中国家庭料理 「楊」(ヤン)3号店。
本店を十条に置く当店。
聞くところによると、当店は家族経営で営むため2号店も3号店もメニュー内容は変わらず、
ドラマ版「孤独のグルメ」にも登場した2号店は、TV効果で、若いお客様を中心に
賑わっているため、今回は比較的落ち着ける3号店を選んだ。
(店員さんの話だと本店は少し違っており、辛くないとのこと)
場所は、池袋駅西口より徒歩7分ぐらい。
参加メンバーは3名で現地集合。
大衆的な食堂然とした店内はカウンター席(6)と片側ソファのテーブル席(5卓)で
レイアウトされ、利用は入口側の窓際テーブル席。
上着は自分でハンガーにかけ、壁際のフックに吊るした。
卓上には、香醋、辣油、爪楊枝、紙ナプキン、割り箸。
着座後には業務用タオルおしぼり(直置き)とメニューをもらう。
当店、四川料理で注目されたが、オーナーは河南省洛陽の出身だとか。
そのため、こちらでは洛陽の名物「水席料理」コースがいただけるのだ。
※水席料理・・・スープを主とする料理。
しかし、本日は3名のため、グランドメニューからのアラカルト注文です。
生ビール@550を注文すると各自にでてきたお通し。ちょっぴり辛めのキャベツ。
麻辣鴨ささみ@890
店員さんおすすめ。
巧妙なスパイス使いで、麻辣味に深みがある。頼んで正解!美味い。
ほか、この日のおすすめは、香腸(腸詰)、拌三絲、牛の胃(ハチノス)と胡瓜。
楊特製 皮も手作り水餃子@490
6個入り。店員さんから、卓上の辣油もすすめられたけれど、もちろん1個はそのままでいただく。
注文を受けてから手作りしているだけあって、皮はもっちもち。
茹であがったばかりの熱々の皮を噛み切ると、肉餡はジューシーで旨みたっぷりだ。
美味しいものは、卓に留まる時間も短く、一同あっという間の完食となる。
孜然炒羊肉(ラム肉クミン炒め)@1,380
クミン控え目で、もやし、ピーマン(赤・緑)など野菜の量が多く、香菜がここに参加して
いないのも残念。羊肉には問題はないけれど、その点で期待を下回った。
四川風 水煮肉@1,800
肉は少な目で、もやし、チンゲン菜、しめじ、キュウリなどがたっぷり。
花椒を多めに辛くしてほしいと、リクエストをしたけれど、野菜の水気に押されて味のパンチが弱い。
また肉につけた片栗粉のとろみがスープに入り、若干とろんとした口当たり。
リクエスト効果で痺れる辛さだけれど、印象的にはやはり四川風。
これが当店のスタイルなのである。
冷めてくると油が重たくなるので、温かいうちにいただく方がベスト。
四川風 麻婆豆腐@890
辛さは普通でお願いした。豆腐は柔らかめ。
肉は細かく舌触りがとろりとして、豆板醤、花椒が効いて、きっちり辛いけれど、
水溶き片栗粉の影響なのか、口当たりはもてっと重たい。これも当店式の四川風。
楊特製 汁なし担々麺@800
美白でぶよん。2号店同様、給食にでてきたソフトスパゲッティ式めんを想起させるビジュアル。
この気取りのない風体が愛おしくもある。具材は炸醤肉(肉そぼろ)、青菜、刻んだナッツ。
かき混ぜ作業を同行者さんにお任せして、出来上がりを口に運ぶ。印象は変わらず。
濃い目の味で、後半にはくどさが出るため、3名ぐらいでシェアして丁度良し。
店舗は違うが、2度目ということもあり、大きな感動は得られませんでしたが、
看板料理をいただけたことに達成感を覚えた。
湯元(3個)@450
「中国では縁起がいい。お正月みんな一緒に食べる。」
お湯に浮かぶゴマ餡入り白玉団子を前にした店員さんの説明である。
酒の追加は、瓶ビール@550、甕出し紹興酒1合@490を数杯。
会計は1人当たり4,000円(千円未満四捨五入)
3号店は利用日の翌日から改装工事に入り、リニューアルオープンは5月1日の予定らしい。
「大きく、綺麗になるよ!」
店員さんは、にこにことしてフレンドリー。とても感じが良かった。
中国家庭料理 楊(ヤン) 3号店
東京都豊島区池袋2-54-2
TEL 03-3985-9247
営業時間/ 11:30~13:30(L.O) 17:00~22:30(L.O)
定休日 月曜・日曜 -店舗情報「食べログ」より-
※中国料理満足度数は、3.8~5.0
中国家庭料理 楊 3号店 (中華料理 / 池袋駅、要町駅、北池袋駅)