夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

自宅を終の棲家にする御方の実情、78歳の私は学び、多々教示されて・・。

2022-10-24 15:40:15 | 喜寿の頃からの思い
先程、ときおり愛読している【 介護ポストセブン 】を見ている中で、
『 自宅を終の棲家にするメリット・デメリット 
 』、  
                 と題された見出しを見たりした。


私は東京の調布市に住む年金生活の78歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた戸建てに住み、ささやかに過ごしている。
 
こうした中、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、

そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体の三種の神器として思い、年金生活を丸18年過ごしてきた。

こうした中、70歳の頃から体力の衰えを実感し、
ときおり物忘れもあり、独り微苦笑をしたりしている。





このような深情を秘めた私は、
今回の《・・自宅を終の棲家にするメリット・デメリット・・》、
真摯に学びたく、記事を読んでしまった。

この記事は、『女性セブン』の2022年10月27日号に掲載された記事で、

記事の後半に於いて、実際に「自宅暮らし」を選んだ2人の女性が、紹介されていた。

こうした実践されている御方の体験を真摯に学びたく、
無断であるが、記事を転載させて頂く。



《・・ 実際に「自宅暮らし」を選んだ2人の女性をご紹介する。
本当にマイホームがいいのか。考える材料にして欲しい。


【1】大切なのは話し相手を得ることかも・・。


都内の持ち家(戸建て)でひとり暮らしをする敏子さん(仮名・84歳)。

夫とは40年前に離婚し、子供はいない。
60歳まで会社勤めをしていたので、年金は月約14万円を受給。
貯金は退職金と合わせて2000万円ほどあるという。

「気楽な独り身なので、少し前までは旅行に行ったり、
観劇や映画鑑賞にも行っていたの。

でもコロナ禍で外出ができなくなって、体力が落ちたのか、
重いものが持てなくなって、ゴミ出しや買い物にも困るようになってしまって」
敏子さんは、そう言って肩を落とした。

「私は老人扱いされるのが、嫌いでね、
自治体の援助も受けていなかったのだけれど、
隣の家に住むお友達(51歳)のすすめで去年、
要介護認定の申請をしてみたの。

体はまだ動くから、認定を受けられるわけがないと思っていたのだけれど、
結果は要支援2。

ショックだったけれど、ヘルパーさん(53歳・女性)が、
週に何回か来てくれることになって、実際は助かっています」

リビングの清掃、買い物、布団干し、歩行練習の同伴や入浴の介助は、
ヘルパーさんが助けてくれるようになった。

「少し手を貸してもらえるだけで、
こんなに毎日が楽になるんだと思いましたね。

何より、ヘルパーさんは、話を聞いてくれる。
外出自粛期間中は、誰とも話せなかったから、それがうれしかったです」


☆誰かと会話が出来るのがうれしかった

行政の助けを借りつつ、
できるだけ長く自宅で過ごすつもりだという敏子さん。

体が動くうちは、人と話す機会を作る方が優先だと、
このコロナ禍のひとり暮らしで、実感したと笑う。



【2】新築マンションに住み替えたものの予定外の出費が・・。

75歳のときに夫と死別した葉子さん(仮名・77歳)は、
都心のマンションにひとりで暮らす。
近くには病院や公園、学校もあり、人気が高いエリアだ。

「それまでは築35年の戸建てに住んでいて、
夫の定年退職を機に、夫婦ふたりの“終の棲家”として、
この新築マンションを買ったのですが・・・。

立地がいいせいか、周辺の不動産価格が高騰し、
固定資産税(年間15万円)も上がり続けています。
加えて、管理費と修繕積立金が月4万円。負担が大きいんです」

持ち家なら、死ぬまで家賃を払わずに住めると思っていたが、
大きな誤算だったという。

「夫の退職金は、マンション購入に使い果たし、
貯金はいま300万円、年金受給額は8万円ほど。
食費や生活費が値上がりするいま、本当に心もとない・・・」


☆毎月支払わなくてはいけないお金があるのは予想外だった

現在は、一人息子に管理費と修繕積立金の月4万円を払ってもらっているという。
「私は体が元気なので、介護までしてもらうほどではありませんが、
 お金を出してもらっているので、お嫁さんからは、
“私、パートを増やしたんですよ”とか嫌みを言われます。

家賃の安いアパートに引っ越そうかと思いましたが、
住み慣れた環境を離れるのもつらくて・・・」 



人生100年時代。高齢で持ち家を住み替える場合でも、
その後数10年は生活が続く。
その生活設計もしっかり見据える必要があるようだ。

☆教えてくれた人
田中聡さん/介護福祉士・一級建築士

取材・文/桜田容子、前川亜紀 ・・ 》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。




今回、自宅を終の棲家にする御方の実情、

私は学びながら、多々教示されたりした・・







            

そして私は、いつの日にか『要支援』までであったら、何とか自宅で過ごせると思われるが、
やはり『要介護』になってしまったら、やむなく介護施設に入居すると思案したりしてきた。

やがてどちらかが、国の支援を受けている費用が程ほどに適度な『特別養護老人ホーム』に、
入居が叶(かな)わなくなってしまった時、困苦する。 
         
やむなく高価と称されている有料老人ホームに、断腸の思いで自宅の敷地を売却して、
介護施設に入居しなくてはならない場合もある。


もとより介護の難題のひとつには、いつまで介護を受ける必要な期間が判らず、
やがて永がられば本人の自己負担額が増し、貯金は切り崩しても資金不足となり、
当然ながら、退所が余儀なくされて、行き場がなく迷子のような介護難民になることである。




こうしたことを学んできたが、何とか齢を重ねても、
『要支援』までであったら、制約の少ない我が家で晩年期も過ごせると思い、
殆ど毎日のように自宅の周辺3キロ範囲にある遊歩道、公園、住宅街を歩いたりしている。
コメント (2)
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