夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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高齢者、元気なうちにみんなで決める「お金の管理」、遅ればせながら77歳の私は、学び・・。

2022-08-12 12:06:48 | 喜寿の頃からの思い
先程、ときおり愛読している【マネーの達人】を見ている中で、
『 家族が高齢になったら、元気なうちにみんなで決める「お金の管理」 
       準備や話し合いをしていくポイントを解説 』、
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市に住む年金生活の77歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、古ぼけた戸建て住んでいる。

そして私より5歳若い家内も、お互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごしている。

こうした中、私たち夫婦は経済的に贅沢な生活は出来ないが、
『働らなくても、何とか生活ができるので助かるわ・・』、
と家内がときおり、 呟(つぶや)くように私に言ったりする。

『そうだよねぇ・・』
私は苦笑しながら応じたりしている。



私は民間会社のある会社に35年近く勤めて、2004年(平成16年)の秋に定年退職し、
この間、幾たびのリストラの中、何とか障害レースを乗り越えたりしたが、
最後の5年半はリストラ烈風が加速され、あえなく出向となった。

こうした時、経済にも疎(うと)い私が、経済ジャーナリスト荻原博子さんなどの
数多く著名人の寄稿文を読んだりした。

そしてデフレ経済の蔓延している中、
定年時に持家(マンションか戸建て)のローンは返済完了となり、
預貯金が3000万円あれば、公的年金を受け取りながら堅実に年金生活をして、
少しづつ取り崩して生活すれば、少しはゆとりのある年金生活ができる、と学んだりした。

やがて定年退職時となった時、遠い勤務地に勤め、この期間も私なりに奮闘した結果、
身も心も疲れ果てて、疲労困憊となり、定年後はやむなく年金生活を始めたひとりである。

そして年金生活は、サラリーマン航路は、何かと悪戦苦闘が多かった為か、
つたない半生を歩んだ私でも、予測した以上に安楽な生活を享受している。




こうした中、第二の人生の設計をしてきたつもりであるが、
この人生、見逃したことの要素もあるので、
《・・元気なうちにみんなで決める「お金の管理」・・》、
遅ればせながら学びたく、記事を読んでしまった・・。

この記事は、高齢者の諸問題に精通されている
佐々木 政子さんの寄稿文であり、
【マネーの達人】の『シニア』に於いて、7月24日に配信され、
無断であるが、記事を転載させて頂く。




《・・ 家族が高齢になってきたら、備えておきたいことがあります。
それは、お金の管理についてです。

高齢になった本人にとっても、
お金の管理が心配になってきたという方もいるでしょう。
家族に相談したいけれど、
「どう話したら良いのか分からない」
といった悩みを持たれている方も、多いのではないでしょうか。

家族であっても、本人のキャッシュカードを使いATMでお金を引き出すことは、
基本的には推奨されていません。

また、金融機関に認知症などにより、
判断能力がないと判断されてしまうと貯金の引き出しや
振り込みができなくなる可能性があります。

今回は、今からできる高齢者とお金の管理についての準備や
話し合いをしていくポイントをお伝えしていきます。

 

☆代理人として金融機関との取引を行おう

今は本人が貯金を管理しているけれど、
本人が引き出せない状態になった時に、
大きい金額が必要になる入院や定期的にお金を引き出す必要が出てきた時などに、
お金の出し入れはどうしたら良いのだろうかと、
思われる方も多いのではないでしょうか。(略)

しかし、急に大金が必要になった時に、
本人の通帳・キャッシュカード・お届け印等を揃えたりすることは、
 なかなか難しいことです。

備えの1つとして、金融機関で本人に代わり、代理人として、
お金を出し入れ等することができる「代理人届」を金融機関に提出しましょう。

代理人届は、各金融機関にあらかじめ所定の書式が、
準備してあることが多いです。

金融機関によっては、代理人になれる親族を、生計を同一にしている家族や
二親等以内の親族などに限定している等があるので、
各金融機関に確認が必要です。

代理人になるとATMで取引ができる代理人カードを発行できます。



☆不動産などの財産がある場合は家族信託を利用しよう

金融機関のお金の引き出しなどは、代理人になることで可能になりますが、
不動産などの財産がある場合はどうしたら良いのでしょうか。

不動産・預金・株券など財産がある時に、
本人の代わりに本人の為に運用していくことができる制度として、
家族信託があります。

家族信託は、営利を目的とせず財産の管理等を家族が行う制度です。

財産管理・運用・処分についてどのようにしていくのか、
細かい決まり事を家族で決められます。

財産の管理など委託する家族と委託を受ける家族の間で、
契約を結ぶ手続きが必要となります。
運用・処分・管理で得た利益は、委託された家族ではなく、
委託を頼んだ家族に利益が渡されます。

また、利益を得る家族を別の家族に決めることもできます。
家族信託利用の為には、公正証書の作成や信託口座の開設などの手続きがあり、
費用はかかりますが、行政書士や司法書士などの専門家と一緒に行うことで、
間違いなく行えるでしょう。

家族信託は、本人が家族に委託して行う制度ですので、
家族が認知症になる前に行うことが重要です
認知症発症後も家族信託を継続していくことは可能です。

家族に相談する際には、認知症になってからでは遅いこと、
運用などで得た利益について、信託できる財産を指定できることなどを説明すると、
理解を得やすいのではないでしょうか。




☆遠方の家族には、社会福祉協議会の財産保全管理サービスの利用も


遠方に住む家族の預金の出し入れや金銭管理をどうするか、
という悩みをお持ちの方もいることでしょう。

そんな時は、お住まいの地域にある社会福祉協議会が
行っている有料の財産保全管理サービスを利用してみてはいかがでしょうか。

社会福祉協議会職員が必要な額を金融機関から出し入れを行ってくれるほか、
公共料金などの支払い手続き等もしてくれる制度で、
通帳・印鑑・権利証なども預かってくれるほか、
年金や福祉手当等の受け取りに必要な手続きも行ってもらえます。

対象は、外出困難で判断能力の衰えていない方となります。

支払いの手続きや受け取りの手続き等は、
判断能力が衰えていない人であっても難しいものです。

本人へは、遠方の為に本人の代わりに貯金の出し入れができない、
頻繁に出向いてお金にかかわる手続きのサポートができない等を話し、
そこをサポートしてもらえるサービスがあり、
利用することでお互いに安心できることを説明することで理解を得やすくなります。

実際にどのようなサービス内容になるのかは、
社会福祉協議会によって異なります。

利用を検討する時には、お住まいの地域の社会福祉協議会に問い合わせてみましょう。



☆お金の管理は元気なうちに決める

突然の体調不良などで、金銭管理の問題はいつ発生するか分かりません、
本人と家族の金銭的な不安をなくす為にも、
本人と家族に合った方法を選んで準備しておく必要があります。

家族とはいえ、本人にとっては金銭的なことを人に任せることは、
不安があるものです。

今はまだという本人には、いざとなった時に家族や本人が困ること、
 お互いの安心の為にお金の管理サービス、
制度を利用すると言うことを分かりやすく伝えてみましょう。

最初からすべて管理するのではなく、
一部から始めることで本人に理解してもらいやすくなります。

家族と本人に合った方法を本人が元気なうちから、
ぜひ検討してみてください。
(執筆者:現役老人ホーム施設長 佐々木 政子)

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。



今回、高齢者の諸問題に精通されている佐々木 政子さんの寄稿文に導かれて、
《・・元気なうちにみんなで決める「お金の管理」・・》、

学びながら、多岐に及び、多々教示されたりした。
 
私たち夫婦は、原則として月初めには、
家計簿をお互いに確認しながら実施している。

こうした根底の理由としては、47年前、私たち夫婦が婚約する前、
お互いに隠し立ては・・やめましょうねぇ、 

と私は妻となる人から言われたりしてきた。

そして私たち夫婦は、結婚以来、毎月家計簿を原則として翌月の初めにしているが、
もとより生活費をお互いに確認した上で、
私、家内が趣味に使える費用を捻出する為に、 毎月確認し、

家計簿の月次決算をしている。



このような状況であるので、お互いに我が家のお金に関して把握しているが、
いつの日にか、どちらかが認知症になったら・・、
或いは、どちらかが突然に予告もなくあの世に旅立つた場合、
残されたものは、悲嘆の中に於いて、預貯金の引き出しも困苦するかもしれない。

今回、《・・社会福祉協議会の財産保全管理サービスの利用も・・ 》、
特に学んだりした。

どちらかが『おひとりさま』となり、やがて認知症に遭遇した時、
やはり程々に『おひとりさま』生活をする中で、
自立した言動が出来なくなる前、やむなく
《・・社会福祉協議会の財産保全管理サービスの利用・・ 》決断するのも必要、
と思い深めたりしてる。



いずれにしても健康寿命の範囲で、『おひとりさま』生活できれば、
今回の難題は解決できるのになぁ・・微苦笑したりしている。

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