老上海本帮菜 「大ウ邨」
「京華閣」さんに続き、池袋北口に広がる新中華街、新華僑の街へ同行、第二弾。
次に選んだのは、ちょっと甘い味つけが特徴の上海料理。
当店のHPを見ると、本場仕様の上海菜の種類の多さに心弾ませることでしょう。
場所は、池袋駅西口。ロマンス通り沿いの雑居ビル3F。
「聚福楼」さんの並びで、同様にこの雑居ビルのエレベーターも1台であり、
3階で降りると、左手にはチャイナ服に身を包む可憐な乙女が描かれたミステリアスな扉がある。
当店の入口はこちら。勇気を出して扉を開けてみよう。
客席は左右に長く、今回の利用は厨房の様子が見える左手側の4人掛けテーブル席になる。
ビニールクロスの敷かれた卓上には、黒胡椒(GABAN)、紙ナプキン、爪楊枝、灰皿が用意。
酒はザ・プレミアム・モルツ(中ジョッキ)@500×2からスタートし、
紹興酒5年(ボトル)@1,500に進行した。
料理はグランドメニューからアラカルト注文。スタッフさん(中国人)はおすすめも教えてくれ、
ツウの方が好みそうな田鰻も紹介されたけれど、硬いから見送り、計5品のチョイス。
丁香花生(クローブ入りピーナッツ)@300(税込)
歯触りを残すピーナッツは長く噛むほどに、クローブの香りが広がる。
味が強くないので、飽きずに最後まで酒の友になる。
四喜烤夫(五目焼きふす)@480(税込)
料理は次々に登場。
卓はあっと言う間に単品料理で賑わぐので、様子を見ながらオーダーした方が良いのかも。
ビジュアルからしても濃そうだがその通り!
砂糖と醤油の効いた甘めの味付けがじわっとしみた上海味。
熏魚(揚げ魚の上海風醤油煮)@980(税込)
店側からプッシュされた1品。いざ運ばれてくると揚げ置き感が凄い。
魚は淡水魚を使い、醤油を使っているので色味は濃いが、四喜烤夫ほどには甘くはない。
スタッフさんは、どの卓にもすすめられていたので、これは店側が売り切りたい料理のようだ。
茶色い料理が続くところで……。
糟溜魚片(白身魚の麹入り炒め)@1,380(税込)
魚の身は片栗粉効果もあり、ふっくらつるん。
日本人にも好まれそうな穏やかな甘さで優しい味わいだ。
同行者さんチョイスのお蔭で単品料理の中の安らぎとなった。
薺菜大餛飩(ナズナと肉入り大餛飩スープ)@880(税込)
自分が選んでおいてだけれど、噛んだ瞬間、ワンタン皮が硬く、また小麦粉臭く思えてしまった。
同行者さん曰くこれが大陸味なのだとか。なかなか手強いものである。
フレッシュな野草の香りを存分に堪能できるのではと期待していたが、肝心のナズナの量も少なく、
ちょっと残念。チョイスミスで持て余し気味になったが、幸いにもスープは美味しくいただけた。
酒は追加のザ・プレミアム・モルツ@500、グラス紹興酒@300で
お会計は、1人当たり4,000円(千円未満四捨五入) 安い!
会計時、店のママさん(仮)が他に料理のオススメを教えてくれたので備忘録として記します。
※韭黄炒牛肉絲、盐水牛肉、油焖茭白、芹菜干絲など。
中国語が飛び交う店内はあっという間に満員御礼。
厨房内のコックさん達も立ちながら食事を摂る感じで大忙しだ。
また当店、23時からはカラオケが出来る。あの扉はそのためなんだな。
大ウ邨 (だうつん)
東京都豊島区西池袋1-37-15 西形ビル 3F
TEL 03-6907-0767
営業時間/ 11:00~翌5:00
定休日 無休 -店舗情報「食べログ」より-
http://dautun.kg-consul.jp/
※中国料理満足度数は、3.7~5.0 池袋中華が面白くなりました