先程、ヤフージャパンより配信されたニュースを見ている中、
『 夫婦とおひとりさま、老後にかかる生活費はどう違う? 』、
と題された見出しを見たりした。
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、築後41年を過ぎた古ぼけた一軒屋に住んでいる。
そして私より5歳若い家内も、お互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごしている。
こうした中、私たち夫婦は経済的に贅沢な生活は出来ないが、
『働らなくても、何とか生活ができるので助かるわ・・』、
と家内がときおり、 呟(つぶや)くように私に言ったりする。
『そうだよねぇ・・』
私は苦笑しながら応じたりしている。
しかしながら、いつの日にか、どちらかが死別され、
残された方が、『おひとりさま』の生活が余儀なくされる。
私はある民間会社に35年近く奮戦して2004年〈平成16年〉の秋に定年退職となり、
多々の理由で年金生活を始めたりした・・。
まもなく、私と同世代の知人のひとりの奥様が病死されて、
私たちの多くは哀悼をしながらも、動顛してしまった。
こうした根底には、私たち世代の周囲の男性の多くは、
60代で妻が夫より先に亡くなることは、 考えたこともなく、
こうしたことがあるんだぁ、とこの人生の怜悧な遭遇に深く学んだりした。
やがて私が68歳になった時、私がサラリーマン時代に社内で交遊を深めた同世代の知人が、
地方で住まわれていたが、奥様があの世に旅立ち、
半年後、都心でOB会で、久々に再会した。
この後、私たちは二次会の中で、知人が私に
ひとり住まいだと、生活費に思った以上に掛かるょ・・、
ぽっりと小声で私に教えてくれたりした。
こうした体験をしてきた私は、いつの日にか、家内が私を残して病死され、
残された私は、独りぼっちの『おひとりさま』になるので、
漠然としながらも『おひとりさま』の生活費も、思案する時もあったりした。
このような深情を秘めた私は、改めて《・・おひとりさま、老後にかかる生活費・・》、
学びたく記事を精読してしまった。
この記事は、ときおり愛読している【ファイナンシャルフィールド】に於いて、
8月14日に配信され、無断であるが転載させて頂く。
《・・夫婦とおひとりさま、老後にかかる生活費はどう違う?
どんな生き方をしてきても、誰にでも等しくやってくる事柄の1つに老後があります。
夫婦とおひとりさまでは、これまで全く違う生き方をしてきた世帯であっても、
そこにかかる生活費は大きく異なります。
夫婦2人世帯とおひとりさま世帯、両者の老後の生活費について
どのように違いがあるのか見ていきます。
☆夫婦という選択と、おひとりさまという老後の選択
結婚して老後は、夫婦そろって穏やかに過ごすという価値観は当たり前ではなくなり、
老後を1人で過ごす「おひとりさま」という生き方を選ぶことも
珍しくはない時代となりました。
単身で生活する高齢者の数は年々増加傾向にあり、
昭和55年(1980年)は、男性で4・3%、女性で11・2%だった65歳以上の1人暮らし世帯の割合も、
令和2年(2020年)では、男性で15・5%、女性で22・4%と30年間増え続けています。
出典:内閣府 「令和3年版高齢社会白書(全体版) 家族と世帯」
夫婦とおひとりさま、どちらの生き方を選ぶにせよ、老後にかかる生活費は全く異なってきます。
老後の生き方を選ぶ際は支出、特に生活費という観点から考えることも大切です。
今回は、総務省統計局「家計調査報告(家計収支編) 2020年(令和2年)平均結果の概要」を基に、
65歳以上の単身無職世帯(高齢単身無職世帯)の方をおひとりさまと仮定し、
65歳以上の夫婦のみの無職世帯(夫婦高齢者無職世帯)と老後の生活費について比較していきます。
☆夫婦とおひとりさま、老後にかかる生活費の違いは?
夫婦とおひとりさまとでは、毎月必要となる生活費の総額が異なります。
まずは下記の表をご参照ください。
※総務省統計局 「家計調査報告(家計収支編) 2020年(令和2年)平均結果の概要」より筆者作成
生活費の合計は、おひとりさまの約14万5000円に対し、
夫婦の生活費を1人当たりに換算すると、約12万5000円となっています。
支出の傾向としては、金額を除けば両者に大きな違いはないようですが、
おひとりさまの方が、夫婦に比べて1人当たりの生活費が割高になっている点を意識しておきたいです。
☆夫婦で25万円、おひとりさまで15万円あれば生活できる?
統計から見ると、夫婦は約25万円、おひとりさまなら約15万円あれば、
毎月生活していけると思えそうですが、実際はかなりギリギリであるどころか、
ある程度の老後への備えがなければ難しいでしょう。
注目したい点に、居住費(家賃)があります。
先の統計において居住費は、夫婦で約1万5000円、おひとりさまでも約1万2000円と、
かなり低額になっています。
これは持ち家など家賃がかからない方も含まれているためであり、
賃貸で生活しようとなると、地域にもよりますが、
少なくとも追加で4万円から6万円程度は必要になるのではないでしょうか。
また、保険・医療費についても、注目すべきです。
夫婦で約1万6000円、おひとりさまで約8000円となっていますが、
高齢者になると、けがや病気をしやすく、何か起きればすぐにこの金額を超えます。
そう考えた場合、老後の生活費を夫婦で1ヶ月26万円、
おひとりさまで15万円と安易に見積もってしまうと、
現実においては、その想定を簡単に超えてしまうこともあり得るでしょう。
☆夫婦もおひとりさまも、老後の生活について早めに計画を
夫婦、おひとりさま、いずれも先を見据えて、
どのような生活様式で過ごすのか具体的に計画し、
早めに備えていくことが安心した老後を迎えるための秘訣です。
今回の比較に用いた家計調査の結果は、
あくまでも国の調査に基づく平均的な数値であり、絶対的な数値ではありません。
老後についてお金の面から考える際は、統計はあくまでも参考程度にとどめ、
現在の収支を基に自身のライフスタイルではどうなるのか、
という個人的な要素を含めるようにしてください。
出典 内閣府 令和3年版高齢社会白書(全体版) 家族と世帯 総務省統計局
家計調査報告(家計収支編) 2020年(令和2年)平均結果の概要
執筆者:柘植輝 行政書士 ・・》
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
遅ればせながら多々教示されたりした。
確かに水道、ガス、電気などの『水道光熱費』に関しても、
『おひとりさま』だから、『夫婦』の時代より、半額には無理だ、
と微苦笑させられたりした。
或いは『通信費』にしても、固定据え置き電話代も、
半額には無理だよねぇ、と思ったりした。
そして『おひとりさま』の生活になると、
料理も若葉マークの初心者の私は、ときには外食をしたりすると思われる。
こうした中で、週たった一度だけ定期便のような駅前の居酒屋に行き、
中年の仲居さんと談笑し、からかわれながら、純米酒を二合ばかり呑むだろう。
少なくともこのような生活費が予期され、
ここに掲載された『おひとりさま』の生活費・・無理難題だょなぁ・・、
と心の中で呟(つぶや)いたりしている。
追記(15日・am6.35)
しかしながら裕福でない私は、年金、程々の貯金で亡くなるまで生活するので、
倹約しなければならないよなぁ・・と苦笑したりしている。