夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

絶望的に硬い体が、「たった1分」で柔らかくなる方法、80歳の私は学び、微笑み・・。

2024-11-02 12:34:32 | 傘寿からの思い



☆凝り固まった体を瞬時に柔らかくする方法

「無駄な力を抜け」、「リラックス、リラックス」
スポーツやビジネスの場面で、よく他者や自分にそういった言葉がけをしますよね。

けれども自分で瞬時に凝り固まった体の力を抜くなど
難しいと思うのではないでしょうか。

ところが、できるのです。

基本的に体が柔軟な人は、緊張の度合いは低く、硬い人は高い。
ですから力を抜くとは、凝り固まった体を、柔らかくすることでもあります。
これがたった1分間でできるのです。


論よりも、まずは体験を。
やり方は簡単です。

1・最初に、現在の体が緊張状態にあるかどうかを知るために「前屈」と「後屈」をしてみてください。
    足をそろえて膝を伸ばしたまま前屈をし、
    おおよそ手の指が全部付くぐらいまで曲がる人は、
    緊張状態はそこまで深刻ではありません。

    後屈には、はっきりした目安はありませんが、
    両手を腰に当てて、上半身を後ろに反らせようとしたとき、
    ほとんどできない人は、緊張が進んでいると考えて間違いないでしょう。

2・1分間、両手で自分の顔を洗うようにさすってください。
    「え、さする?」と疑問に思いましたか。
    そうです、さするのです。

    さするだけの1分間は、意外と長いのですが、
    手を止めずに、顔の後は髪、後頭部、耳の後ろなど頭全体を両手でさすってください。

顔、髪、後頭部、耳の後ろなど頭全体を両手でさする
顔、髪、後頭部、耳の後ろなど頭全体を両手でさする 撮影=今井一詞


そしてもう一度、前屈と後屈をしてみましょう。

どうでしょうか。

最初に行ったときよりも、明らかに柔軟性が増したのではないでしょうか。

今、ダイヤモンド編集部の40代女性も一緒に取り組みましたが、
彼女も最初は前屈して、床に手の指が付くかどうかという程度だったのに、
1分間顔をさすっただけで、しっかりと床に両手が付きました。

体が柔らかくなったのです。

40代女性編集者も実践。一分間顔をさすった後は床に両手がついた
40代女性編集者も実践。
一分間顔をさすった後は床に両手がついた 撮影=今井一詞


☆体の感覚を取り戻して無駄な力を取る

この動作を私は「ボディマップ体操」と名付けています。

さすることで、私たちが脳内に持つ“身体地図”が鮮明になり、
体の感覚を取り戻して、無駄な力を取ることができます。

特に日常生活で、部屋の角に足をぶつける、
狭い空間を通ろうとして、体が当たってしまう、
または小さな段差でつまずく、というようなことがよく起きる人は、
脳内のボディマップが、鮮明ではないのです。

顔だけでなく、肩から腕、ろっ骨まわり、おなかまわり、
脇腹・腰まわり、足と全身を満遍なくさすると、
脳が体の隅々まで学習し、そういったことは起きなくなります。

ただし、脳は、すぐ忘れてしまいますから、繰り返し体をさすることが必要。
1日数回でも毎日行うことで、脳からの指令が神経に伝わりやすく、
関節や筋肉もよく動くようになります。

すると転びにくくなったり、正しい姿勢も維持しやすくなったりするでしょう。
何より無駄な力みが抜けるのです。



☆無理な筋トレをしなくても脱力で引き締まった体になる

さて私は、これまでプロのアスリートから高齢者まで4万人以上のパーソナルトレーナーを務め、
心身の力みを取る方法を指導してきました。

なぜ「力を抜くこと」が大切なのでしょうか。
一言で言うなら無駄な力みは、痛みやコリの原因となる上、自律神経を乱し、
睡眠や精神状態にも悪影響を及ぼすからです。
血流が悪くなり、新陳代謝を妨げ、疲れや不調の原因にもなってしまいます。

ところが近年、力を入れて筋力トレーニング(筋トレ)に励む人が、
なんと多いことでしょう。

筋トレは、筋肉が増えたことが目で見てわかり、達成感を得やすい半面、
血管や関節の負担が大きい。

また一般の人が、筋トレのような力む運動ばかりしていれば、
体を動かすときに、力むクセがつきます。
それでは己の“本当の力”を発揮することができないのです。

無理な筋トレなどしなくても、
脱力によって凝り固まった筋肉を柔らかくすることが、
健康な体や引き締まった体形への近道です。・・》

注)記事の原文に、あえて改行など多くした。


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