衆院選、８０歳の私でも、清き一票に願いを託して・・。

私は東京の世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅に住む年金生活の８０歳の身であるが、
結婚前後５年を除き、日本の国民のひとりとして、この地に７５年ばかり過ごしている。

過ぎし東京オリンピックが開催された１９６４年〈昭和３９年〉の秋、
私は満二十歳となり、選挙の有権者となったりした。

こうした中で、国政選挙の衆院選、参院選の有権者の身でありながら投票されない人は、
たとえ日常生活で不満があっても発言権がないと、
有権者となって以来から信じているひとりである。



前提条件として、もとより日本は民主主義の国であるから、
多少の不満があっても党の選択、そして立候補された中で選択をせざるを得ない。

しかし有権者の判断の結果、今後の日本のゆくえに多大に影響するので、有権者の責任も重いが、
何より有権者から託(たく)された議員一人ひとりの言動は重責である。

こうした関連により、自治体の首長の『知事選』、そして『都議選』、
或いは『市長選』、『市議選』も同様な思考と思いながら、選挙のたびに、
有権者の責務として投票してきたひとりである。

本日の２７日は、第５０回の衆院選の投票日が行われる。

何かしら新聞を読んだりすると、
《・・与党の自民、公明両党が総定数４６５の過半数（２３３議席）を確保できるか、
立憲民主党などの野党が、勢力を伸ばすかが焦点だ。

２８日未明にも大勢が判明する。
１日の内閣発足から２６日後の投開票は、戦後最短となる。

衆院選には、計１３４４人が立候補した。
小選挙区選（定数２８９）は１１１３人、比例選（同１７６）は８８１人。
うち６５０人は、小選挙区選と比例選に重複立候補した。

選挙戦最終日の２６日夜、各党党首は、自民党の「政治とカネ」の問題を受けた政治改革や、
物価高対策を含む経済政策などを巡り、各地で最後の訴えを展開した・・》。

このように私は学び、微苦笑したりした・・。

私は政治にも疎（うと）く、近現代史など歴史に興味あるひとりであるが、
ここ３０年近くは、塩野七生、徳岡孝夫、櫻井よしこ、中西輝政などの各氏を読み、
根幹の私の思想は、塩野七生さんの真似事をすれば、現実的理想主義である、と思ったりしている。

そして政治家は権力と重責が集約するので、
一般社会人より遥かに言動が注視され、功罪も追及され、
在任中に功績が７割、罪悪が３割で有ったら、十二分に責務を果たした、と私は評価している。

このような思いのある私は、国選の衆院選、参院選、
そして都知事選、都議選、或いは市長選、市議選など、投票してきた。

このような思いのある私は、過ぎし１０日の頃に、
郵送されてきた東京都選挙管理委員会より公布された
『衆議院（比例代表選出）議員選挙公報』、
そして『衆議院（小選挙区選出）議員選挙公報（東京都第２２区）』を精読したりした。

こうした中で、街中に掲載されている選挙ポスターを眺めて、
微苦笑したりした・・。



本日、我が家を９時過ぎに出て、
歩いて１０分前後の投票所に向かった・・。

指定された投票所は、高台にある『ＮＴＴ中央研修センタ』と愛称された処で、
私たち周辺の災害の避難所の処となっている。





まもなく私は、投票所の近くの建物に向かった・・。





そして私は、願いを託して清き一票を投じたりした・・。