夕食のあとは、道後温泉の町並みを散策しに個人行動。「道後温泉本館」まで。
温泉街の中央に位置する道後温泉本館は明治27年建築された三層楼の
木造建築。 平成15年4月1日から全館禁煙。
バスガイドさんの説明によると、通称「坊ちゃんの湯」と呼ばれているとのこと。
夏目漱石の小説「坊ちゃん」の舞台ともなった道後温泉。
このエピソードによるもののようです。
道後温泉本館(坊ちゃんの湯)は「国の重要文化財にも指定されているので、
いつ一般に利用できなくなるかわからないため、湯めぐりをなさる方はここだけは
おさえておいたほうがよいですよ。」 とのアドバイスを受けました。
1階に「神の湯」、2階に「霊の湯」(たまのゆ)があり、皇族専用の湯殿が
「又新殿」(ゆうしんでん)です。
入浴料金の違いによって、利用できる浴室・区分・休憩室での接待等に差が
出るようですが、長くても1時間20分とは休憩を入れて考えると大忙し。
そうそう、バスガイドさんがここでゆっくり身体を洗うことは考えず、湯につかる
だけで行動したほうが良いとおっしゃってましたっけ。
屋上にはこの温泉を発見した伝説の白鷲が飾られています。
ガイドマップによると、「昔は浴槽がこの本館だけにしかなく、温泉客は女中の
案内でこの湯につかりに来た」ということ。
風情ありまくりです。
また、本館は宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」の「油屋」のモデルにもなった
と言うお話。確かに感じが似ているわ。
残念ながら辺りは商店街や高層ホテルが立ち並んでいます。
その中でこの一角だけが特別な光を放っているように思えました。
道後温泉駅前のカラクリ時計まで行こうかと思っていたのですが、
疲れてしまったので、向かいにあるみやげ物屋「一六本舗」にお立寄り。
一六タルトを購入。ついでに1個だけ味見をかねて自分用にチョイス。
店内でいただきました。
こちらは皇族専用の湯殿「又新殿」(ゆうしんでん)です。
ちなみに道後温泉本館はミシュランガイドで星を獲得しているとも聞きました。