七つ立ち

「お江戸日本橋　七つ立ち　初のぼり　行列そろえて　アレワイサノサ♪」
冒頭の画像『コバネイナゴ』とは、まったく関係の無い『こちゃえ節』であります。「草木も眠る丑三つ時…」と始まる怪談や「明け六つ、暮れ六つ」など、古い時間感覚が良くわからない。分からなければ調べれば良いこと…と相成る訳でありますが、「日の出と日の入り」をそれぞれ「明け六つ　暮れ六つ」と定め、流れる時間を６等分する「不定時法」の結果らしい。
詳しくはコチラをどうぞ^^;
　　　　　　　　http://edoken.shopro.co.jp/test/01/a01.html
夜明けとともに人間も活動を開始し、日暮れとともに家に帰る。当然、春分・秋分を境に、昼と夜の長さが違う訳ですから、現代の定時法と比べれば、かなり曖昧な時間感覚の中で暮らすことになるはず。こうした曖昧さの中に身を置くと、人間はどういった感覚になるのでしょうか。「いい塩梅」、「いい加減」、「適当な」という表現と同じように使われ方と受け止め方によって、大きな違いが生じてくるものです。お風呂の温度が「適当（適度）な温度」であれば良いのですが、「適当（その場限り）な温度設定」では困る訳でありまして、「曖昧さ」を良しとされる世界と「厳密さ」を要求される世界が混在している中に、私たちは身を置いているようであります。この塩梅を上手く調整できる内は良いのですが、多少バランスを崩し始めると肉体的・精神的な苦痛（ストレス）を感じ始めるのかもしれません。さぁ～て、今日も定時出勤、定時退社ってかぁ・・・これすらも苦痛だったりして^^;