踏み跡も確認できないくらいで、さすが破線ルート?
しかし迷わないくらいに付けてあるテープが救いである。
基本的に尾根道、名のあるピーク、無名のピークが
数えきれないくらい続く…は言い過ぎか?
登尾の東までは北へ進む、途中鹿柵が設けられていたり、
太めのワイヤーが置いてあったり、戸倉山南西の山肌に
造林小屋らしき建物を見つけたりして林業が盛んなのかなと思う。
登尾は尾根道からは少し外れた所にある。
展望はあまり期待できないが幾つか手作り標識が付けられていた。
登尾東ピークから戸倉山辺りまでは稜線上は
ハゲ頭で枯れ木や土がむき出しのところが目立つ。
高塚辺りからは自然林がみられ良い尾根歩きができる。
1221ピークの南側と赤クラ山西側には草原が広がっている所があり、
遠目には寝っ転がって昼寝したりテントを張ってみたくなるような感じだが、
鹿の糞がイッパイで遠くから見るのと近くから見るのとはえらい違いである。
草原から一頑張りの急登で赤クラ山、
ここで高見山から日出ヶ岳まで続いている縦走路と合流する。
白鬚岳からの踏み跡さえ解りにくい道であったが、
ここからは踏み跡がしっかりわかる道となった。
メインの縦走路であろうから白鬚岳からの道よりも
より多くの人が歩き踏み跡が付いているのであろう。
池木屋山までは1時間程、テント適地を探しながら最後のひと頑張り。
いくらGWといえこんなところでテント泊してる人は
おらんやろー(←失礼!)と思っていたら2張り発見、
離れたところだが平らないいところに張っていた。
僕はというと池木屋山の池の近く、
稜線から1段西側へ下りた台地状の所に張る事が出来た。
下は乾いたフカフカ落ち葉、風の影響もあまりなく
(夜中轟々風が吹いていたがテントには影響なく、
稜線から風下に一段下がった所だったのが良かったようだ。)
良いテント適地を見つける事が出来た。
テントを設営していたら向こう側から来た男性一名が近くにテントを張った。
確認しているだけで自分を含め付近に4張り、思ってたより人が歩いているようだ。
≪4日≫
とても天気のいい朝を迎えた。
テントは結露して濡れている所もあるが、全体的には乾いている方。
余り濡れてないテントを片づけるのは精神的に楽である。
稜線に上がると雲の切れ目から朝日が覗いている。
今日もいい天気になりそうだ。
前回、高滝コースで登り詰めた池木屋山。
あの時は悪天候で何にも見えずだったが、今回は眺望にすぐれていた。
弥次平峰辺りまではまだ葉も付けていない広葉樹林で明るいが、
灌木が密で生えており藪漕ぎ状態の所があった。
馬ノ鞍峰手前あたりから痩せ尾根のキツイ登り降りがある箇所が多くなる。
池地越から東の谷へ5分程下ったところで沢の水を汲み水筒を満タンに。
朝出発した時には軽くなっていたザックは再び重みを増した。
山ノ神ノ頭から湯谷ノ頭辺りは痩せ尾根の岩稜でスリルを感じるような所もあった。
全体を通してみるとここが核心だったかもしれない。
湯谷ノ頭は荒れていて、上手くルートを取れなかったため、
最後はショッパイ登りとなった。
大きなザックを背負い崩れやすいところを三点支持で…二度と御免だ。
父ヶ谷の高からくだる最中前方から男性が一名やってきた。
挨拶をし話をすると、相手は日出ヶ岳へ向かっている最中という。
話がかみ合わず、GPSと地図で確認したら相手は
杉又高あたりでどうやら道を誤ったらしい。
どうも納得いかないという感じだったが、
この日は自分と同じ杉又高手前のコルでテント泊した。
この日のテント適地は風の通り道だったようで夜中轟々とテントが鳴った。
おまけにチョット傾いた所に張ってしまったらしく寝心地が悪かった。
≪5日≫
この日もとてもいい天気に恵まれた。
3、4日とも昼前に黒い雲に覆われひと雨降られたので、
今日もどうせ同じような天気だろうと思ったが、一日好天は続き、
山の神様に感謝したい気持ちになった。
前日お会いした男性より先に出発した。
テント場からは逆“コ”の字にルートが折れ曲がっている。
鬱蒼として薄暗くどちらへ向かって歩いているのかよく解らなくなる。
振子辻の先のピークから下り尾根の途中から右折するのだが、
間違えて引き込まれそうになった。
テープが突然消えて無くなりGPSで確認して気付いた。
水引サコから下り立ったコルの東には
渓流があり地池越より楽に水が確保できた。
添谷山へは一頑張り、ここまでくれば大台ヶ原も間近に望む事ができる。
添谷山で大台ケ原から筏場道を通って来た男性と出会った。
筏場道は自然災害で通行止めとなっている登山道で、
計画ではコブシ峠から尾根に上がり
三津河落山を経由して川上辻へ下りると決めていた。
話を聞くと倒木、決壊している場所はあるが補修されているらしく、
危ない所もあるが三点支持で行けるとのこと。
前日お会いした男性も同じ様なこと言っていたのを思い出し、
計画を急遽変更し筏場道を通る事にした。
しかし筏場道は公上通行止め、何かあったら…後ろめたい気持ちもあった。
添谷山から次のピーク辺りまではなだらかな地形でいい感じだった。
いい感じの景色に見とれて進んでいたらまたもや支尾根引き込まれそうに…。
大台辻には筏場道通行止めの看板&ロープ、
ここからは自己責任…20歳になったら基本的に自己責任ですが。
ここからは西谷林道へ下りる道もあるようだ。
最初は遊歩道かと思うような広い道、
GPSの破線ルートを頼りに歩いていたらいつの間にか道を外れてしまった。
GPS上では破線上を歩いているのだが付近には目印もナシ。
沢を渡り、地図通り涸れ沢を登っていたらコブシ峠手前で広い道に出た。
広い道は僕が使ったルートより西側から大きく巻いて上がって来ていた。
いったいどこで間違ったのか…。
広い道はコブシ峠の先の金明水までで、そこからはグッと細くなる。
倒木、決壊箇所多し。
決壊箇所は殆どロープが掛けられているが、取り敢えず付けた感じで頼り無い。
足元は片足一本分の幅しか無い所が多く、足元が崩れたら一巻の終わりだ。
そんな危険な所が多々ありながら、
まだ比較的最近作られたような丈夫な橋が掛かっている様な所もあった。
なんとか通行できるようになってはいるが、通行止めは解除されないまま。
これは登山道を補修する者が補修個所へ
なんとか通行できるようにしただけなのかもしれない。
横着して筏場道を通行し、辺り一面笹野原のとことに出るとそこが川上辻だった。
脇をドライブウエイが通りバスや車が走って行った。
川上辻にも通行止めの立て看板がありロープが張られていた。
ここから車道を20分程歩くと観光地“大台ケ原“に着く。
広い駐車場は満車状態で、
ドライブウエイには溢れた車が両脇のわずかなスペースに駐車している。
駐車場からとてもよく整備された遊歩道を30分程歩くと日出ヶ岳山頂。
頂上は観光客や山ガール山ボーイで溢れかえっていた。
この日も昼前には天気が崩れるかな?
と思っていたが予想は外れ晴天を保ったまま。
ここまで歩いてきた山々や大峰山脈、太平洋を望む事が出来た。
(大峰望む。)
大台ケ原は尾鷲や屋久島を超えて年間降雨量がダントツで多いそうだ。
それなのに縦走最終日によく晴れて…神様の贈り物だと本当に思った。
駐車場まで下りて来て、バス停近くの空き地に腰を下ろして
バスが発車するまでの2時間ボーっとした。
山へ来て、天気もいいのにすることも無くただ2時間ボーっとする。
こんなの久しぶりだ、こういう時間の使い方も贅沢というのかもしれない。
2時間待ってバスに乗り込み1地時間程揺られ不動窟バス停へ。
さ
らに50分程歩いて、東谷出合まで戻ってきた。
ぐるーっと一周3日間、天気に恵まれ、
小ピークの登ったり下ったりには正直勘弁して~って気持ちだったけど、
こうやって終わってみると不思議、
なんという充実感、そして又計画し何処かへ行きたくなっちゃうんだなこれが。
予定していた日帰り温泉は着いてみると意外に早い程の営業終了。
どうせ帰ったら夜で風呂入るんだしと、ベタベタで臭いまんまで岐路についた。
やっぱりGW後半、高速道路は所々渋滞していた。
一般道も使いうまく4時間程で帰ってこられた。
家に帰って一番に思う、家も寝床もやっぱり居心地は一番だ。
山行目的:破線ルートを縦走する
山行日:2013年5月3日(金・祝)~5日(日)
天気:3日くもり時々晴れ、一時雨 4日晴れ一時雨 5日晴れ
山行者:単独です
CT:
3日 自宅3:50=桑名東IC=針IC=東谷出合7:53/8:10…白鬚岳10:47…
大鯛山11:25…高尾山11:50…登尾12:52…戸倉山13:32…高塚山13:52…
赤クラ山15:37…池木屋山北西のテント適地16:35(テント泊)
4日 テント場5:28…池木屋山5:36…弥次平峰7:13…馬ノ鞍峰9:13…
池地越11:13…山ノ神の頭11:51…湯谷ノ頭12:30…父ヶ谷の頭14:29…
杉又高北のテント適地16:30(テント泊)
5日 テント場5:18…振子辻5:46…水引サコ南の水場6:48…添谷山7:24…
大台辻8:25…金明水9:21…川上辻10:30…日出ヶ岳11:22…
大台ケ原バス停12:30/14:30=不動窟バス停15:39…東谷出合16:26/16:34=
針IC=亀山IC=(一般道)=四日市IC=桑名東IC=自宅20:40
≪3日≫
東谷出合からまず白鬚岳へ。
始め林道ですが山道へと変わり沢伝いに登ります。
倒木が多く大きなザック背負っては歩きにくいと感じました。
滝のある所から尾根道へ、結構な急登で息が切れます。
神ノ谷から上がってきた尾根道と合流、まずは小白鬚へ。
超急登を登ります。ロープが掛かっていて手も使って登ります。
小白鬚からは一旦下り、
一寸怖い痩せ尾とナイフリッジモドキを超えるとさらに超急登、
(山頂手前小ピークから白鬚岳望む。)
小ピークを越え最後の超急登をやり過ごすと山頂に到着。
北から西に掛けて展望が広がりついこの間登った弥山、八経ヶ岳も良く見える。
山頂には御影石で出来た立派な標柱があり山名と
○○先生1500山目とある。他にも何やら4面書き込まれていた。
登山口で出会った男性3名が追いついて来ていた。
こちらは重装備、いつもより歩が遅いのは荷の重さのせい?仕事疲れのせい?
白鬚岳までは一般登山道であったがここからは破線ルートとなる。
進むべき方へ足を踏み入れると道が全くなくなった。
踏み跡も確認できないくらいで、さすが破線ルート?
しかし迷わないくらいに付けてあるテープが救いである。
基本的に尾根道、名のあるピーク、無名のピークが
数えきれないくらい続く…は言い過ぎか?
登尾の東までは北へ進む、途中鹿柵が設けられていたり、
太めのワイヤーが置いてあったり、戸倉山南西の山肌に
造林小屋らしき建物を見つけたりして林業が盛んなのかなと思う。
登尾は尾根道からは少し外れた所にある。
展望はあまり期待できないが幾つか手作り標識が付けられていた。
登尾東ピークから戸倉山辺りまでは稜線上は
ハゲ頭で枯れ木や土がむき出しのところが目立つ。
高塚辺りからは自然林がみられ良い尾根歩きができる。
1221ピークの南側と赤クラ山西側には草原が広がっている所があり、
遠目には寝っ転がって昼寝したりテントを張ってみたくなるような感じだが、
鹿の糞がイッパイで遠くから見るのと近くから見るのとはえらい違いである。
草原から一頑張りの急登で赤クラ山、
ここで高見山から日出ヶ岳まで続いている縦走路と合流する。
白鬚岳からの踏み跡さえ解りにくい道であったが、
ここからは踏み跡がしっかりわかる道となった。
メインの縦走路であろうから白鬚岳からの道よりも
より多くの人が歩き踏み跡が付いているのであろう。
池木屋山までは1時間程、テント適地を探しながら最後のひと頑張り。
いくらGWといえこんなところでテント泊してる人は
おらんやろー(←失礼!)と思っていたら2張り発見、
離れたところだが平らないいところに張っていた。
僕はというと池木屋山の池の近く、
稜線から1段西側へ下りた台地状の所に張る事が出来た。
下は乾いたフカフカ落ち葉、風の影響もあまりなく
(夜中轟々風が吹いていたがテントには影響なく、
稜線から風下に一段下がった所だったのが良かったようだ。)
良いテント適地を見つける事が出来た。
テントを設営していたら向こう側から来た男性一名が近くにテントを張った。
確認しているだけで自分を含め付近に4張り、思ってたより人が歩いているようだ。
≪4日≫
とても天気のいい朝を迎えた。
テントは結露して濡れている所もあるが、全体的には乾いている方。
余り濡れてないテントを片づけるのは精神的に楽である。
稜線に上がると雲の切れ目から朝日が覗いている。
今日もいい天気になりそうだ。
前回、高滝コースで登り詰めた池木屋山。
あの時は悪天候で何にも見えずだったが、今回は眺望にすぐれていた。
弥次平峰辺りまではまだ葉も付けていない広葉樹林で明るいが、
灌木が密で生えており藪漕ぎ状態の所があった。
馬ノ鞍峰手前あたりから痩せ尾根のキツイ登り降りがある箇所が多くなる。
池地越から東の谷へ5分程下ったところで沢の水を汲み水筒を満タンに。
朝出発した時には軽くなっていたザックは再び重みを増した。
山ノ神ノ頭から湯谷ノ頭辺りは痩せ尾根の岩稜でスリルを感じるような所もあった。
全体を通してみるとここが核心だったかもしれない。
湯谷ノ頭は荒れていて、上手くルートを取れなかったため、
最後はショッパイ登りとなった。
大きなザックを背負い崩れやすいところを三点支持で…二度と御免だ。
父ヶ谷の高からくだる最中前方から男性が一名やってきた。
挨拶をし話をすると、相手は日出ヶ岳へ向かっている最中という。
話がかみ合わず、GPSと地図で確認したら相手は
杉又高あたりでどうやら道を誤ったらしい。
どうも納得いかないという感じだったが、
この日は自分と同じ杉又高手前のコルでテント泊した。
この日のテント適地は風の通り道だったようで夜中轟々とテントが鳴った。
おまけにチョット傾いた所に張ってしまったらしく寝心地が悪かった。
≪5日≫
この日もとてもいい天気に恵まれた。
3、4日とも昼前に黒い雲に覆われひと雨降られたので、
今日もどうせ同じような天気だろうと思ったが、一日好天は続き、
山の神様に感謝したい気持ちになった。
前日お会いした男性より先に出発した。
テント場からは逆“コ”の字にルートが折れ曲がっている。
鬱蒼として薄暗くどちらへ向かって歩いているのかよく解らなくなる。
振子辻の先のピークから下り尾根の途中から右折するのだが、
間違えて引き込まれそうになった。
テープが突然消えて無くなりGPSで確認して気付いた。
水引サコから下り立ったコルの東には
渓流があり地池越より楽に水が確保できた。
添谷山へは一頑張り、ここまでくれば大台ヶ原も間近に望む事ができる。
添谷山で大台ケ原から筏場道を通って来た男性と出会った。
筏場道は自然災害で通行止めとなっている登山道で、
計画ではコブシ峠から尾根に上がり
三津河落山を経由して川上辻へ下りると決めていた。
話を聞くと倒木、決壊している場所はあるが補修されているらしく、
危ない所もあるが三点支持で行けるとのこと。
前日お会いした男性も同じ様なこと言っていたのを思い出し、
計画を急遽変更し筏場道を通る事にした。
しかし筏場道は公上通行止め、何かあったら…後ろめたい気持ちもあった。
添谷山から次のピーク辺りまではなだらかな地形でいい感じだった。
いい感じの景色に見とれて進んでいたらまたもや支尾根引き込まれそうに…。
大台辻には筏場道通行止めの看板&ロープ、
ここからは自己責任…20歳になったら基本的に自己責任ですが。
ここからは西谷林道へ下りる道もあるようだ。
最初は遊歩道かと思うような広い道、
GPSの破線ルートを頼りに歩いていたらいつの間にか道を外れてしまった。
GPS上では破線上を歩いているのだが付近には目印もナシ。
沢を渡り、地図通り涸れ沢を登っていたらコブシ峠手前で広い道に出た。
広い道は僕が使ったルートより西側から大きく巻いて上がって来ていた。
いったいどこで間違ったのか…。
広い道はコブシ峠の先の金明水までで、そこからはグッと細くなる。
倒木、決壊箇所多し。
決壊箇所は殆どロープが掛けられているが、取り敢えず付けた感じで頼り無い。
足元は片足一本分の幅しか無い所が多く、足元が崩れたら一巻の終わりだ。
そんな危険な所が多々ありながら、
まだ比較的最近作られたような丈夫な橋が掛かっている様な所もあった。
なんとか通行できるようになってはいるが、通行止めは解除されないまま。
これは登山道を補修する者が補修個所へ
なんとか通行できるようにしただけなのかもしれない。
横着して筏場道を通行し、辺り一面笹野原のとことに出るとそこが川上辻だった。
脇をドライブウエイが通りバスや車が走って行った。
川上辻にも通行止めの立て看板がありロープが張られていた。
ここから車道を20分程歩くと観光地“大台ケ原“に着く。
広い駐車場は満車状態で、
ドライブウエイには溢れた車が両脇のわずかなスペースに駐車している。
駐車場からとてもよく整備された遊歩道を30分程歩くと日出ヶ岳山頂。
頂上は観光客や山ガール山ボーイで溢れかえっていた。
この日も昼前には天気が崩れるかな?
と思っていたが予想は外れ晴天を保ったまま。
ここまで歩いてきた山々や大峰山脈、太平洋を望む事が出来た。
(大峰望む。)
大台ケ原は尾鷲や屋久島を超えて年間降雨量がダントツで多いそうだ。
それなのに縦走最終日によく晴れて…神様の贈り物だと本当に思った。
駐車場まで下りて来て、バス停近くの空き地に腰を下ろして
バスが発車するまでの2時間ボーっとした。
山へ来て、天気もいいのにすることも無くただ2時間ボーっとする。
こんなの久しぶりだ、こういう時間の使い方も贅沢というのかもしれない。
2時間待ってバスに乗り込み1地時間程揺られ不動窟バス停へ。
さ
らに50分程歩いて、東谷出合まで戻ってきた。
ぐるーっと一周3日間、天気に恵まれ、
小ピークの登ったり下ったりには正直勘弁して~って気持ちだったけど、
こうやって終わってみると不思議、
なんという充実感、そして又計画し何処かへ行きたくなっちゃうんだなこれが。
予定していた日帰り温泉は着いてみると意外に早い程の営業終了。
どうせ帰ったら夜で風呂入るんだしと、ベタベタで臭いまんまで岐路についた。
やっぱりGW後半、高速道路は所々渋滞していた。
一般道も使いうまく4時間程で帰ってこられた。
家に帰って一番に思う、家も寝床もやっぱり居心地は一番だ。
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