みにの夢色探索

本日も中華日和☆美味しい中国料理が食べたいな♪
たまに書く中華グルメと競馬予想、日常の備忘録。

蜀彩(ショクサイ) 経堂

2014-09-04 | 中国料理(四川料理)湖南・雲南

四川料理「蜀彩」(ショクサイ) 再訪

席を予約のうえ、魔神さん達一行とディナー利用。

入店すると、まだ時間帯は早いというのに、店内は大盛況。

次から次にお客様が来店してくる状況下、「予約席」という“守り札”で死守している

4人掛けのテーブル席が奇跡的に見えた。

名前を告げ、着席すると“守り札”はさげられる。

いやあ、凄い人気だ。

滞在中には、何度となく扉が開き、タイミングが合わず、来店されてくるお客様を断る場面を多く見た。

昼も混んでいたが、夜はそれに輪をかけて凄まじい。

「トントントントン!、トントントントン!」

いっとき、リズミカルな音が聞こえた。

利用は前回と同じく、壁際の片側ベンチソファのテーブル席。

この日の夜は3名厨房に入っているようで、壁の向こうは切場。包丁の音だ。

こっちも大忙しなのだろう。

 

料理は、アラカルト注文。

メニューを見ると、四川の特色ある料理も提供されている。

卓上周り等は昼とほぼ変わらずなので省略。取り皿は料理毎にいただける。

醤味夢ト(大根の醤油漬け)@500

大根、人参、キュウリ、セロリ。

唐辛子と山椒の効いた、あっさりとして爽やかな辛さの自家製漬物。

パリパリ、ポリポリ、箸が進むことは請け合いだ。

(ノブロー) うんめえ!オラ好みの味だ。いくらでも食えそうだで。

椒麻猪舌(豚タン薄切り 山椒ソース)@600 

下には、豆もやし。丁寧に下処理をした豚タンは、臭みとは無縁で柔らかい。

山椒ソースととも口に運ぶ。前回の雲白肉もだが、品の良い味わいに至極感心する。

樟茶鴨仔(四川名菜 鴨の紅茶漬け燻製香り揚げ)@1,900

紅茶液に様々なスパイス等を加え漬け込んだ鴨を、樟(クスノキ)のチップで燻し、

蒸してから油をかけ、皮目をぱりっと揚げたもの。たいへん手間のかかる料理であり、

あまり耳にしないかもしれませんが、俗称「四川ダック」と呼ばれ、美食家としても名高い

西太后の好物でもあったとか。

4人で分け合うが、大きさ的には2名でいただくのに適したボリューム。

スモーク香が食欲を刺激し、茶葉の香りのする鴨肉は味が濃厚で、噛みしめるほどに

じわじわと旨味が溢れ出る。

濃い色味のものは、甜麺醤をベースとしたたれだと思うが、私の苦手な甘ったるさがない。

使用は好みだが、自分は何もつけず、このままで。鴨肉の醍醐味を楽しもう

この味で1,900円とは喜ばしい限り。

紅油水餃子(四川風水餃子)4個 @800  

ランチでいただいて美味しかったので、リクエスト。

あれ?タレの刻み生姜がお留守だ(涙)。もっちり、ころんと手作り感を堪能。

豆鼓鶏丁(鶏肉と野菜のトウチ炒め)@1,400

野菜は、オクラ、山芋、ネギ。鶏肉は食べやすいようにひと口サイズの大きさ。

豆鼓は、柔らかな甘みの中にほろ苦さがあって、塩辛さはなく、

ひと手間かけたプロの仕事が施されている。

醤油味でまとめ、全体としては、まるみのある味わいだ。

(ノンノン) うちのパパ、辛さセンサーが敏感なのよ。あまり辛いもので無茶させないでね。

(ノブロー) わかっただ。むーみんパパ、リクエストの豆鼓炒め、こいならOKだな。

啤酒鴨(鴨の四川風ビール煮込み)@1,900 

ぶつ切りにした鴨を山椒、唐辛子、豆板醤で炒め、ビールを注ぎ炒めたもの。

他には、セロリ、キクラゲ、香菜。

鴨肉はビールで煮込むことによって柔らかく、コクがあり、ビリっとスパイシー。

日本人シェフのタッチで、味の仕上がり感がきめ細かい。

剁椒魚頭(真鯛のあたま 塩漬け唐辛子のせ蒸し)@1,500 辛辛辛

剁椒魚頭は「湖南料理」の名物。

真っ赤な唐辛子がどっかり乗るものかと思ったら、グリーン。

聞くと、自家製高菜。手加減してくれているのかな。

(ノブロー) 皿に溜まったスープがもったいねえ。麺でも絡ませてえな。

(ノンノン) パパこれ、ギブアップだわ(汗)。

醗酵系の酸味と唐辛子の辛味が、淡白な白身にマッチする。

本場のものを食べていないのでコメントは難しいが、個人的にはもっと辛さを追求したくなった。

辛印3ですが、耐性のある方なら余裕かと思う。

麻婆豆腐(とうふと挽き肉の豆板醤煮込み)@1,300 辛辛

昼と大差ないビジュアル。特に辛さのリクエストはしていない。

辛さ控え目、マイルドな旨味系の麻婆豆腐なので、あとは食べ手の好み次第。

老成都担々麺(成都式 汁なしタンタン麺)@1,000 辛辛

青菜、肉そぼろ、ピーナッツ、刻みネギ。

麺は平べったく、柔らかい。口にすると、もったりとして、私にはやや甘い。

杏仁豆腐(特製杏仁豆腐)@450

各人の味見用にスプーンも用意してくれる。

常時満席で忙しい中でも、スタッフさんはできる限りの配慮を忘れない。

プーアル茶風味の中華風蒸しカステラ@400

私、チョイス。パサパサで正直、当てが外れた。こんなときもあるさ。

手作りふわふわ桃まんじゅう(こしあん)1個 @400

頼湯元(成都風白玉団子)2個 @400

酒は、紹興老酒8年クリアー@3,500のほかに、ビールを各自数杯。

Hand01 上記注文で、お会計は1人当たり6,000円(千円未満四捨五入)。

やはり、中国料理アラカルトの場合は、人数がいたほうが財布に優しい。

後の予定があるため、この日の滞在時間は約3時間で切り上げた。

美味しい料理を食べ、酒を飲み、食後にデザートをいただき、1時間あたりで考えると2,000円。

CPの高さは目を瞠るものがある。客足が途絶えないのも納得。 

力押しをしない、ふくよかな味わいの四川料理だが、

それでいて、本場っぽいメニューも提供してくれるから、興趣が尽きないのである。

 

蜀彩(ショクサイ)

東京都世田谷区経堂1-12-10 松原ビル2F

TEL      03-3425-1668

営業時間/11:30~15:00(L.O.14:45)17:30~22:30(L.O.21:30)

定休日   月曜・年末年始          -店舗情報「食べログ」より-

※中国料理満足度は、4.5~5.0 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする