私は東京郊外の調布市に住む年金生活の66歳の身であるが、
先ほど、ネットでニュースを見ようと【YAHOO! JAPAN】を開き、
《 喫煙商戦、吸える場所アピール 》
という見出しがあり、愛煙家の私は、何よりの朗報かしら、と思いながらクリックした。
《 禁煙“一服”、今度は喫煙商戦 コンビニが場所提供、マップも 》
と題された記事がでて、
産経新聞から配信された記事て解かり、精読した。
産経新聞の道丸摩耶・記者の綴られた記事であり、無断ながら、この記事を転載させて頂く。
《・・
禁煙“一服”、今度は喫煙商戦 コンビニが場所提供、マップも
値上げや全面禁煙の広がりで喫煙をやめる人を当て込んだ“禁煙商戦”が落ち着いた昨今、
今度は喫煙者を取り込もうという“喫煙商戦”が盛り上がりを見せている。
東京都港区のコンビニエンスストア「生活彩家 赤坂店」は、
店内の3分の1を「喫煙室」が占める。2年半ほど前、店舗を改装した際に新設したという。
「出入り口に灰皿を置くと、路上喫煙を助長することになりかねない。
だが、たばこもコンビニの売り上げの一部。
実験的に店内に部屋を設けた」
と、店舗を展開する「ポプラ」(広島市)経営企画室の桂木猛史さんは説明する。
店の周辺は、昼時は禁煙という飲食店が多い。
そのため、昼食を食べた後に同店で飲料などを購入し、室内で一服して帰る客が多いという。
もちろん、たばこを吸わない客が飲食できる場所もあり、店内では完全分煙が実現している。
「喫煙室が認知されるようになってから、来店客が増えた」と桂木さん。
同社は、都心部の他の小規模店舗でも喫煙室設置を検討している。
路上喫煙が難しい都心では、同店のような「吸える場所」を探すのが一苦労。
こうした声に応えて都内の喫煙場所をまとめたのが、
ヘビースモーカーの編集者が担当した「東京喫煙所マップ」だ。
発行元のPHP研究所(東京都千代田区)は
「たばこを吸う人のみという、狭い読者層を対象とする中、
昨年12月に出した初版1万9千部はまずまずの売れ行き」という。
同様に「喫煙スペース」を検索できるスマートフォンのアプリもある。
喫煙可能をウリにする喫茶店や飲食店も出てきた。
たばこメーカー「フィリップモリスジャパン」(同)によると、
都心部や昨年4月に「受動喫煙防止条例」が施行された神奈川県などで、
入り口に「禁煙」「分煙」「喫煙可」などのステッカーを掲げる飲食店が増えているという。
同社は「入店前に“煙”の状況が分かれば、喫煙者も非喫煙者も我慢しなくてすむ」
と、こうした動きを歓迎する。
「喫煙OK」という条件で店が検索できる飲食店検索サイトも現れた。
財務省の統計によると、値上げ以来、減少となっていたたばこ税収は回復傾向。
喫煙商戦は今後も続きそうだ。
産経新聞 2月28日(月)7時56分配信
・・》
注)記事の原文にあえて改行を多くした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110228-00000114-san-bus_all
☆【YAHOO! JAPAN】<==
【産経新聞】《禁煙“一服”、今度は喫煙商戦 コンビニが場所提供、マップも》☆
私は1963(昭和38)年の春に大学に入学し、
ワンダーフォーゲル部の夏季の合宿以来、煙草をこよなく愛して、
48年は過ぎている愛煙家のひとりである。
私は定年後、身過ぎ世過ぎの年金生活で、現役のサラリーマン時代と違って、圧倒的に在宅が多いので、
煙草の喫煙は、こっそりと蛍族に入門して、
テラス、玄関の軒下などで、樹木を眺めたりしながら喫ったりしている。
そして、外出の時は、携帯の灰皿を持ち、指定されている喫煙場所で喫ったりしている。
或いは、遊歩道のベンチなどで喫う場合は、
人さまから少なくとも10メートル以上の離れた場所としている。
こうした中で、何よりも私が険悪するのは、路上に煙草の吸殻を見つけた時、
どなたか解からないが・・煙草を喫う資格がないょ・・
と心の中で怒りと悲しみをまじえて、やむえず私は持参している携帯の灰皿にしまうことも多い。
そして、ときおり国内旅行などで、東京駅などを利用する時、
喫煙場所に困り、新幹線の待合室から、わざわざプラットホームにある喫煙室に通ったりするが、
私と同じような思いの愛煙家の人で、狭い喫煙室は殆ど満室に近い・・。
私は片隅で何とか煙草を喫ったりす時、ときには世界は20数年前の頃は、
先進国の欧米の人たちの日常生活に於いて、確かに数多くの人々が愛煙していたはずであった、
と私は当時の映画のシーンを思い浮かべながら、微苦笑している。
そして、ときたま私は、世界の多くの人たちが急激に『禁煙』の風潮となったことを思い馳せることもある。
確か私の現役のサラリーマン時代で、たまたま会社が主催した『台湾 社内旅行』に行ったのは、
1993(平成5)年の秋であった。
そして羽田空港から台北空港の往復路の時は、
航空機の離着陸した後の水平飛行になると、
煙草を喫っても良い、とアナウンスされて、私は煙草を喫ったりしたひとりであった。
その後、1998(平成10)年の春に於いても、
会社が主催した『ハワイ 社内旅行』に行ったのであるが、一部の航空会社を除き、
やはり機内で喫煙可能となったりしていた。
私の場合は、日本航空の航空機であったが、たまたま私が煙草を取り出すと、
付近にいたアシスタントの客室乗務員の女性が、灰皿を持ちながら、片膝を床に着くように私に差しだして、
私は恐縮しながら灰皿を受け取ったりしていた。
昨年の初夏に、偶然に本屋で、『愛煙家通信 No.1』と題された単行本を見かけて、
購読したが、
この本には、喫煙の効果、そして禁煙の風潮はどのように発想されたか、
と明記されていたので、私は驚いたり、ため息を重ねたりして、精読したひとりであった。
この時の私の思いは、このサイトに於いて、
【 喫煙文化研究会・編集の『愛煙家通信 No.1』、時代のうつろいを学び・・。 】
と題して、昨年の2010年7月5日に投稿しているが、あえて再掲載をする。
【・・
私は愛煙家のひとりとして、あるサイトに2005(平成17)年の頃、
【 煙草は日本の文化のひとつである 】と題し、
昨今の嫌煙ブームの風潮に憂い、ブログのサイトで綴ったりした身でもある。
この程度のことは、この本の特集のひとつで、
《喫煙は日本の文化だ》と題され、数多くの著名人が綴られていたが、
私なりに学んだが、何よりも驚嘆したのは、
評論家の井尻千男(いじり・かずお)・著の『集団が生き残るための知恵』の寄稿文であった。
この中で氏は、宮澤政権の当時、
宮澤総理の辞令を受けて厚生省の審議委員になり、
毎月一回、禁煙派の医学関係者と論戦をたたかわせた、と述べられていた・・。
《・・
このときの同士は医事評論家の水野肇氏だった。
氏は当時人口に膾炙(かいしゃ)するようになったアルツハイマー病患者が
非喫煙者に多いという統計を挙げて、
自分は脳を病んで人さまに迷惑をかけて死ぬより、
肺ガンで死ぬことを選ぶと勇ましく宣言した。
(略)
その審議会で面白かったのは、
初回こそ10人ほどいた禁煙派が厳しい口調で愛煙家を非難したが、
毎回同じ非難をすることの愚を悟ったのか、
次第に愛煙家の弁に耳を傾けるようになった。
水野委員はもっぱら、
痴呆症になって人さまに迷惑をかけながら、
そのことすら認識できず一日でも長く永生きようとするのか
(タバコの煙の中のなんとかという成分がアルツハイマー病に予防効果のあることを繰り返し)、
それとも肺ガンになっても最期まで明瞭な意識をもって生(せい)をまっとうしょうとするのか。
要は死生観の問題であり、徒(いたずら)に永生きすること自体に意味があるわけではない、
と毎回熱弁をふるった。
・・》
注)原文にあえて改行を多くした。
この後、井尻千男氏は、
《・・
今日のように禁煙派の差配する文明は、
清潔だけを大事にする衰弱せる文明だと批判しつづけた。
(略)
私は一人でも多くの人に聞いてほしいから審議会の議論を公表してくれと
厚生省側に申し入れたが拒否された。
委員の身を守る(当然愛煙家の命)ためという理由だった。
・・》
私はこうした審議会の禁煙派、喫煙派の真摯な諸兄の討議内容を封印したのは、
時の厚生省が喫煙の風潮を更に増長させた諸因のひとつと確信したのである。
そして禁煙の風潮のはじまりをこの本から、学んだのである。
解剖学者の養老孟司、劇作家の山崎正和の両氏に寄る対談、
『変な国・日本の禁煙原理主義』と題され、初出は『文藝春秋』2007年10月号である。
《・・
山崎正和氏の発言
ベトナム戦争の後、アメリカをまとめていた愛国心やピューリタン的な道徳が根本から揺らぎ、
社会秩序も変った。
同性愛も妊娠中絶も、キリスト教以外の信仰も認めなければならない。
そのことに対して、皆、喉に何か引っかかったままだった。
そこで、誰もが一致して反対できる都合のよい”敵”を探し始めたのです。
あの当時、選択肢は二つありました。
たばこかエイズか。
ちょうどエイズが広まった時期でもありました。
しかし、結局はたばこが選択されました。
なぜなら当時エイズの原因とされていた同性愛を好むのは、
ハリウッドスターとか芸術家とか社会の上流層だけれども、
たばこを吸うのは社会の中流以下が多かったからです。
アメリカ人が大麻に寛容なのもまったく同じ理由です。
・・》
注)原文にあえて改行を多くした。
こうした禁煙の始まりがアメリカで発生し、何かとアメリカの属国の日本に飛び火し、
厚生省の音頭で学界の一部の論を拡大させ、日本の禁煙風潮をあおり、
終局的には世界保健機関の採択した『たばこ規制に関する枠組条約』に基づき、
2004年に日本の国会で可決され、
決定的な嫌煙ブームとなったと私は思いめぐらしたりした。
しかし、大麻、エイズの原因とされる同性愛などは険悪する私は、
ひと様の前では煙草を避けて、玄関の軒下、テラスなどで紫煙を楽しんでいる・・。
そして、あと何年か生きられるか判らないが、痴呆症だけは勘弁してほしいと思ったりしている。
・・】
このように投稿していたが、さきほど私は読み返して、苦笑したしたのである。
そして、このニュース記事に於いて、
《・・路上喫煙が難しい都心では、・・こうした声に応えて都内の喫煙場所をまとめたのが、
ヘビースモーカーの編集者が担当した「東京喫煙所マップ」だ・・》
と読みながら、
私は都心に出かける時は、「東京喫煙所マップ」のチエックは必須、と思ったりしている。
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と題された記事がでて、
産経新聞から配信された記事て解かり、精読した。
産経新聞の道丸摩耶・記者の綴られた記事であり、無断ながら、この記事を転載させて頂く。
《・・
禁煙“一服”、今度は喫煙商戦 コンビニが場所提供、マップも
値上げや全面禁煙の広がりで喫煙をやめる人を当て込んだ“禁煙商戦”が落ち着いた昨今、
今度は喫煙者を取り込もうという“喫煙商戦”が盛り上がりを見せている。
東京都港区のコンビニエンスストア「生活彩家 赤坂店」は、
店内の3分の1を「喫煙室」が占める。2年半ほど前、店舗を改装した際に新設したという。
「出入り口に灰皿を置くと、路上喫煙を助長することになりかねない。
だが、たばこもコンビニの売り上げの一部。
実験的に店内に部屋を設けた」
と、店舗を展開する「ポプラ」(広島市)経営企画室の桂木猛史さんは説明する。
店の周辺は、昼時は禁煙という飲食店が多い。
そのため、昼食を食べた後に同店で飲料などを購入し、室内で一服して帰る客が多いという。
もちろん、たばこを吸わない客が飲食できる場所もあり、店内では完全分煙が実現している。
「喫煙室が認知されるようになってから、来店客が増えた」と桂木さん。
同社は、都心部の他の小規模店舗でも喫煙室設置を検討している。
路上喫煙が難しい都心では、同店のような「吸える場所」を探すのが一苦労。
こうした声に応えて都内の喫煙場所をまとめたのが、
ヘビースモーカーの編集者が担当した「東京喫煙所マップ」だ。
発行元のPHP研究所(東京都千代田区)は
「たばこを吸う人のみという、狭い読者層を対象とする中、
昨年12月に出した初版1万9千部はまずまずの売れ行き」という。
同様に「喫煙スペース」を検索できるスマートフォンのアプリもある。
喫煙可能をウリにする喫茶店や飲食店も出てきた。
たばこメーカー「フィリップモリスジャパン」(同)によると、
都心部や昨年4月に「受動喫煙防止条例」が施行された神奈川県などで、
入り口に「禁煙」「分煙」「喫煙可」などのステッカーを掲げる飲食店が増えているという。
同社は「入店前に“煙”の状況が分かれば、喫煙者も非喫煙者も我慢しなくてすむ」
と、こうした動きを歓迎する。
「喫煙OK」という条件で店が検索できる飲食店検索サイトも現れた。
財務省の統計によると、値上げ以来、減少となっていたたばこ税収は回復傾向。
喫煙商戦は今後も続きそうだ。
産経新聞 2月28日(月)7時56分配信
・・》
注)記事の原文にあえて改行を多くした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110228-00000114-san-bus_all
☆【YAHOO! JAPAN】<==
【産経新聞】《禁煙“一服”、今度は喫煙商戦 コンビニが場所提供、マップも》☆
私は1963(昭和38)年の春に大学に入学し、
ワンダーフォーゲル部の夏季の合宿以来、煙草をこよなく愛して、
48年は過ぎている愛煙家のひとりである。
私は定年後、身過ぎ世過ぎの年金生活で、現役のサラリーマン時代と違って、圧倒的に在宅が多いので、
煙草の喫煙は、こっそりと蛍族に入門して、
テラス、玄関の軒下などで、樹木を眺めたりしながら喫ったりしている。
そして、外出の時は、携帯の灰皿を持ち、指定されている喫煙場所で喫ったりしている。
或いは、遊歩道のベンチなどで喫う場合は、
人さまから少なくとも10メートル以上の離れた場所としている。
こうした中で、何よりも私が険悪するのは、路上に煙草の吸殻を見つけた時、
どなたか解からないが・・煙草を喫う資格がないょ・・
と心の中で怒りと悲しみをまじえて、やむえず私は持参している携帯の灰皿にしまうことも多い。
そして、ときおり国内旅行などで、東京駅などを利用する時、
喫煙場所に困り、新幹線の待合室から、わざわざプラットホームにある喫煙室に通ったりするが、
私と同じような思いの愛煙家の人で、狭い喫煙室は殆ど満室に近い・・。
私は片隅で何とか煙草を喫ったりす時、ときには世界は20数年前の頃は、
先進国の欧米の人たちの日常生活に於いて、確かに数多くの人々が愛煙していたはずであった、
と私は当時の映画のシーンを思い浮かべながら、微苦笑している。
そして、ときたま私は、世界の多くの人たちが急激に『禁煙』の風潮となったことを思い馳せることもある。
確か私の現役のサラリーマン時代で、たまたま会社が主催した『台湾 社内旅行』に行ったのは、
1993(平成5)年の秋であった。
そして羽田空港から台北空港の往復路の時は、
航空機の離着陸した後の水平飛行になると、
煙草を喫っても良い、とアナウンスされて、私は煙草を喫ったりしたひとりであった。
その後、1998(平成10)年の春に於いても、
会社が主催した『ハワイ 社内旅行』に行ったのであるが、一部の航空会社を除き、
やはり機内で喫煙可能となったりしていた。
私の場合は、日本航空の航空機であったが、たまたま私が煙草を取り出すと、
付近にいたアシスタントの客室乗務員の女性が、灰皿を持ちながら、片膝を床に着くように私に差しだして、
私は恐縮しながら灰皿を受け取ったりしていた。
昨年の初夏に、偶然に本屋で、『愛煙家通信 No.1』と題された単行本を見かけて、
購読したが、
この本には、喫煙の効果、そして禁煙の風潮はどのように発想されたか、
と明記されていたので、私は驚いたり、ため息を重ねたりして、精読したひとりであった。
この時の私の思いは、このサイトに於いて、
【 喫煙文化研究会・編集の『愛煙家通信 No.1』、時代のうつろいを学び・・。 】
と題して、昨年の2010年7月5日に投稿しているが、あえて再掲載をする。
【・・
私は愛煙家のひとりとして、あるサイトに2005(平成17)年の頃、
【 煙草は日本の文化のひとつである 】と題し、
昨今の嫌煙ブームの風潮に憂い、ブログのサイトで綴ったりした身でもある。
この程度のことは、この本の特集のひとつで、
《喫煙は日本の文化だ》と題され、数多くの著名人が綴られていたが、
私なりに学んだが、何よりも驚嘆したのは、
評論家の井尻千男(いじり・かずお)・著の『集団が生き残るための知恵』の寄稿文であった。
この中で氏は、宮澤政権の当時、
宮澤総理の辞令を受けて厚生省の審議委員になり、
毎月一回、禁煙派の医学関係者と論戦をたたかわせた、と述べられていた・・。
《・・
このときの同士は医事評論家の水野肇氏だった。
氏は当時人口に膾炙(かいしゃ)するようになったアルツハイマー病患者が
非喫煙者に多いという統計を挙げて、
自分は脳を病んで人さまに迷惑をかけて死ぬより、
肺ガンで死ぬことを選ぶと勇ましく宣言した。
(略)
その審議会で面白かったのは、
初回こそ10人ほどいた禁煙派が厳しい口調で愛煙家を非難したが、
毎回同じ非難をすることの愚を悟ったのか、
次第に愛煙家の弁に耳を傾けるようになった。
水野委員はもっぱら、
痴呆症になって人さまに迷惑をかけながら、
そのことすら認識できず一日でも長く永生きようとするのか
(タバコの煙の中のなんとかという成分がアルツハイマー病に予防効果のあることを繰り返し)、
それとも肺ガンになっても最期まで明瞭な意識をもって生(せい)をまっとうしょうとするのか。
要は死生観の問題であり、徒(いたずら)に永生きすること自体に意味があるわけではない、
と毎回熱弁をふるった。
・・》
注)原文にあえて改行を多くした。
この後、井尻千男氏は、
《・・
今日のように禁煙派の差配する文明は、
清潔だけを大事にする衰弱せる文明だと批判しつづけた。
(略)
私は一人でも多くの人に聞いてほしいから審議会の議論を公表してくれと
厚生省側に申し入れたが拒否された。
委員の身を守る(当然愛煙家の命)ためという理由だった。
・・》
私はこうした審議会の禁煙派、喫煙派の真摯な諸兄の討議内容を封印したのは、
時の厚生省が喫煙の風潮を更に増長させた諸因のひとつと確信したのである。
そして禁煙の風潮のはじまりをこの本から、学んだのである。
解剖学者の養老孟司、劇作家の山崎正和の両氏に寄る対談、
『変な国・日本の禁煙原理主義』と題され、初出は『文藝春秋』2007年10月号である。
《・・
山崎正和氏の発言
ベトナム戦争の後、アメリカをまとめていた愛国心やピューリタン的な道徳が根本から揺らぎ、
社会秩序も変った。
同性愛も妊娠中絶も、キリスト教以外の信仰も認めなければならない。
そのことに対して、皆、喉に何か引っかかったままだった。
そこで、誰もが一致して反対できる都合のよい”敵”を探し始めたのです。
あの当時、選択肢は二つありました。
たばこかエイズか。
ちょうどエイズが広まった時期でもありました。
しかし、結局はたばこが選択されました。
なぜなら当時エイズの原因とされていた同性愛を好むのは、
ハリウッドスターとか芸術家とか社会の上流層だけれども、
たばこを吸うのは社会の中流以下が多かったからです。
アメリカ人が大麻に寛容なのもまったく同じ理由です。
・・》
注)原文にあえて改行を多くした。
こうした禁煙の始まりがアメリカで発生し、何かとアメリカの属国の日本に飛び火し、
厚生省の音頭で学界の一部の論を拡大させ、日本の禁煙風潮をあおり、
終局的には世界保健機関の採択した『たばこ規制に関する枠組条約』に基づき、
2004年に日本の国会で可決され、
決定的な嫌煙ブームとなったと私は思いめぐらしたりした。
しかし、大麻、エイズの原因とされる同性愛などは険悪する私は、
ひと様の前では煙草を避けて、玄関の軒下、テラスなどで紫煙を楽しんでいる・・。
そして、あと何年か生きられるか判らないが、痴呆症だけは勘弁してほしいと思ったりしている。
・・】
このように投稿していたが、さきほど私は読み返して、苦笑したしたのである。
そして、このニュース記事に於いて、
《・・路上喫煙が難しい都心では、・・こうした声に応えて都内の喫煙場所をまとめたのが、
ヘビースモーカーの編集者が担当した「東京喫煙所マップ」だ・・》
と読みながら、
私は都心に出かける時は、「東京喫煙所マップ」のチエックは必須、と思ったりしている。
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