夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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今年の猛暑、絶大な経済効果?家計消費が1兆円近く増も、高齢者の私は学び、苦笑して・・。

2016-07-13 16:26:57 | ささやかな古稀からの思い
私は東京の世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅みに住む年金生活の71歳の身であるが、
梅雨明けは平年ならば、学童が夏休みに入る7月20日前後となっている。

ここ数週間、幾たびか梅雨の間の快晴に恵まれているが、
陽射しが燦々と照らす真夏日30度を超す暑さとなったり、ときには36度もある猛暑日となり、
何かと暑さに苦手な私は、これから本格的な夏になったら・・と思いながら、天上の気候の神々の采配に戸惑ったりした。

こうした心情を秘めた私は、先ほどネットでニュースを見たりしている中で、
【 今年の猛暑、絶大な経済効果?家計消費が1兆円近く増も 】と見出しを見て、
どういうことなのょ、と思いながら、好奇心に負けて読んだりした。

この記事は、私が愛読しているネットの『Business Journal』に於いて、
第一生命経済研究所経済調査部首席エコノミストの永濱利廣さんの寄稿文であり、
7月13日に配信されていて、無断ながら転載させて頂く。
            

《・・世界的に異常気象を招く恐れのあるラニーニャ現象が発生している。

気象庁が6月24日に発表した7-9月の3カ月予報によると、
ペルー沖の海面水温が低くなるラニーニャ現象の影響等で、猛暑となる見込みとされており、
内閣府が公表する景気ウォッチャー調査でも、効果を期待するコメントが出ている。

ラニーニャ現象とは、南米沖から日付変更線付近にかけての太平洋赤道海域で、
海面水温が平年より1~5度低くなる状況が1年から1年半続く現象である。
ラニーニャ現象が発生すると、地球全体の大気の流れが変わり、世界的に異常気象になる傾向がある。

最近では2014年夏から冬にかけて発生し、スリランカで大雨となった。
日本では西日本~北日本の日本海側で、10月を中心に暖秋となり、12月から翌年の2月上旬までを中心に、
寒波と長期的な降雪となった。

最も影響が拡大したのは1994年と2010年の夏である。

1994年は日本で過去最高・観測史上1位の猛暑・暖秋となり、
2010年は21世紀日本で、観測史上1位の猛暑となった。

気象庁の過去の事例からの分析では、ラニーニャ現象の日本への影響として、
梅雨入りと梅雨明けが早まることで、夏の気温は、平年並みから高めとなり、
冬の気温は、平年並みから低めとなる傾向がある、ということ等が指摘されている。
            

☆マイナスに作用する業界も

実際、2010年のラニーニャ発生局面では、記録的な猛暑に見舞われた。

気象庁の発表によると、6~8月の全国の平均気温は、平年より1.64度高くなり、
1898年の統計開始以来最高の暑さとなった。

この猛暑効果で7月のビール系飲料の課税数量は、前年比2カ月連続プラスとなった。
コンビニ売上高も、麺類や飲料など夏の主力商品が好調に推移したことから、
既存店前年比で7月以降2カ月連続プラスとなった。

また、小売業界全体をみても、猛暑効果は明確に現れた。
7月の小売業界の既存店売上高伸び率は、猛暑の影響で季節商材の動きが活発化し、
百貨店・スーパーとも盛夏商材が伸長したことで、回復が進んだ。

家電量販店の販売動向もエアコンが牽引し、全体として好調に推移した。

小売業界以外でも、猛暑の恩恵が及んだ。
外食産業市場全店売上高は、7月以降の前年比で2カ月連続のプラスとなり、
飲料向けを中心に、ダンボールの販売数量も大幅に増加した。

また、ドリンク剤やスキンケアの売上好調により、製薬関連でも猛暑が追い風となった。

さらに、乳製品やアイスクリームが好調に推移した乳業関連も、
円高進行による輸入原材料の調達コスト減も相まって、好調に推移した。

化粧品関連でも、ボディペーパーなど好調な季節商材が目立った。
            

一方、ガス関連は猛暑で需要が減り、医療用医薬品はお年寄りの通院が遠のいたこと等により、
猛暑がマイナスに作用したようだ。

事実、過去の経験によれば、猛暑で業績が左右される代表的な業界としては、エアコン関連や飲料関連がある。
また、目薬や日焼け止め関連のほか、旅行や水不足関連も、過去の猛暑では業績が大きく左右された。
そのほか、冷菓関連や日傘・虫除け関連といった業界も、猛暑の年には業績が好調になりがちとなる。

さらに、飲料の販売比率の高いコンビニや猛暑による消費拡大効果で、広告代理店の受注も増加しやすい。
缶・ペットボトルやそれらに貼るラベルを製造するメーカーや原材料となるアルミニウム圧延メーカー、
それを包装するダンボールメーカーなどへの影響も目立つ。

このほかには、ファミレスなどの外食、消費拡大効果で荷動きが活発になる運輸、
猛暑で外出しにくくなることにより販売が増える宅配関連なども、猛暑で業績が上がったことがある。

一方、食料品関連やガス関連、テーマパーク関連、衣類関連などの業績には、
過去に猛暑がマイナスに作用した経験が観測される。
            

☆GDPを押し上げ

そこで、過去の気象の変化が、家計消費全体にどのような影響を及ぼしたのかを見るべく、
国民経済計算のデータを用いて、気象要因も含んだ7-9月期の家計消費関数を推計すると、
7-9月期の気温や日照時間が同時期の実質家計消費に、統計的に有意な影響を及ぼす関係が認められる。

そして、過去の関係からすれば、7-9月期の日照時間が10%増加すると、
同時期の家計消費支出が、0.45%程度押し上げられることになる。

これを気温に換算すれば、7-9月期の平均気温が1℃上昇すると、
同時期の家計消費支出を約5,100億円(0.8%)押し上げることになる。

従って、この関係を用いて今年7-9月期の日照時間が、
1994年および2010年と同程度となった場合の影響を試算すれば、
日照時間が前年比でそれぞれ33.5%、25.0%増加することにより、
今年7-9月期の家計消費は、それぞれ前年に比べて9,400億円(1.5%)、7,000億円(1.1%)程度押し上げられることになる。
            

ただし、家計消費が増加すれば、同時に輸入の増加等ももたらす。

このため、こうした影響も考慮し、最終的に猛暑が実質GDPに及ぼす影響を試算すれば、
1994年並みとなった場合は7,200億円(0.6%)、
2010年並みとなった場合は5,300億円(0.4%)ほど実質GDPを押し上げることになる。

このように、猛暑の影響は、経済全体で見ても無視できないものといえる。・・》

注)記事の原文にあえて改行を多くした。

            
私は新聞、月刊総合雑誌などを読んだりしていると、
2014年4月以降、実質消費が大幅に落ち込み、そして最新の家計調査(7月1日公表)でも、
2人以上世帯の実質消費は、3カ月連続の前年比マイナスであり、昨年も一昨年も、2%を超える前年比マイナスである、
と学び、高齢者の無力な年金生活の私でも、憂いたりしている。

そして実質GDP(2016年1-3月期)は、530.2兆円で、
この中で個人消費は306.9兆円、設備投資は72.4兆円、と公表されいる。

こうした中で、個人消費が延びない限りは、民間会社は剰余金が豊富でも、設備投資には積極的になれず、
結果として働いて下さる方の給与は、物価を上回る実質賃金の増加は困難となり、益々消費低迷となる。

そして私は、何かと働いて下さる現役の諸兄諸姉に注視するのは、
もとより日本の社会保障制度の年金、医療、介護の基盤は、
高齢者が使う費用は、その時の現役世代が保険料や税で負担する財政方式(賦課方式)を取っているので、
働いて下さる現役世代の諸兄諸姉が、その時の高齢者を支えている現実からでもある。

こうしたことを無力ながら私は、思案してきた。

今回、猛暑になれば、家計消費が1兆円近く増加もあり、絶大な経済効果、と学び、
やむなく暑さに苦手な私でも、絶大な経済効果は水戸黄門さまのワッベン(紋章)と同様に、
今年の夏は猛暑でも、熱中症に対処しながら迎えよう、と苦笑したりしている。
            

私は家内から依頼された品を求めて、スーパー、専門店に行き、買物メール老ボーイの責務を果たした後、
自宅の周辺の遊歩道、小公園を歩くが、定年後の年金生活の午前中となっている。

熱い時節になると、私の容姿として制服のようになった半袖のスポーツシャツ、
長ズボン、そして夏の帽子を深くかぶり、ウォーキング・シューズで足元を固め、
そして紳士バックを園児のように斜め掛けにして、颯爽と歩いたりしてきた。
         
しかしながら燦々と陽射しが照らす青空の中、歩いたりすると汗ばみ、
ハンドタオルで顔をふいたりし、ときおり扇子を取りだして扇(あお)いだりしているが、
汗がひたたり落ちる・・。
          
やむなくハンドタオルで顔などを拭いながら、できる限り樹の下にある歩道を歩いているが、
炎天下の道もあるので、高齢者の私でも、人生は気合いだ、と自身を叱咤激励をしたり、
或いは冬の寒さを思い浮かべて、 足早に歩いているのが実情である。

こうした時、ときおり ♪しあわせは 歩いてこない  だから歩いて ゆくんだね・・
【『三百六十五歩のマーチ』 作詞・星野哲郎、作曲・米山正夫、唄・水前寺清子 】
と何かと単細胞の私は、1968年(昭和43年)の頃に流行(はや)った歌を心の中で唄い、歩く時もある。
            

しかしながら私は昨年の夏、33度以上の日は、駅前に買物に行く時は、
徒歩片道20分ばかり歩くことは断念して、利便性のある路線バスに乗り、車内の冷気に甘えて往復したりしてきた。

こうした根底には、やはり熱中症で倒れて、救急車で運ばれて、
目覚めたら病院のベットの上だった事態は、何かと単細胞の私でも困苦するので、
炎天下の中、歩くことを避けたりしてきた。

果たして今年の夏は・・と思いながら苦笑を重ねたりした。         

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