先程、愛読している【日刊ゲンダイヘルスケア】を見ている中、
『 「便をやわらかくする」と「腸を動かす」2つの効果を併せ持つ下剤も登場 』、
と題された見出しを見たりした。
と題された見出しを見たりした。
私は東京の調布市に住む78歳の年金生活の身であるが、
こうした中、私は何かと煎茶を飲むことが多く、殆ど便秘はないが、
ときには不摂生の為か、力(りき)んで便をすることもある・・。
こうした状況を私の信愛している内科医師に告げた時、
便通を柔らかくする薬を飲むようにアドバイスを受けたりした。
これ以降、原則として『酸化マグネシウム錠』を、
朝食後3錠を服用している。
結果的には、一日一善のように成果があり、
大腸の働きは、身体の大切な源(みなもと)と思いながら、
78歳の私は、何とか健康寿命の範囲で過ごしている。

このような体験をしている私は、
今回の《・・「便をやわらかくする」と「腸を動かす」2つの効果を併せ持つ下剤も登場・・》、
どのような下剤薬なの、と思いながら、記事を読んでしまった。
この記事は、【日刊ゲンダイヘルスケア】に於いて、
『高齢者の正しいクスリとの付き合い方』と題された連載寄稿文のひとつで、
今回は石川県・金沢市「浅ノ川総合病院」薬剤部主任の東敬一朗さんの寄稿文であり、
2月18日に配信されていた。
無断であるが、この記事を転載させて頂く。

《・・「便をやわらかくする」と「腸を動かす」2つの効果を併せ持つ下剤も登場
☆年々新たなクスリが誕生している
医薬品は日進月歩であり、年々新たなクスリが誕生します。
下剤も例外ではありません。
従来の下剤は「便をやわらかくする」クスリと、
「腸を動かす」クスリの2種類でしたが、
新たな効き方の下剤が誕生し、特に他の下剤で、
効果が十分に得られなかった患者に対して、用いられるようになりました。
「ルビプロストン」という成分のクスリは、
「便をやわらかくする」効果と「腸を動かす」効果を併せ持った下剤です。

慢性便秘症に用いられ、よく効く下剤のひとつだと思いますが、
注意点があります。
それは、副作用として「吐き気」が現れることです。
ルビプロストンの添付文書(医療従事者向けの説明書)の
副作用の欄にしっかりと記載されていて、
その発現確率は、23%となっています。
つまり、だいたい服用した5人に1人の割合で、
吐き気を認めるということで、なかなか高い頻度だといえます。
もちろん、まったく何ともないという人のほうが、
圧倒的に多いので、過度に心配する必要はありませんが、
もしこのクスリを使っていて日常生活に、
支障を来すくらいの吐き気を感じているようであれば、
クスリの変更を考えてもよいかもしれません。
下剤も例外ではありません。
従来の下剤は「便をやわらかくする」クスリと、
「腸を動かす」クスリの2種類でしたが、
新たな効き方の下剤が誕生し、特に他の下剤で、
効果が十分に得られなかった患者に対して、用いられるようになりました。
「ルビプロストン」という成分のクスリは、
「便をやわらかくする」効果と「腸を動かす」効果を併せ持った下剤です。

慢性便秘症に用いられ、よく効く下剤のひとつだと思いますが、
注意点があります。
それは、副作用として「吐き気」が現れることです。
ルビプロストンの添付文書(医療従事者向けの説明書)の
副作用の欄にしっかりと記載されていて、
その発現確率は、23%となっています。
つまり、だいたい服用した5人に1人の割合で、
吐き気を認めるということで、なかなか高い頻度だといえます。
もちろん、まったく何ともないという人のほうが、
圧倒的に多いので、過度に心配する必要はありませんが、
もしこのクスリを使っていて日常生活に、
支障を来すくらいの吐き気を感じているようであれば、
クスリの変更を考えてもよいかもしれません。

消化液のひとつである胆汁酸は、
通常だと胆嚢(たんのう)から腸管内に分泌された後、
大部分が大腸に到達する前に、体内へ再吸収されます。
「エロビキシバット」という成分のクスリは、
この胆汁酸の再吸収を抑え、結果として胆汁酸の多くが、
大腸に到達するようになります。
胆汁酸には、水分を引っ張る作用があるため、大腸の中の水分量が多くなり、
「便がやわらかくなる」効果を発揮します。
また、胆汁酸には、腸の動きを活発にする働きもあるため、
「腸を動かす」効果もあります。

効果は比較的速やかに発揮され、副作用として腹痛などがありますが、
「ひどい下痢になった」という声は、あまり聞いたことがないクスリです。
「リナクロチド」という成分のクスリは、
大腸の機能を促進する効果を持った下剤です。
結果としては「腸を動かす」クスリのひとつにはなりますが、
正しくは「腸の動きを整える」クスリです。
リナクロチドの注目すべき点は、
大腸の痛覚過敏を抑える作用も併せ持っていることで、
便秘だけでなく腹痛を改善する効果もあります。
これらの特徴から、慢性便秘症だけでなく、
過敏性腸症候群(便秘型)にも用いられます。
エロビキシバットとリナクロチド、
どちらにも共通する注意点があります。

それは、空腹時、つまり食前に、内服しなければならない点です。
ここに煩わしさを感じる方もいらっしゃるかもしれません。
生活習慣を改善しても、便秘が治らない場合には、
こういった下剤を使う手もあります。
やっぱりスッキリ出したいですよね? ・・ 》
どちらにも共通する注意点があります。

それは、空腹時、つまり食前に、内服しなければならない点です。
ここに煩わしさを感じる方もいらっしゃるかもしれません。
生活習慣を改善しても、便秘が治らない場合には、
こういった下剤を使う手もあります。
やっぱりスッキリ出したいですよね? ・・ 》
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。


今回、今回は石川県・金沢市「浅ノ川総合病院」薬剤部主任の東敬一朗さんより、