夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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「75歳」が老化の節目!? 超高齢化社会で変わる病気の常識、私は真摯に学び、多々教示されて・・。

2018-10-29 07:59:28 | ささやかな古稀からの思い

先程、朝日新聞社系の基幹サイト【AERA dot.】を見ている中、
【 「75歳」が老化の節目!? 超高齢化社会で変わる病気の常識 】と見出しを見てしまった。
 

私は東京の調布市に住む年金生活の74歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。

そして私は、殆ど毎日のように自宅の周辺にある遊歩道、小公園などを殆ど毎日のように歩いている。

こうした根底として、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
いつの日にか認知症、或いは脳梗塞などの難病に遭遇したら、困窮するので、
ひたすら歩き、ときおり大股で歩いたり、或いは足早に歩くことが多くなっている。

このような私は、過ぎし2年前に御近所の同世代の男性の知人が、「脳梗塞」で突然に亡くなり、
私は呆然としながら、御通夜に参列したりしてきた。

こうした体験もあり、私は生かして下されれば、来年の誕生日は75歳になるが、
今回の標題、「75歳」が老化の節目!?、やはり気になるので、精読してしまった・・。

この記事の原文は、『週刊朝日』の2018年6月8日号に掲載された記事のひとつであり、
関連のネットの【AERA dot.】に6月5日に配信され、無断であるが転載させて頂く。

              

《・・「75歳」が老化の節目!? 超高齢化社会で変わる病気の常識

団塊の世代の約800万人が75歳以上となる「2025年問題」が目前だ。

今の高齢者は10年前と比べて、身体機能も知的能力も10歳若返っている。
しかし喜んでばかりもいられない。
機能がガクッと落ちる年齢があったのだ。

好評発売中の『差がつく70歳からの病気 サインと最新治療』より紹介する。

差がつく70歳からの病気 サインと最新治療 朝日新聞出版


みなさんは知っているだろうか。
2017年に日本老年学会・日本老年医学会は、
75歳以上を「高齢者」、65歳以上74歳以下を「准高齢者」とする新たな定義を提言した。

これまで、高齢者は65歳以上とされてきた。
理由は、1956年にWHO(世界保健機関)が発表した
「65歳以上の人口が、全人口の7%を超えると高齢化社会とする」という見解がきっかけだ。

当時の日本人の平均寿命は、男性が64歳、女性が68歳。
つまり、平均寿命を超えた人は、みな高齢者だったのだ。


それから半世紀以上が経ち、日本人の平均寿命は
男性が80.98歳、女性が87.14歳(平成28年簡易生命表)と大きく延びた。
それだけでなく、肉体的にも元気な高齢者が増えている。

その実態を日本老年学会・日本老年医学会は、多くの科学的なデータをもとに検証。
現在の高齢者は10年前に比べ、身体の働きや知的能力が、5~10歳は若返っていると判断。

              

65歳以上74歳以下の多くは、活発な社会活動が可能であるとして「准高齢者」に区分した。
健康な人には働いてもらって、本当の「高齢者」になる前の準備段階として
備えてほしいというメッセージといえる。


ただし、これは社会保障制度として、何歳で高齢者を区切るかとは別の問題で、
実際の高齢者の健康状態に関する客観的な事実だ。

東京都健康長寿医療センター名誉院長で骨粗鬆症財団理事長の折茂肇医師は、こう話す。

「みんなが長生きするようになった今、これまで常識とされていたことが
高齢者では通用しなくなっています。
これからは健康や病気について、考え方を変えていく必要があるのです」


加齢に伴い身体機能は落ちていき、老化により発症する病気も増えていくことは、
おおむね自明であろう。
ただしそこに、大きな境目が存在するとしたらどうだろうか。


「加齢とともに身体機能は、直線的に落ちていくと思われがちですが、
実際は、段階的にガクッと落ちていきます。
そこに節目(境目)があるのです。

高齢者は個人差が大きく一律には言えませんが、落ち方が直線的になると思われるのは、
大多数の調査で統計的にならした結果、そう見えるだけなのです」(折茂医師)


その節目が「75歳」だ。
骨粗鬆症を例に挙げると、75歳を境に骨折する部位が変わってくる。

              

65~74歳で多いのは、
手首(橈骨[とうこつ])や肩から肘(ひじ)までの上腕骨、背骨(椎体)の骨折。

それが75歳以上になると、
太ももの付け根(大腿骨[だいたいこつ])の骨折が急増する。

これは、骨粗鬆症によって骨が弱くなり、加齢とともに骨折しやすくなることに加えて、
サルコペニアによる筋力の衰えが起こるからだ。

サルコペニアとは、ギリシャ語の「サルコ=筋肉」と「ペニア=減少」を組み合わせた言葉で、
筋肉量が減少してしまう状態をいう。

筋肉の減少速度は、75歳前後から急速になり、身体機能の低下も重なって、
転倒が起こりやすくなることが、大腿骨骨折の大きな原因といえる。


がんの年齢階級別罹患者数は、年齢とともに増え、75~79歳でピークとなる。

加齢・老化に伴って発症しやすくなる病気には、
がんのほか糖尿病や高血圧などの生活習慣病や、動脈硬化性血管障害、
腰部脊柱管狭窄症、股関節やひざの変形性関節症など、枚挙にいとまがない。

長生きすることで臓器が衰え、それが要因となる病気も多い。

そのうえ高齢者は、それらの病気が併存する可能性も増えてくる。

              

日本老年医学会で高齢者の生活習慣病管理ガイドライン作成ワーキンググループ委員長を務める
東京都健康長寿医療センター内科総括部長の荒木厚医師はこう指摘する。


「75歳以上の人には、未満の人とは違った考え方で治療することが必要です。
75歳未満の人は病気で体調が悪くなっても、その原因を一つ治療すれば、
回復して社会復帰できる人が多いですが、

75歳以上の人の場合、複数の病気や心身の機能低下があるため、
治療した後でも、さらに生活機能が悪化し、要介護や死亡のリスクが高まります。

また、治療による副作用リスクが増すことや、からだに負担が大きいと治療ができないケースもあります」



 

75歳以上はHbA1c値の増加に伴う心血管死亡リスクの増加が軽度(週刊朝日 2018年6月8日号より)

75歳以上はHbA1c値の増加に伴う心血管死亡リスクの増加が軽度(週刊朝日 2018年6月8日号より)

75歳が境界線! 病気リスクはこんなに変わる(週刊朝日 2018年6月8日号より)

75歳が境界線! 病気リスクはこんなに変わる(週刊朝日 2018年6月8日号より)




75歳以上の人と一口に言っても、健康の度合いに大きなばらつきがあり、
元気に仕事や運動をしている人もいれば、要介護状態の人もいる。


健康と要介護の中間で、加齢に伴い心身の活力が低下し、ストレスも重なって
生活機能が障害されて、要介護や死亡に陥りやすい状態を「フレイル」という。

具体的には、歩く速度や身体活動が低下したような人が、フレイルだ。

健康の度合いに、ばらつきがある75歳以上の人をフレイルという観点でみることにより、
治療成績、薬物の有害作用、予後などを予測することができるという。(本誌・杉村健)・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
              

記事を読み終えた後、平均として74歳まで、そして75歳になれば、
心身共に大幅に変貌することを学んだりした・・。

私は、健康上の問題で日常生活が制限されずに、行動できる健康寿命は、
男性72.14歳、女性74.79歳と学んできた。

そして平均寿命と健康寿命との差は、男性8.84 年、女性12.35 年
(厚生労働省平成30年「健康日本21推進専門員会」資料)、と公表されている。

 
そして亡くなるまでの日常生活に制限されるこの期間、
それぞれ多くの御方が自助努力をされ、何とか人に頼よる介護・要の期間をできる限りないように願い、
平均寿命=健康寿命を目標に、日々を過ごされている御方が多いと思われる。

その上、高齢者自身の意欲と医療の更なる向上で、平均寿命が数年伸びる中、
多くの御方が心身溌溂とした晩年期を願い、私自身も念願したりしている。

              

私は亡き母の遺伝を純粋に受け継いだ為か、恥ずかしながら男の癖におしゃべりが好きで、
何かと家内と談笑したり、ご近所の奥様、ご主人など明るく微笑みながら談笑したりしている。

そして私は、遊歩道、公園などを散策していると、見知らぬ男性、
女性グループの御方たちと、話しかけられたり、或いは話しかけたりして、談笑し、
殆ど毎日過ごしている。

或いは、知人とか友人と時折お逢いする時は、しばらくねぇ・・、と私は笑いながら逢ったりして、
日中はコーヒー、夕暮れからはビールか水割りのウィスキーを飲みながら、談笑をしたりしている。

ときおり国内旅行は私たち夫婦の共通趣味のひとつで、幾たびか遊学を重ねてきたが、
旅先でも、私は食事処、ロビーなどて隣席した見知らぬ方でも、話しかけて談笑したりしている。
                          
こうした中で、好奇心をなくしたらこの世は終わりだ、と信条している私は、
体力の衰えを感じている私でも、その時に応じて溌剌とふるまったりしている。

              

このように私は、何かとプラス思考の単細胞の身なので、もしかしたら80歳までは、
足腰は衰えても駅前までの徒歩15分、これまでのように歩いて買物をしたい、
と秘かに念願したりしている。

コメント (2)
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