みにの夢色探索

本日も中華日和☆美味しい中国料理が食べたいな♪
たまに書く中華グルメと競馬予想、日常の備忘録。

ル・ジュー・ドゥ・ラシエット(Le jeu de l’assiette ラシェット) 代官山

2014-09-14 | イタリアン・フレンチ・スペイン

フレンチ「ル・ジュー・ドゥ・ラシエット」(Le jeu de l’assiette ラシェット)

ミシュラン一つ星獲得店。シェフ、高橋雄二郎氏。

場所は、代官山駅東口から、恵比寿西方面に向かった道沿い。

魔神さんとの会食。ディナーコース12,400円(11品~12品)。予約もお任せした。

美しくテーブル・セッティングされた窓際テーブル席への案内。

お品書きなし、サーブ時に口頭での説明になる。

フレンチのコース料理は、自身の得意分野ではないため、早々に戦線離脱。

詳細な記録は、後日公開してもらえる魔神さんにお願いしようと思う。

・アヴァン・アミューズ

米の泡に包まれた真鯛のマリネ

・アミューズ

稚鮎のフリット、ゴボウのフリット、クレソンの成草のベビーリーフ

(タクロー) 同時に、バルサミコソースがセットされただよ。

・アントレ

玉ネギのブラン・マンジェとスナップエンドウのスープ

これは、冷たいスナップエンドウのスープを、あとがけすることで完成する。

よつ葉バター

パン

フォアグラテリーヌ・オレンジ風味

オレンジの風味が強くて、私としてはフォアグラの印象が希薄だった。

イワシのコンフィ じゃがいものムース添え

サザエとキノコの荘園風

泡の中に具材が隠れているのだ。見せ場を作るねえ。

玉子のスフレとサマートリュフ

・ポワソン

骨付きヒラメのロティ

・ヴィヤンド

シャランデ鴨の胸肉のロティ

・アヴァン・デセール

桃のコンポート・ジュレ・グラニテ

・デセール

バナナとチョコレートのムース

・カフェ・ウ・テ

レモンバームとカモミールのハーブティ

・プティ・フール

クランブル生地のシュークリームとトンカ豆のブラン・マンジェ

皿をキャンバスにして描かれたアート性の高い料理の数々。

当店では、泡使いが目立った。

また、素人目には、無駄な空間と見える皿上のスペースは美学なのだろう。

全12品、食事時間は4時間に及び、物凄い満腹感。食べ付けないものは胃袋に堪える。

アントレの数の多さには恐れ入ったが、メイン(アミューズ、デセール)前のアヴァンを始め

本格的なフレンチのコース構成を堪能できた。

奥の深い世界だと思う。

Hand01 お会計は、ボトルワイン他を含め、1人当たり21,000円(千円未満四捨五入)。

個人的には、 玉ネギのブラン・マンジェとスナップエンドウのスープと

シャランデ鴨の胸肉のロティが印象に残った。美味。

               ※献立は魔神さんが控えてくれたメモによって作成できた。感謝。

 

ル・ジュー・ドゥ・ラシエット (Le jeu de l’assiette ラシェット)

東京都渋谷区恵比寿西2-17-5 サンビレッジ代官山 2F

TEL      03-6415-5100

営業時間/木~火 11:30~13:30(L.O) 18:00~21:00(L.O)

定休日   水曜日(祝日の水曜日も休み)

※フレンチ満足度数は、4.0~5.0

ル・ジュー・ドゥ・ラシエットフレンチ / 代官山駅恵比寿駅中目黒駅

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one’s kitchen(ワンズキッチン) 関内

2014-09-13 | 各国洋食・バーガー・Bar・ダイニング

ダイニングバー「one’s kitchen 」(ワンズキッチン)

最寄り駅は、横浜市営地下鉄関内駅。

関内在住の友人が席を手配してくれた。

扉を開けると正面に階段。

2階と半地下が客席で、予約してくれたのは2階のカウンター隣の窓際ソファテーブル席。

当店を利用したことのある友人の話だと半地下より、2卓しかない2階席のほうが落ち着くからだという。

生ハムとクリームチーズのシーザーサラダ@800

メニューを見ると、がっつり飯をいただくというより、ワインと相性の良いおつまみ系の料理が多く、

そのワインも2,500円から用意されているので、飲んべえの懐に優しい。

店内には大型モニターが設置されていたので、野球観戦をすることができた。

なお、当店は喫煙可の店である。

 

one’s kitchen(ワンズキッチン)

神奈川県横浜市中区常盤町5-66-3 プランタンビル 1F

TEL      045-641-1129

営業時間/17:00~翌2:00 11:30~14:00

定休日   日曜日(日曜イベントの場合は営業

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新天地(シンテンチ) 横浜中華街

2014-09-12 | 中国料理(上海料理)寧波

横浜中華街、市場通りはずれの「新天地」(シンテンチ)

この通りには、麺に定評のある「雲龍」さん、「萬来亭」さんが店を構えていますが、

本日は当店で美味しい麵をいただこうと思う。

入店すると、店の快活な年配女性(中国人)が、声をかけてくれた。ママさんだろうか?

訪問時、フロアを切り回すのは、彼女一人。

その誘導に従い、1階奥の2人掛けテーブル席へ着いた。

中華系のBGMが流れ、見通しの良い店内は、円卓、角テーブル席というレイアウトだが、

ぐるなびによると座敷半個室が完備され、総席数は90席とのこと。

階上にも客席の用意があるようだ。

テーブルクロス(1枚)とガラス天板を敷いた卓上には、醤油、酢、胡椒、爪楊枝、灰皿。

取り皿の上には箸がセットされている。

 

ママさん(仮)からグランドメニューとタオル地のおしぼり(直置き)をもらうと、

次はサワーを入れるような大きさの[Coca Cola]とロゴの入ったグラスで水がサーブ。

酒屋さんの景品だろうか?この安直な感じ、嫌いではない。

横浜中華街においては、歓迎したい気持ちさえある。

ランチメニューはいるか、と尋ねられたが、店先に並んだランチメニュー類には、

目的の麺が確認できなかったので、遠慮した。

 

グランドメニューを開くと、目当ての湯麺は写真付きで

『横浜中華街ではここでしか食べられない伝統の味』として紹介されていた。

「雪菜と豚肉細切り麺、お願いします」 

「それ、オススメよ!スープ、すっごく美味しい。みんな全然残ってない」

ママさんは満足気に笑みをこぼし、厨房に向かった。

咸菜煨麺(雪菜と豚肉細切り麺)@850

「お待たせ、どーぞ。食べてみて!」

黄色味がかったスープには雪菜と糸切り(細切り)にした豚肉が浮かぶ。

レンゲでスープをひと口。

あちっ!激アツである。

重たそうな色味だが、ベースは塩味で、香ばしさとコクがあるのに、意外とあっさり飲める。

ママさんの話によると、一面に浮いた高菜は揚げているそうだ。

「だから、小さくなっちゃったじゃん!」

その小さくなった雪菜を豚肉と炒め、鶏ガラスープへ投入するのだが、その際、

打ち粉のついた麺も一緒に入れて煮込むため、熱々で冷めにくく、独特の色味が出ているのだ。

男性の場合は小ライスを別注文し、麺を食べた後、スープに入れ召し上がる人もいるのだとか。

ああ、それもこの味ならわかるよなあ。ほっとさせてくれるよ。

麺は細め、少し縮れている。

ボリューム自体は多くはないが、ともかく激アツが続くから、麺を平らげ、

スープの一滴を飲み干すまで、間延びせず楽しめた。美味かった。

「煨(ウェイ)はゆっくり、ゆっくり煮込むことね。メニューにも書いてあるじゃん。

あ、ない。見落としてた。でも、お客さんにはそう説明する。」

「ははは、わかりやすく、日本語でも煮込みって入れた方がいいよ」

気さくなママさんは、大陸的というか、ハキハキした物言いで、人によっては

キツク感じられるかもしれないが、私とは波長が合うよう。フレンドリーだ。

上海料理は江蘇省、浙江省一帯の長江下流地域の料理で、浙江一帯の名産物、

雪菜(高菜)を使う料理も多い。

そのため、横浜中華街の他の上海料理店でも、高菜そばを目にする機会はあると思う。

ママさん曰く「これは、上海の高級料理店のラーメン、普通の店だせないよ。権利あるから」

この場合の権利とは、上海でのことだ。

上海を身近に感じられる麺料理。当店でも、ぜひお試しください。

 

新天地 (シンテンチ)

神奈川県横浜市中区山下町126-3

TEL      045-662-2284

営業時間/11:30~15:00(L.O 14:30) 17:30~22:30(L.O 22:00)

定休日   火曜日

※横浜中華街満足度数は、3.8~5.0

新天地上海料理 / 元町・中華街駅石川町駅日本大通り駅

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唐苑(トウエン) 江古田店

2014-09-11 | 中国料理全般

中国料理 「唐苑」(トウエン)

某日、大江戸線を利用することがあり、昼食をとるため新江古田駅で下車した。

トマトタンメンが有名な「白龍トマト館」さんに行ってみたかったからだ。

HPを確認していなかったため、店の前につくと休業中に愕然とした。

このあたり土地勘がないため、さっぱりわからない。

再び大江戸線に乗るのも虚しいし、江古田駅から池袋に出るか、

または、江古田駅周辺へ歩を進め、飛び込むのも良いかもしれない。

 

江古田駅南口の交差点を曲がり、千川通りを歩いてみた。

駅とは反対方向らしいが、何かお店はないだろうか。

通りにはポツポツ店が点在するが、それほど飲食店が並ぶわけではない。

そろそろ、駅方面へ引き返すかと思ったタイミングで、中国料理店の店先に週替りランチのボードを発見した。

「2種類かあ、今日は気分的に麺腹なんだけどな……。」

しげしげと眺めていたら、私の脇を通り過ぎ、女性が一人で入店していった。

ここは、女性一人でも気安いのか。お腹も減っているし、私も入ってみることにした。

扉を開けすぐ右手にレジ。

厨房前にはカウンター席、その後ろにテーブル席、奥は小あがり席というレイアウトで、

親しみやすい食堂という雰囲気だ。

店は8割ほどの客入り。付近に競合する飲食店がないためか、なかなか盛況。

お店の女性(中国人)の指示でカウンター席の端に着く。

卓上には、醤油、辣油、酢、胡椒、爪楊枝、紙ナプキン、メニュー、ピッチャーなど。

一段高い位置には灰皿も用意されている。

ランチのピークタイム、フロアの応対も忙しそうだが、その合間をみて、氷入りの茶を

コップで運んで来てくれた。

店内を見まわすとボードにも、週替りランチが紹介されている。

メニューも検討したが、いまひとつ食指が動かず、来店している多くの客の注文に習い、

私も週替りから選ぶことにした。

A.ニラ肉@650

「お待たせしました」と角盆でのサーブ。

同席するメンバーは、主菜(ニラ肉)、サラダ、スープ、御飯。

ロゴ入り箸袋に入った箸(横置き)を従え、レンゲはスープに入れた状態で登場。

650円というリーズナブルさだが、視覚的には十分なボリューム感。頑張ってくれている。

和を感じさせるようなスープには、干しエビがちょろん。サラダはキャベツが主流。

これも値段からすると妥当だし、驚きはしなかった。

糸切(細切り)の豚肉、タケノコ、ニラ、もやしの炒めものは、甘めの味噌味ベースで、

御飯との相性は良好なのだけれど、当店の飯はパサついて風味がいま一つ。

たまに出会うところの中華残念白飯だ。

とは言っても、これは私の主観によるもの――

食後には杏仁豆腐。

当店、その構造か空調の調子が悪いのかは不明だが、ピークタイムに注文が殺到すると、

厨房からのもくもくとした煙が客席へと流れ込み、目にしみて困る。

私の座った位置が悪かったのだろうか?

そのうえ、ランチタイムも喫煙OKなので、煙のダブルパンチ。

新参者には、いささか手ごわいランチとなった。 

 

唐苑 江古田店

東京都練馬区旭丘1-57-14 ルミエール榎本 1F

TEL      03-5983-5536

営業時間/11:00~15:00 17:00~24:00

定休日   無休(年末・年始)          -店舗情報「食べログ」より-

※ランチ満足度数は、3.0~5.0

唐苑 江古田店中華料理 / 江古田駅新江古田駅新桜台駅

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中国料理くろさわ東京菜 大森

2014-09-10 | 中国料理全般

中国料理「くろさわ東京菜」 定期再訪

本日のオーダーも、Bランチ@1,600で。

瓶ビールは、プレミアムモルツ小瓶orアサヒスーパードライ中瓶の2種からの選択で、後者を選ぶ。

 

「こんにちは!」「いつもありがとうございます」

シェフと奥様が交互にフロアに出てきてくれ、声を掛けてくれた。

いつも通り、自然体で感じの良い対応なので、私はリラックスしつつ、

料理の出来上がりを待つことが出来る。

 

トントン!カン!ジュゥゥゥー!BGMに混じり厨房の心地良いサウンド音が聞こえ始めた。

前菜2種盛り

一皿目。スタッフのお兄さんは、サーブ時にきちんと説明をしてくれる。

ランチだからと、(説明を)省くことはしない、その誠実な姿勢が嬉しい。

写真は、トマトとオクラの花の山東風お漬物(左)、シロガイのパプリカソースがけ(右)。

ピリっと爽やかで、ほのかな酸味のオクラの花と、

素材感を大事にした肉厚の白貝を、さっぱりとしたパプリカソースで味わう。気の利いた前菜だ。

牛肉四川風ピリ辛炒め、スルメイカサッパリ炒め、ラム肉の水餃子

これらは、出来上がり次第で運んでくれ、ご飯とスープも追行する。

(レンタロー) 今日のくろさわは、肉、海鮮、野菜のほかにスペシャルなもんがあるな。

それは、酒を呼ぶラム肉の水餃子。今日の献立に入っていたので、ビールも中瓶にしたのだ。

むちっとした手作りの皮に歯を入れると、臭みはないけれど、ラム肉独特の旨味のある肉餡に到達する。

ニンニクの効いた、辛目でコクのあるゴマ味噌たれとの相性も抜群。

う・うま~い 

こりゃあもう、ご機嫌な美味さなのだ。今日はツイてるぞ。

くろさわランチは、野菜の宝庫。

エリンギ、パプリカ、ジャガイモ、冬瓜などがザクザク。勿論、牛肉もたっぷり。

四川炒めは、胡椒を効かせてスパイシーに仕上げ、ご飯と相思相愛の仲。

このまま、ご飯まっしぐらに突き進みそうになるが、ちょっと待て。

副菜のスルメイカの炒めにも箸を運ばせ、間合いを取る。

こちらは、ミニトマトとリンゴを合わせ、さっぱりと生姜風味。

主役をより引き立て、奥ゆかしく飯の進行をサポートしてくれる。

おかずチームの結束力で、もりもり食が進み本日も綺麗に完食。美味しかった。

デザート

食後には、レモンと白酒のグラニテ。白酒が微かに香り、レモン風味でさっぱりと

引きしめた大人味のデザート。

何事にもブレがなく「くろさわ東京菜」を発信し続ける力強さは、当店の最大の強みに思う。

ファンの一人として長く通いたい店である。

  

中国料理くろさわ東京菜

東京都大田区山王2-36-10 石毛第2ビル

TEL         03-5743-7443

営業時間/ 11:30~14:00(13:30LO) 18:00~23:00(22:00LO)

定休日    月曜日 ※祝日の際は翌火曜日

※ランチ満足度数は、3.8~5.0 必・定期訪問(*^・^)ノ

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喜臨軒(キリンケン) 池尻大橋

2014-09-09 | 中国料理(広東料理)潮州・福建・飲茶

温故知新中国料理 「喜臨軒」(キリンケン) 定期再訪→前回

当店で、久々のディナー。

お気に入りのカウンター席を予約し、蒸し魚と香り鶏をリクエストのうえ、アラカルトチョイス。

グランドメニューを広げると、夜にコース料理(4種類)が具体的に明記されていた。

主菜をお選びいただけるミニコース 4,500円コース (計6品)
・前菜2種盛り合わせ、点心2種、海鮮または肉料理、野菜料理、麺飯料理、デザート・お茶菓子


前菜からデザートまでのフルコース 5,500円コース (計7品)
・前菜3種盛り合わせ、点心、海鮮料理、肉料理、野菜料理、麺飯料理、デザート・お茶菓子


フカヒレ料理を含む喜臨軒名物を味わえるコース 7,000円コース (計7品)
・前菜3種盛り合わせ、点心、フカヒレ料理、海鮮料理、肉料理、麺飯料理、デザート・お茶菓子


フカヒレ・アワビ料理を含む贅沢なコース 9,000円コース (計7品)
・前菜4種盛り合わせ、点心、フカヒレ料理、アワビ料理、肉料理、麺飯料理、デザート・お茶菓子

メニューは単品料理も定番を除き、だいぶ絞られ、印象が変わったように感じた。

生ビールを2つ注文し、まずは冷前菜と季節の料理の中から2品選んだ。

豚脛・タン・頬肉の煮こごり(小皿)@600

季節の料理で、はじめに決まったのは、豚脛・タン・頬肉の煮こごり。

脇には、大根とニンジンの甘酢漬け。

グリーン状のソースはニンニクが効いて、濃厚なバーニャカウダソースのよう。

八角が香り、肉の質感を味わえる煮こごりは、そのままでも美味だが、お好みでソースをつけて。

(寝太郎) 僕はそのまま派だな。断然、気にいっちゃたよ。

――久々の寝太郎さんだ。彼もまた当店のファンなのである。

烏骨鶏のピータン(皮蛋)@500

当店のディナーでは、必食したい松葉模様の美しい皮蛋。印象は変わらず

喜臨軒名物 手切り豚肉と天然海老のシューマイ 1個@250×2  

たまには、ほかのものをと思ったのですが、生憎おすすめボードの季節の春巻が完売。

勿論、不足はありません。本日も肉々しくって、ジューシー。

さすが、“キングオブシューマイ” 

(ノブロー) 夜にも来てえと、願えば叶うもんだで 刺繍のパンダは、シェフのところの新入りだな。

(刺繍パンダ) ノブロー、よく来てくれたね。歓迎するよ。

首にかけているのは、缸缸好(ガンガンハオ)の英雄の鍵だね。ゲットおめでとう。

清蒸紅石斑魚 時価

清蒸鮮魚浪人の旅は続く。リクエストの蒸し魚だ。

本日の鮮魚は、紅石斑魚(アカハタ)。白髪ネギと香菜、さっと火を通した黄韮も添えて。

鮮度の良さは一目瞭然。心を揺さぶられるほどの美貌だ。

これほどのもの、仕入れていただけただけでも感謝(涙)。

(ノブロー) 赤ハタ、胸びれあげてるな。オラに握手を求めているようだで。

(みに) その胸びれもしゃぶってね!

解体作業は、自分たちの仕事。

口に含むと、シコシコとした弾力。身質の良さに感じ入る。

シェフ、渾身の作に、意見を述べるのも憚られるが、

中骨あたりの身離れと、もう少し皮がとろりんとしてくれると、私としては、なお嬉しい。

これは蒸し時間の関係なのか、素人の私には不明。

なのに、要望ばかり多くて本当に心苦しく思う。

目玉が落ちそうなタイミング、それが私の記憶にある理想の姿蒸しだが

清蒸鮮魚は、そのシンプルさゆえに、最高に難しい調理法。

コントロールは至難の業だと思う。

見目良い赤ハタを解体し尽くし、身を食らい、皮をしごき取り、骨をしゃぶる。

そうして、今宵も蒸し魚は骨のみになった。清蒸鮮魚浪人、満足である

空芯菜の塩味炒め“エシャロットオイル風味”@1,400

シャキッとした歯ざわりを残して、火入れも上々。

脆皮炸香鶏腿@2,200

リクエストの香り鶏。

当店のディナーに初めて寄せてもらった時、料理長スペシャリテ「當紅脆皮炸子香鶏」(香り鶏)を

腿肉で調理し、提供してくれたことがあった。

香り鶏は、お客様からの要望も多いのかもしれない。

腿肉を使って、2名からでも通常に提供出来るようにはならないだろうか?

しかし、シェフには考えるところがあった。

肉がむき出しになると、しっとり感が損なわれる。ここが最大の課題だ。

そこで糸で縛って成形し、露出する部分がないように工夫したのだ。

(寝太郎) 料理に対する愛情だよなあ。情熱だよ。

その話だけで、僕はご飯のお替わりが食べれるよ。

リーペリンソース、レモン汁、香り塩はお好みで。

3度揚げされるが、シェフの愛によって守られた腿肉は

パリパリの皮目にガードされ、内側はしっとりジューシーに仕上がっている。

(レンタロー) シェフ、何やってんのー?オラにも見せれーー。

(刺繍パンダ) 小さいの。今、キミたちの炒飯を作っているんだよ。危ないから降りてね。

鶏肉とスルメイカの“リゾット風”『煮込みチャーハン』@1,600

上にはネギと黄韮。余熱でかえすようにして食す。

具材は、鶏肉とスルメイカの他に、干しシイタケ、枝豆。

イカからの甘みとダシに、干しシイタケのダシも加わり、ダブルな旨味で味はぐっと濃厚。

福臨門さんでは、干しダコですよね」シェフの言葉だ。アレンジを効かせているのだ。

香芒布丁 配以 楊枝甘露(マンゴープリン『香港で人気のフルーツスープで』)@600

以降、デザートは昼と同じように、ケーキとセットになった小さいサイズになり

これが最後の普通サイズだそう。

スプーンを入れると、充実のむっちり感。フルーツやタピオカがざくざく。

濃厚な甘みの中にフルーツの清々しさがあって、美味い。

このボリュームでいただけるのも終わりかあ。切ないなあ。

酒は、缸缸好(ガンガンハオ)のボトルの他に、プレミアムモルツ樽生を数杯。

Hand01お会計は、1人当たり11,000円(千円未満四捨五入)

「ありがとうございます。お気をつけて」

気が付くと、私達がラストの客となってしまった。シェフやスタッフさんに見送られ退店。

カウンターでの人間味あるコミュニケーションが、私にとっては味だけではない

外食の付加価値になっている。

 

喜臨軒 (キリンケン)

東京都世田谷区池尻3-2-5 コンフィアンス流来 B1F

TEL   03-5787-6982

営業時間/ 11:00~14:00 (L.O)18:00~22:30(L.O)

定休日    日曜

※中国料理満足度数は5.0 (*^・^)ノ特別。 断然応援。

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ビストロシノワ陽(ヒナタ) 阿佐ヶ谷

2014-09-08 | 中国料理全般

中国料理、ビストロシノワ「」(ヒナタ)

場所は、阿佐ヶ谷駅北口から中杉通りを早稲田通り方面に進行した道沿い左手。

扉を開けると、客席すべてが見渡せるオープンな造り。

すぐに、フロアスタッフの男性が声をかけてくれ、卓上に使い捨て紙おしぼりがセットされた

入口近くのテーブル席に着いた。

無機質な壁に温かみのある木目を合わせ、中国料理店というよりカジュアルな洋食店。

客席はテーブル席(片側ベンチソファ含む)のみというレイアウトで、

食べログによると、席数は20席とのことだ。

 

ランチ利用に、友人が席だけ予約しておいてくれたため、案内を受けた時は「reservation」

もしくは「予約席」といった札が置かれていたと思う。

その効果か、卓を2つセットし、4人掛け席。

バッグは隣の椅子に置けたが、足元には籠も用意されている。

 

店の扉が開いた。

友人かと思ったら、ご近所マダムが4人での入店を聞いている。

店内は1人客(3)と3名のグループ客が、卓の間隔を開け座っているため、スムーズに

案内することができない。

私は2名利用になるのだからと申し出て、椅子からバッグをのけ、1卓離してもらった。

マダム4人は、隣に卓をセットして着座。

当店のオープンは、2014年2月10日だが、漏れ聞こえる(マダム達の)話によると、

この場所は、以前、フレンチ(ビストロ)店だったらしい。

待ちの間に、卓上に置いてあるメニューを検討した。

店は、シェフとフロアスタッフさん1人の計2人体制。

予約なしでも、ランチコースが食べれるかを尋ねると、注文可能という回答。

当該コースは、通常のランチセットから選んだ主菜に、前菜・ふかひれスープ・デザートがつく。

また、点心など、グランドメニューからの注文も受けてくれるという。

友人到着後、相談のうえ、本日の注文が決まった。

ふかひれランチコース@2,100×2 と

酒は、ランチ生ビール(中)@500×2、ランチ紹興酒@400をお願いした。

三種前菜盛り合わせ

注文後に、箸置きと箸がセット。

スタッフさんは、接客がまだ慣れていないのかもしれない。サーブ時に説明なし。

貝、鶏肉、焼豚。鶏肉のクリーンはネギソースだと思う。

ふかひれスープ

とろみがついているので熱々。醤油味でまとめている。

 

スープをいただいたタイミングで、声掛けがあった。

ベンチソファ席利用のお客様が帰られたのだ。

「もし、よろしかったら、奥のテーブル席に移られて、広く使ってください」

友人との久しぶりのランチなので、それは有難い。

スタッフさんの細やかな配慮に感謝して、移動する。

お好きなランチ一品

メインは、日替わり、麻婆豆腐、酢豚の各ランチ、本日の野菜ランチから選ぶ。

通常ランチで注文の場合は、これに、おしんこ、小菜、ライス、スープが付き、

「本日の」は何かと、店内のボードを見ると、夏野菜の香り炒めだった。

(通常ランチと)同様に角盆でのサーブで、ザーサイ付。

チョイスは酢豚。豚バラ肉に、彩豊かな野菜は、ピーマン、トマト、干しシイタケ、紫タマネギ。

肉もごろごろ入っているが、レモンも入り、フルーティーな味わいで、軽いタッチでいただける。

自家製蒸しパン 2個

コースの場合は、ライス(白米)、蒸しパン、お粥からと、選択が広がる。

蒸籠でサーブされた蒸しパンは、もっちり熱々で、酢豚のソースを拭うように絡めて食す。

デザート

メニューのランチデザートから好きなものを選べる。

やわらか杏仁豆腐、ココナッツアイス、タピオカと小豆のココナッツミルク、ライチシャーベット。

加えて、この日は、白桃シャーベットが提供できると、口頭で教えてくれた。

チョイスは、タピオカと小豆のココナッツミルク。 温かいお茶のサービスもある。

駅から遠いこともあり、訪問時のお客様は付近に住まわれる方々が中心。

しかし、フリーでも気軽に利用でき、創作中華も楽しめる1軒。

これからの活躍を期待したい店である。

 

ビストロシノワ陽

東京都杉並区阿佐谷北4-6-29

TEL      03-5364-9835

営業時間/水~月 11:00~14:00(L.O.) 18:00~22:30(L.O.)

定休日   火曜日

http://bc-hinata.com/

ビストロシノワ陽中華料理 / 阿佐ケ谷駅

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松の樹(マツノキ) 川崎

2014-09-07 | 日記・コラム・つぶやき

「茶思味」さんを後に川崎駅に向かう途中、四川料理「松の樹」さんを見つけた。

え、でも以前お邪魔したときは、確か場所はここじゃあなかったはずだ。

調べると、とうに移転されていたのだ。

記憶にある昔の店舗に比べ、外観からの印象だが、小さくなった気がする。

当店でいただいた担々麺も、辛さにエッジが効いて美味しかった。日を改めて訪問したい。

 

松の樹

神奈川県川崎市川崎区宮本町6-11

TEL      044-221-9939

営業時間/11:00~15:00(L.O.14:30) 17:00~21:30(L.O.21:00) 

定休日   月曜日(月曜日が祭日の場合は火曜日が休み)

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茶思味(ジャスミン) 川崎

2014-09-06 | 中国料理(台湾料理)

台湾家庭料理「茶思味」(ジャスミン)

場所は、JR川崎駅を背に川崎市役所通りを進行し、川崎市役所を左手に見て、

稲毛通りの次の道を左折した道沿い左側。小豆色のアジアンカフェ風の外観がそれだ。

通りにスタンド看板がでているので、確認してみる。

肉糟飯、牛肉麺……。台湾庶民食がいただけそうだ。

先日は魯肉飯のつもりが、カレーになっちゃったからな。

よおし、少し時間は早いが入ってみよう。

店内に入ると、カフェからは遠ざかった。気安い中華居酒屋風。

店のママさんが声をかけてくれ、カウンター席に着いたが、

視線を移すと奥には、テーブル席(ベンチソファ含む)の用意もある。

卓上のカトラリーバスケットに、プラスチック箸、スプーン2種、業務用タオルおしぼり。隣にはコップ。

着座後にママさんがピッチャーをトンと脇に置いてくれたので、自分で注ぎ込む。

カウンターの端には、この日のランチメニューが4種類。

①木須肉炒め、②エビチリ炒め、③餃子(焼or蒸)、④飲茶set(5種点心とおかゆ)

尋ねると、ランチはこの中から選ぶらしい。

またも予定が狂った。最近、台湾料理にフラれっぱなしだ。

にこにこと愛想の良いママさんが、説明をしてくれる。

「木須肉炒めは、肉とキクラゲ、玉子を炒めたものね。」

――それ、キクラゲばっかり多かったら悲惨だよね。私の心の声だ。

ひと通り話を聞き、迷ったあげくに蒸し餃子でお願いした。自分の選択を信じよう。

「冷房いれましょうか?」ママさんの提案だ。

「え。はい、他のお客様まだのようですが、いいんですか?」

――以前、このようなやり取りを、他店でしたよなあ(汗)。

聞くと、ランチのお客様は市役所の方々が多い様子で、12時に午前の仕事が終わり、

当店に着くのは12時5分。客が入るのはそこからだと言う。

蒸し餃子セット@850

角盆に同席するセットメンバーは、主菜(蒸し餃子)、白飯、野菜サラダ、スープ、ザーサイ、杏仁豆腐。

餃子用に小皿を従えている。

調味料は黒酢、醤油、ラー油。爪楊枝を連れ立ち、ランチ参戦。

さて、餃子はその1個がスレンダーなボディ。手作りということだが、コンディションが悪すぎ。

皮のひだの先が白く、パリパリ状態だ。残念ながら、対面時にランチ熱が冷めた。

か弱い皮を噛み切る。

肉餡に手作り感はあるが、ジューシーさも食べ応えもなく、白飯を食べるにあたり役不足。

おかず食いの自分は、窮地に追い込まれている。

ボリューム感のあるピーナッツ入りのサラダを胃袋に片付け、小皿に醤油を注ぐ。

そこへ蒸し餃子をドバドバつけて飯を搔き込む。しょっぱいぐらいが、飯が進むからだ。

この動作の繰り返しで、合間にキャベツ、大根、ニンジン、干し海老の入ったスープを呑む。

微量のザーサイは、この場面では、白飯の最良の友。大事に食べなくてはならない。

幸いにして、ご飯は美味しかったので、おかず終了までに、この作戦で8割方食べることができた。

後から来店したカウンターの一人客は常連さんのよう。ママさんと会話を交わすと、

迷いなく木須肉炒めを注文した。

運ばれてきたものを横目に見ると、皿にこんもりと盛られた様相は、

玉子もたっぷり、肉もしっかりで、頼もしいおかず戦士だった。

どうやら、自分は外れを引いてしまったようだ。無念。

目の前に残っている杏仁豆腐を口にすると、味が濃くて美味かった。

12時近くになると、ご近所に住んでいると思われる常連さんが次々に来店し、

ポツポツ奥のテーブル席も埋まり始めた。

ママさんの人柄もあって、地元に親しまれている店のようだ。

会計を済ませ、表のスタンド看板を見ると反対側にはランチメニュー。

予約の場合には、コーヒーがサービスされるのだ。

痛恨の選択ミス。主菜が違えば、私の印象も大分変ったことだろう。

また、当店はわかりやすい献立が並ぶ昼よりも、夜の方がそのポテンシャルを

発揮できるのではないかと思う。

 

茶思味 (ジャスミン)

神奈川県川崎市川崎区宮本町4-1

TEL      044-201-4568

営業時間/月~金 11:30~14:00 17:00~22:00
     土 16:00~22:00

定休日   日・祝          -店舗情報「食べログ」より-

※ランチ満足度数は、見送り。

茶思味台湾料理 / 京急川崎駅川崎駅港町駅

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ちまき屋 (台湾肉粽) 横浜中華街

2014-09-05 | 内飯・弁当・土産・取寄せ

横浜中華街、上海路の本格台湾チマキ専門店「ちまき屋

拙ブログでも何度となく、取り上げさせていただいていますが、朗報です。

9月より店頭販売でも個数を求められるようになったとのこと。

このあたりは、お店との相談になるかもしれませんが、

ちまきは、売り切れ次第の終了となるため、後から来られるお客様のためにも、

ドカ買いするのは控えたいものですね。

私は、入用個数2個で、お願いし、常温or冷凍を聞かれたため、冷凍での持ち帰り。

そのまま冷凍庫保存の場合は1月を目安に召し上がってください。とのこと。

冷凍はたっぷりのお湯で、23分茹で。角煮の脂が口の中でとろんととろけて美味しいのだ。

 

ちまき屋  

神奈川県横浜市中区山下町186

TEL   050-7522-3635

営業時間/11:00~18:00

定休日/  月曜日

http://chimaki-ya.com/index.html

 

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早雲(ソウウン) 経堂

2014-09-05 | 居酒屋・ラーメン

蜀彩」さんを出たあとは、近くの創作和食「早雲」に立ち寄った。

日本酒にはこだわりがある店らしい。

お通し(サザエ、お浸し)@450 

(ノンノン) レン!顔が赤いわよ。大丈夫。

(レンタロー) うぃ~っく。へいっちゃらだで。ノンノン久しぶりだったな。今日は皆で飲むべ!

梅水晶

サメの軟骨梅肉和え。こりこりっとした食感が魅力。

ばくらい@650

ほやとこのわたの珍味。これをチビチビ舐めながら……

(ノブロー) 言わんこっちゃねえ。あとは、オラがかついで帰るだ……。

シックで落ち着きのある店内は、大人仕様で居心地良し。

店員さんも、日本酒について詳しく教えてくれるので、お好きな方には嬉しい1軒です。

 

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蜀彩(ショクサイ) 経堂

2014-09-04 | 中国料理(四川料理)湖南・雲南

四川料理「蜀彩」(ショクサイ) 再訪

席を予約のうえ、魔神さん達一行とディナー利用。

入店すると、まだ時間帯は早いというのに、店内は大盛況。

次から次にお客様が来店してくる状況下、「予約席」という“守り札”で死守している

4人掛けのテーブル席が奇跡的に見えた。

名前を告げ、着席すると“守り札”はさげられる。

いやあ、凄い人気だ。

滞在中には、何度となく扉が開き、タイミングが合わず、来店されてくるお客様を断る場面を多く見た。

昼も混んでいたが、夜はそれに輪をかけて凄まじい。

「トントントントン!、トントントントン!」

いっとき、リズミカルな音が聞こえた。

利用は前回と同じく、壁際の片側ベンチソファのテーブル席。

この日の夜は3名厨房に入っているようで、壁の向こうは切場。包丁の音だ。

こっちも大忙しなのだろう。

 

料理は、アラカルト注文。

メニューを見ると、四川の特色ある料理も提供されている。

卓上周り等は昼とほぼ変わらずなので省略。取り皿は料理毎にいただける。

醤味夢ト(大根の醤油漬け)@500

大根、人参、キュウリ、セロリ。

唐辛子と山椒の効いた、あっさりとして爽やかな辛さの自家製漬物。

パリパリ、ポリポリ、箸が進むことは請け合いだ。

(ノブロー) うんめえ!オラ好みの味だ。いくらでも食えそうだで。

椒麻猪舌(豚タン薄切り 山椒ソース)@600 

下には、豆もやし。丁寧に下処理をした豚タンは、臭みとは無縁で柔らかい。

山椒ソースととも口に運ぶ。前回の雲白肉もだが、品の良い味わいに至極感心する。

樟茶鴨仔(四川名菜 鴨の紅茶漬け燻製香り揚げ)@1,900

紅茶液に様々なスパイス等を加え漬け込んだ鴨を、樟(クスノキ)のチップで燻し、

蒸してから油をかけ、皮目をぱりっと揚げたもの。たいへん手間のかかる料理であり、

あまり耳にしないかもしれませんが、俗称「四川ダック」と呼ばれ、美食家としても名高い

西太后の好物でもあったとか。

4人で分け合うが、大きさ的には2名でいただくのに適したボリューム。

スモーク香が食欲を刺激し、茶葉の香りのする鴨肉は味が濃厚で、噛みしめるほどに

じわじわと旨味が溢れ出る。

濃い色味のものは、甜麺醤をベースとしたたれだと思うが、私の苦手な甘ったるさがない。

使用は好みだが、自分は何もつけず、このままで。鴨肉の醍醐味を楽しもう

この味で1,900円とは喜ばしい限り。

紅油水餃子(四川風水餃子)4個 @800  

ランチでいただいて美味しかったので、リクエスト。

あれ?タレの刻み生姜がお留守だ(涙)。もっちり、ころんと手作り感を堪能。

豆鼓鶏丁(鶏肉と野菜のトウチ炒め)@1,400

野菜は、オクラ、山芋、ネギ。鶏肉は食べやすいようにひと口サイズの大きさ。

豆鼓は、柔らかな甘みの中にほろ苦さがあって、塩辛さはなく、

ひと手間かけたプロの仕事が施されている。

醤油味でまとめ、全体としては、まるみのある味わいだ。

(ノンノン) うちのパパ、辛さセンサーが敏感なのよ。あまり辛いもので無茶させないでね。

(ノブロー) わかっただ。むーみんパパ、リクエストの豆鼓炒め、こいならOKだな。

啤酒鴨(鴨の四川風ビール煮込み)@1,900 

ぶつ切りにした鴨を山椒、唐辛子、豆板醤で炒め、ビールを注ぎ炒めたもの。

他には、セロリ、キクラゲ、香菜。

鴨肉はビールで煮込むことによって柔らかく、コクがあり、ビリっとスパイシー。

日本人シェフのタッチで、味の仕上がり感がきめ細かい。

剁椒魚頭(真鯛のあたま 塩漬け唐辛子のせ蒸し)@1,500 辛辛辛

剁椒魚頭は「湖南料理」の名物。

真っ赤な唐辛子がどっかり乗るものかと思ったら、グリーン。

聞くと、自家製高菜。手加減してくれているのかな。

(ノブロー) 皿に溜まったスープがもったいねえ。麺でも絡ませてえな。

(ノンノン) パパこれ、ギブアップだわ(汗)。

醗酵系の酸味と唐辛子の辛味が、淡白な白身にマッチする。

本場のものを食べていないのでコメントは難しいが、個人的にはもっと辛さを追求したくなった。

辛印3ですが、耐性のある方なら余裕かと思う。

麻婆豆腐(とうふと挽き肉の豆板醤煮込み)@1,300 辛辛

昼と大差ないビジュアル。特に辛さのリクエストはしていない。

辛さ控え目、マイルドな旨味系の麻婆豆腐なので、あとは食べ手の好み次第。

老成都担々麺(成都式 汁なしタンタン麺)@1,000 辛辛

青菜、肉そぼろ、ピーナッツ、刻みネギ。

麺は平べったく、柔らかい。口にすると、もったりとして、私にはやや甘い。

杏仁豆腐(特製杏仁豆腐)@450

各人の味見用にスプーンも用意してくれる。

常時満席で忙しい中でも、スタッフさんはできる限りの配慮を忘れない。

プーアル茶風味の中華風蒸しカステラ@400

私、チョイス。パサパサで正直、当てが外れた。こんなときもあるさ。

手作りふわふわ桃まんじゅう(こしあん)1個 @400

頼湯元(成都風白玉団子)2個 @400

酒は、紹興老酒8年クリアー@3,500のほかに、ビールを各自数杯。

Hand01 上記注文で、お会計は1人当たり6,000円(千円未満四捨五入)。

やはり、中国料理アラカルトの場合は、人数がいたほうが財布に優しい。

後の予定があるため、この日の滞在時間は約3時間で切り上げた。

美味しい料理を食べ、酒を飲み、食後にデザートをいただき、1時間あたりで考えると2,000円。

CPの高さは目を瞠るものがある。客足が途絶えないのも納得。 

力押しをしない、ふくよかな味わいの四川料理だが、

それでいて、本場っぽいメニューも提供してくれるから、興趣が尽きないのである。

 

蜀彩(ショクサイ)

東京都世田谷区経堂1-12-10 松原ビル2F

TEL      03-3425-1668

営業時間/11:30~15:00(L.O.14:45)17:30~22:30(L.O.21:30)

定休日   月曜・年末年始          -店舗情報「食べログ」より-

※中国料理満足度は、4.5~5.0 

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北京(ペキン) 芝パークホテル店 芝公園

2014-09-03 | 中国料理(北京料理)

中國料理「北京」 芝パークホテル店。再訪

最近、ふかひれを食べる回数に恵まれた自分は、当店のランチ限定、

砂鍋魚翅飯を思い出してしまった。

あれは健在だろうか? 一度、気になりはじめると、頭から離れずどうにもならない。

HPを確認すると、砂鍋鮑魚飯は芙蓉蟹丼に変わってしまっていたが、提供されていた。

「80c」サイトのサトタカさんにお付き合いいただき、ランチ訪問。

テーブル・セッティングは、箸置き、割り箸(横置き)、ナプキン、レンゲ置き、レンゲ。

テーブルクロスは2枚重ね。卓上には、醤油、酢、からし。 

着座後、メニュー、タオル地のおしぼり(トレー置き)、と茶杯で中国茶の提供。以前と変わらず。

スープ付。

具材は、豆腐、エリンギ、溶きたまご。前回と比べると安易な味だ。

砂鍋魚翅飯(ふかひれ姿煮 丼ぶり)@2,800(税金・サービス料込)

プレミア丼ぶりより私がチョイスしたのは、意中の丼ぶり。ふかひれ。

サーブ時に目前で蓋が開けられると、土鍋からは湯気が、もわんっと立ち上り

グツグツプクプク、美味しそうな音をさせている。

薬味は好みで使えるように、刻みネギ、干し貝柱をほぐし揚げたもの、

辛味のある豆鼓入りの辣椒がセットとして卓に置かれた。

(ノブロー) はよう、ごっちゃんになろうで。あっちいブクブクおさまっただ。

玉子炒飯の上には、ふかひれ、トップは根切りした茹でもやし、チンゲン菜の両名が飾る。 

注文時、ふかひれは、何グラムのものになるかを尋ねると、フロアスタッフさん(中国人)が

厨房まで聞きに行ってくれた。回答は40グラムとのこと。

このところ、ふかひれをいただく機会が多かったので、自身が贅沢になっているのかもしれないが、

ぴらんぴらんのふかひれが頼りなく見えた。

まずは、そのままで。熱々のところを、ふーふー、はふはふ。

ベースとなるスープは、セットスープとは異なった。嬉しい。良い滑り出しだ。

次に刻みネギを散らしていただく。もぐもぐ、ぱくぱく。

そして、食事の中ほどでは、香ばしい干し貝柱をプラスし、味を深め、辣椒でぴりっと引き締める。

次第に、緩い醤油あんかけが玉子炒飯に比して多くなった後半は、あんかけスープ炒飯のようにして食せた。

この様に、食事の過程に応じて、変化が楽しめる丼ぶりとなっている。

蟹の淡雪煮丼ぶり@2,800(税金・サービス料込)

サトタカさんチョイス。

ご飯も、ただの白飯ではないよう。ネギ、レタス、が入っているとのこと。

味見をさせてもらったところ、淡白で奥ゆかしく、和みの味わい。

あ、私もこっちにすれば良かったかも。

値段は1年前と変わらず、2,800円。

無情にも以前ほどに心が浮き立たなかったのは、このところのふかひれ頻度の高さが

影響したのだと理解している。

 

北京 芝パークホテル店

東京都港区芝公園1-5-10 芝パークホテル 本館 B1F

TEL     03-5470-7671

営業時間  11:30~14:30 16:00~21:00

定休日    無休

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老四川 飄香 (ラオシセン ピャオシャン) 麻布十番

2014-09-02 | 中国料理(四川料理)湖南・雲南

四川料理 中國菜「老四川 飄香」 (ラオシセン ピャオシャン) 再訪

四川の田舎料理、農家楽(ノンジャーラー)を始めたと聞き、さっそくランチにやってきた。

案内は、入口に近い片側ソファのテーブル席。この席は以前のランチでも利用した。

テーブル・セッティングは、ペーパーナプキン、カトラリーレスト、レンゲ、箸(縦置き)。

今回はテーブルクロスがかけられ、卓上には、「香る麻辣油 一滴香」なるものが置かれている。

着座後に、タオル地のおしぼり(トレー置き)、水、ランチメニューをもらい小休止。

見ると、奥のテーブル席は予約のお客様で一杯だ。

農家獅子頭(干し野菜入り大きな肉団子のやわらか煮込み 黒酢風味)@1,200(税込)

6種類の「農家楽」ランチセット及び4種類の「農家楽」麺・水餃子セットから選んだのは、

ランチセットの中華風煮込みハンバーグ。

ライス、スープ、漬物がセット。

かつ、セットには、すべて農家冷菜四味盆(四川田舎風前菜4種)がつく。

①牛、ハチノスと上ミノの麻辣豆豉和え

②蒸し茄子と皮蛋の黒酢ソース

③四川式枝豆(枝豆を使ったスパイシー炒め)・・・ガーリックと八角で味つけ。

④カボチャと緑豆の寄せもの

サーブ時に一つ一つ説明を受けるが、聞いていると各スタッフさんにより、微妙な違いがある。

推測だが、こういう料理である、という説明をシェフから受けたあと、

それを各自が消化し、お客様に伝えているのかもしれない。

四川式枝豆以外は、前回ディナーでいただいたものと、味の構成が変わらず。

勿論、美味い。レベルの高い前菜をいただくだけでも、足を運ぶ価値がある。

漬物とスープはお替わり自由。

この日は漬物というか、キャベツ。卓上の麻辣油をかけて食す。

冬瓜とトマトを使った美肌と疲労回復に良いスープは、口当たり滑らかな溶きたまごも

たっぷりで食べさせる力も持っている。素材の味を大事にして、塩味は薄め。

中華風煮込みハンバーグには、空芯菜のガーリック炒めが同行。

五香粉香る肉団子は箸で切れる柔らかさで、口に含んだ瞬間から、

豊潤な肉の旨味を放ちつつ、ふわ~っととろけていく。

ともかく、ふわふわ度、肉溶け感が半端ない。

ソースにしても、もっと濃いもの、と想像していたのだが、くどさがなく、

スマートな味わいで品が良いのだ。

酔蜀椒雪糕(青山椒のアイスクリーム オレンジ甘酒ソース)

デザートは別注文。おしぼりの差し替え、中国茶(ジャスミン茶)のサービスあり。

フレッシュな青山椒と柑橘系のソース、アーモンドの食感が織り成す

甘くて爽やかな美味デザート。お試しください。

会計は、店が伝票を管理しているため、そのまま席を立つ。

接客は、昼も変わらず、とても丁寧で感じが良い。

レジで、羊肉水餃は、セットでなけば食べれないのかと尋ねると、

ランチで用意しているものは、すべて単品でも注文可能とのこと。

無念!それも食べたかった。

農家楽は、こってり系で飯の進む料理かと勝手にイメージしてた自分だが、

シェフにかかるとひと味違うのだと実感。洗練されている。全種類制覇を目指したい。

 

老四川 飄香 麻布十番本店 (ラオシセン ピャオシャン)

東京都港区麻布十番1-3-8 Fプラザ B1F

TEL      03-6426-5664

営業時間/  11:30~14:00(L.O) 18:00~21:30(L.O)

定休日    月曜 

※ランチ満足度数は、4.5~5.0

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2014年9月1日

2014-09-01 | 日記・コラム・つぶやき

(ノブロー) 敬老の日はハッピーマンデー制度で、9月第3月曜日だで。

 

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