その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

おひとリッチ

2010-04-15 06:20:37 | 夢屋王国
枯れ草の上で翅を休める昆虫を見て、こ奴が蝿なのか蜂なのか…区別をつけたからといって人が生きていくためには、さほど重要な問題ではありません。翅を拡げてみて一対ならば「蝿(双翅目)」、二対ならば「蜂(脈翅目)」と分類する訳ですが、だから何なのさ?理詰め(利)で問われると、答えに窮してしまいます。蜂は受粉という行為によって人の役に立ち、蝿は人の生活残渣に取り付く不衛生な昆虫…?益虫・害虫という分類は、人のご都合主義やイメージで分けられているだけであって、昆虫たちは、人間を意識して生きている訳ではないのだから…^^;
            
私自身も社会に取って有益か無益かと問われると、腹がすくからご飯を食べて、眠いから眠る・・・ご飯を食べるためにも、寝床を確保するためにもお金が必要だから働いているのであって、この一面だけで判断すれば、私の人生も虫の生き様とさほど変わらない程度のものなのであります。
「タネツケバナ」の花粉にありつけた「蝿」は、次は何処へ行くのでしょうか?花粉がメインディッシュで蜜がお気に入りのスイーツならば、結構リッチな生活を送る「おひとリッチ」であります。将来不安を抱えながら、今しか見えない人生の若者が、果たしてリッチなのかプアなのか・・・虫を見ながら考える私は、やはりお気楽なリッチマンであります^^;
コメント
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