夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

最期は自宅で迎えたい、知っておきたいこと、まもなく78歳なる私は学び・・。

2022-09-14 12:46:45 | 喜寿の頃からの思い
先程、愛読している【 日刊ゲンダイヘルスケア 】を見ている中、
『 
ネンネンコロリではなくピンピンコロリを実現させるために
   ~ 最期は自宅で迎えたい 知っておきたいこと ~ 』、
と題された見出しを見たりした・・。

私は東京の調布市に住む年金生活のまもなく78歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた戸建てに住み、ささやかに過ごしている。
 
こうした中、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体の三種の神器として思い、年金生活を18年近く過ごしてきた。

そして私は何よりも認知症、心筋梗塞など恐れ、
殆ど毎日のように自宅の周辺3キロ範囲にある遊歩道、公園、住宅街を歩き、
ときおり認知症だけは勘弁してねぇ・・と秘かに祈願しながら歩く時もある。

こうした中で、70歳の頃から体力の衰えを実感し、
ときおり物忘れもあり、独り微苦笑をしたりしている。

このような深情を秘めた私は、
今回の《・・ネンネンコロリではなく、ピンピンコロリを実現させるため・・》、
そして《・・ 最期は自宅で迎えたい 知っておきたいこと ・・》って、
どのようなことですか、と思いながら記事を読んでしまった。

この記事は、
在宅医療をメインとするクリニック「あけぼの診療所」の医院長の下山祐人さんの
寄稿文であり、【 日刊ゲンダイヘルスケア 】に於いて、
2022年3月23日に配信され、
無断であるが、記事を転載させて頂く。


《・・ ピンピンコロリという言葉があります。
好きな時に自分の足で歩き、自分の舌で好きなものを味わう。
いわゆる最期のその時まで、健康寿命をまっとうするということです。

ちなみに、このピンピンコロリに対して、
ベッドで寝たきりになり、最期を看取られることをネンネンコロリと言うそうです。


よくあるのが、高齢者が転倒し骨折し、救急車を呼んで病院に行ったら即入院となり、
そのまま認知症を発症してしまい、
帰宅したころには、呆けがひどくなっていたというケースです。


どんなにお元気な方でも、この「骨折して入院する」を2回も繰り返せば、
認知症の症状が出る確率が高くなります。


これが、もしも病院ではなく、在宅医療により自宅で療養をするならば、
当然ながら治療期間中は、ギプスで固められた不自由な生活を1カ月ほど送ることは、
同じではあるものの、家族や在宅医療スタッフ、日常生活のさまざまなことから受ける刺激で、
認知症の症状の発症は、格段に少なくなると考えています。



骨折した場合には当然、病院でも歩くためのリハビリも行いますが、
それは在宅医療でも同じです。
国家資格者である理学療法士が訪問し、リハビリの手助けを行います。


この理学療法士は、生活する上での基本動作能力である〈座る、立つ、歩く〉などの回復やその維持、
さらには障害の悪化の予防を目的に、運動療法や物理療法、リハビリの指導で、
患者さんが自立した日常生活が送れるよう支援する役割を担っています。


在宅医療の理解が増えるに伴って、病院ではなく、
自宅でリハビリを行いたいという患者さんが確実に増えていますが、
この傾向は今後もますます強くなると考えています。


2025年には、75歳以上の高齢者の人口が、全体の18・1%になると推計されています。
人が自由に自分の日常生活を健康に送ることができる健康寿命の平均は、
男性72・68歳、女性75・38歳であるのに対して、
平均寿命は、男性81・41歳、女性87・45歳。

健康寿命と平均寿命で、おおよそ10年の差があるわけですが、
この10年を、病院や施設で過ごせば、到底ピンピンコロリは望めません。




そのためには、もっと自宅や地域で、
皆が支え合って、暮らせるような仕組みが必要だと考えます。

そして限られた医療・介護資源で多くの高齢者を支えるにも、
さまざまな施設とそこで働く専門職が、包括的に協力し合わなければなりません。


このように、高齢社会にあって、たとえ重度な要介護状態になったとしても、
住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるように、
住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供され、
地域が連携して支える仕組みを「地域包括ケアシステム」と呼んでいますが、
これは厚生労働省が、2003年から提唱している考え方です。


そんな地域の連携の中にあって、在宅医療が重要な役割を担っていければと考えています。

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。



今回、東京の新宿を拠点に16キロ圏内を中心に訪問診療を行うあけぼの診療所院長の
下山祐人さんより、
多々教示されたりした。

特に在宅医療により自宅で療養をする有効性として、
《・・高齢者が転倒し骨折し、救急車を呼んで病院に行ったら即入院となり、
そのまま認知症を発症してしまい、
帰宅したころには、呆けがひどくなっていたというケースです。

どんなにお元気な方でも、この「骨折して入院する」を2回も繰り返せば、
認知症の症状が出る確率が高くなります。

これが、もしも病院ではなく、在宅医療により自宅で療養をするならば、
当然ながら治療期間中は、ギプスで固められた不自由な生活を1カ月ほど送ることは、
同じではあるものの、家族や在宅医療スタッフ、日常生活のさまざまなことから受ける刺激で、
認知症の症状の発症は、格段に少なくなると考えています。・・》



このように私は学び、病院は何かと制約が多いので、
今回、学んだ在宅医療を受けられれば、心身ベストだよなぁ・・、
と私は微笑んだりした。

この後、私の住む地域で、在宅医療をして下さる医院を調べた結果、
三つあり、やがていつの日にか訪問診療を受けられれば、
たとえ病身であっても、安楽に過ごせるかしら、と微笑んだりしている。


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