夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

あなたの記憶力を底上げするシンプルな習慣、こっそりと高齢者の私は学び、やがて微苦笑を重ねて・・。

2018-10-06 14:29:59 | ささやかな古稀からの思い
先程ときおり愛読している生活総合情報サイト【All About(オールアバウト)】に於いて、
『 あなたの記憶力を底上げするシンプルな習慣  』と題された見出しを見た。

私は東京の調布市の片隅に住む年金生活の74歳の身であるが、
恥ずかしながら70歳を過ぎた頃から齢を重ねるたびに、記憶力が劣化している、と気付き、
独り微苦笑する時もある・・。

たとえば家内とテレビの旅番組を共に視聴したりしている時など、
あそこも行ったよねぇ、と私は家内に言ったりした時、その地の情景などは鮮やかに重ねることができても、
肝心の地域名が言葉に出来ないことが、もどかしさを感じることがある。

このような深情を秘めている私は、『 あなたの記憶力を底上げするシンプルな習慣 』を学びたく、
こっそりと記事を精読してしまった・・。

この記事は、記憶術ガイドの宇都出 雅巳さんの寄稿文であり、
【All About(オールアバウト)】に2013年6月19日に配信され、
無断であるが転載させて頂く。

《・・あなたの記憶力を底上げするシンプルな習慣
              

「なぜ、私は記憶力が悪いんだろう・・年のせいかな・・」なんて悩んでいるあなた。
それは年のせいでも、あなたの脳の働きが、悪いせいでもありません。

実は記憶力の違いは、ほんのちょっとした行動、習慣の違いに過ぎません。
だれでもかんたんにできる、記憶力を底上げするシンプルな習慣をご紹介します。

☆記憶力の違いは行動の違い

「最近、物忘れがひどくて・・。年のせいかな」なんて思っていませんか?

「あの人は記憶力がいい」、「私は記憶力が悪い」
こんなことを言って、記憶力を何か生まれつき持っている「能力」だと思っているかもしれません。

しかし、それは大きな勘違いです。
記憶力の違いは、行動の違いにすぎないのです。

たとえば会った人の名前をすぐに覚えてしまうAさん。

しかし、名前をすぐにイメージ化して、顔と一緒の絵・写真にしてしまうという
たった一つの行動をしているだけにすぎなかったりします。


この「イメージ化する」行動は、外からは見えないので、その行動には気づかず、
「Aさんは記憶力がいい」
ということになってしまうだけなのです。

              

☆すぐできる! 記憶力を高める行動とは?

「イメージにするのは、なかなか難しくて・・」という人もいるかもしれませんから、
あなたの記憶力を高める、もっとハードルが低い行動をご紹介しましょう。


それは「繰り返す」こと。
会った人の名前を覚えることであれば、相手と名刺交換したり、
相手の名前を聞いた際に、すかさずその名前を口に出して繰り返すことです。


日本語は主語を省略しても話が通じるので、ついつい相手の名前を言わずに話したり、
質問したりしがちですが、あえて相手の名前を入れて話をするのです。


たとえば、「どちらのご出身ですか?」とたずねるところを、
あえて
「田中さんは、どちらのご出身ですか?」
と名前を入れて、たずねるわけです。

これならすぐにできそうでしょう。
慣れないうちは最初、違和感を覚えるかもしれませんが、
口に出して繰り返すことで、確実に相手の名前を覚えやすくなります。


☆イメージ力もアップさせる! 記憶力を高める究極の習慣

フッと思い出す癖をつけよう

ここまでにご紹介した「イメージ化する」、「繰り返す」の2つは、
記憶力を高める日々の習慣として、とても強力です。


そしてこの2つを組み合わせる行動を行うという究極の習慣があります。
そしてこれはさらに、「イメージ化」する力を高める効果もあります。


さて、この究極の習慣とは・・、それは「思い出す」こと。

たとえば、この記事の最初のページを思い出してみてください。
どんな写真があったでしょう?
見出しにはどんな言葉があったでしょう?

最初は思い出せなくても構いません。
ぼんやりでもいいので、思い出そうとして、イメージを浮かべることが大切なのです。

これによって「繰り返す」習慣が強化されるとともに、
「イメージ化」するのも、楽にできるようになってきます。


「思い出す」癖こそが、記憶力を高める究極の習慣なのです。

              

☆まずは寝る前に、これを習慣づけましょう

この「思い出す」ことに慣れるために、まずは毎晩、
寝る前にほんの数秒でも構わないので、その日のことを思い出してみましょう。


ベッドや布団に横になって、朝起きたときから、今の夜寝るまでを、ざっと思い浮かべてみるのです。
その日食べたもののことでも、寝る直前に読んだ本や観たテレビ番組のことでも構いません。

毎晩、少しでも「思い出す」ことを繰り返しうちに、
日中も、ふっと「思い出す」ことが習慣化してきます。


同時に、最初は思い出す際に、全くといっていいほどイメージが浮かばなかった人も、
だんだんとイメージが浮かぶようになってきます。

そうすると、さらに記憶に残りやすく、浮かびやすくなってきます。

実は、あなたも好きな人やモノなどに対しては、
知らず知らずのうちに、これを行なっています。
だからこそ、好きな人のことについては、いろいろなことをよく知っていたりするのです。


それを意識的に、もっといろいろなことに使うわけです。

なお、記憶したくないことについて、ついついこの行動を行いがちなので、
逆にそれはやめて、あなたが記憶したいことを意識的に思い出すようにしてください。


「記憶力が悪い」と嘆いている間に、記憶したいことを思い出してみましょう。

「イメージ化する」、「繰り返す」そして「思い出す」
これらの行動を日々の習慣にすることで、あなたの「記憶力」はよくなっていきます!・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
              

記事を読み終わった後、私は微苦笑をしてしまった。

私は音楽業界のあるレコード会社で、2004年(平成16年)の秋に、何とか定年退職を迎えることができたが、
最後の5年半は、リストラ烈風の中、あえなく出向となった。

出向先は、少し遠方地にある各レコード会社が音楽商品のCD、DVDなどを委託している物流会社で、
この中のひとつの物流センターに異動させられて、
販売店からの日々変動の激しい日毎の受注に応じた出荷作業、
或いは返品を含めた商品の出入り、保管などの業務管理を行っていた。

こうした中でセンター長をはじめとする私を含めて正社員の5名の指示に基づいて、
若手の男性の契約社員、アルバイトの10名、
30代と40代の多い女性のパートの120名前後の職場であった。

そして私は、不慣れな職場の中で戸惑いながら、契約社員、アルバイトの男性、パートの女性の御方に、
言葉遣い、しぐさ、表情などの特徴を、殆どすべての御方を脳裏に記憶させて、
『XX
さん・・』と苗字を明るく、公明正大して大きな声で呼んだりした。

こうした根底には、相手の御方にすれば、たとえばA班のあなた・・と呼ばれるより、
苗字で『XXさん・・』と呼ばれれば、私を覚えて下さっている、と私は思えて、
私なりに努力して覚えて、まもなく休憩時間、懇親会などで談笑を重ねることができたりした。

やがて定年退職時の時、殆ど全員の寄せ書きの色紙を私は頂いた時、
私は瞼(まぶた)が熱くなったりした。

そして私は、この色紙が宝物のひとつとなっている。

              

やがて定年退職後、多々の理由で年金生活を始めた・・。
私は亡き母の遺伝を純粋に受け継いだ為か、恥ずかしながら男の癖におしゃべりが好きで、
何かと家内と談笑したり、ご近所の奥様、ご主人など明るく微笑みながら談笑したりしている。

こうした時は、ご主人に対しては、『XXさん・・』と苗字を微笑みながら言ったりしているが、
奥様に関しては、『奥様は・・』と明るく言ったりしている。

或いは、
私は遊歩道、公園などを散策していると、見知らぬ男性、
女性グループの御方たちと、話しかけられたり、或いは話しかけたりして、談笑し、
殆ど毎日過ごしている。

こうした時、偶然に数回お逢いした時は、
『お逢いできまして・・』と私は切りだしたりしている。

このように私は、『XXさん・・』と苗字を明るく呼ぶことが少なくなり、
今回、学んだことを念頭に、使える機会があれば・・と微苦笑したりしている。

              

今回、《・・寝る前に、「思い出す」ことに習慣づけましょう・・》に関しては、
私は微笑み返しをしてしまった・・。
 

ここ数週間、布団にもぐるのは、真夜中の12時前後であり、
目覚めるのは朝の7時ぐらいが多くなっている。

こうした中で、真夜中の12時前後に布団にもぐった後、
日中の出来事を思い馳せたりして・・今日も楽しかったなぁ・・と思いながら、
やがて寝付いてしまう。

そして私は現役サラリーマン時代だった時と違い、悩みは激少している為か、
たとえ震度3ぐらいの地震でも、 目覚めることなく熟睡している。

そして目覚めた時、過ぎし日の出来事とか、これからのささやかな願いの数々が、
夢と現(うつつ)の世界を彷徨(さまよ)うようなひとときとなっている。

やがてぼんやりと昨日は・・と思い浮かべたり、
今日は・・と予定事項を思い浮かべたりしている。

まもなく15分ぐらい過ぎた時、オシッコだ、と感じて、布団から起きだすことが多くなっている。

              
       
しかしながら今回、《・・記憶したくないことについて・・やめて・・》に関しては、
年に一度ぐらい悪夢を体験しているので、苦笑したりしている。

過ぎし東京オリンビックが開催された1964年(昭和39年)の秋、
私は大学を中退して、アルバイトをしながら映画青年、やがて文学青年の真似事をしたが、やがて敗退して、
企業
に中途入社するために、技術の習得が欠かせないので、あえて苦手な理数系のコンピュータの専門学校に、入学した。

こうした中で、授業の特に『微分、積分』に困苦して、ここ数年でも、悪夢にうなされることがある。

今回、『 あなたの記憶力を底上げするシンプルな習慣 』を学び、
これ以上、記憶力の劣化は勘弁してほしい、と私は微苦笑をしたりしている。

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