「元気があれば、何でも出来る。」
昨日の世界のジャイアント馬場さんの話題から、本日は「燃える闘魂」アントニオ猪木の名言…^^;
まだまだ、晩霜の恐れがあるので(事実、今日はストーブを点けなければならないほど寒いのであります。)畑仕事を急ぐ必要も無いのですが、来週は田植の予定であります。植え付けが終われば、小まめな水管理や施肥など田んぼ仕事が続くので、畑の耕運くらいは済ませておきたいところであります。『夢屋王国』の畑エリアの土壌は粘土質で、一度雨が降ると、ズブズブとぬかるみ、乾燥してカンカンに固まってしまう…暗渠排水設備があれば改良もされるのでありましょうが、そんな設備投資を行う資金が無い。そこで、いくらかでも排水が進むように明渠をスコップで掘ることになるのであります。同時に、春先は堆肥を投入する。この冬の雪害と爆弾低気圧で損壊した『第1サティアン』の修復に余念が無い友人の『ノロ君』は、早々に堆肥を2t注文してくれました。昨年の秋は4t…正直尋常な量ではないのであります。事実3年前は、体調が悪かったせいもありますが、2tの堆肥を前にして、どうやって散らすか呆然としたものであります^^;
機械力の無い『夢屋国王』は、ただ黙々と一輪車で堆肥を畑に運ぶのであります。
一度、4tの堆肥散布を経験してしまうと、半日もあれば2tの堆肥を散らすことなど造作も無いこと…人間、辛い経験をしてしまうと、気持ちが楽になるものであります。(イデデ…腰が痛い^^;)
軽い鬱に苦しんでいた友人『トミー』の家のジイサンが、透析治療を受けなければ成らなくなってしまいました。彼自身は農家に生まれたのであるが、一切農業をやらないのであります。しかし、ジイサンが倒れてしまえば、彼も重い腰を上げざるを得ないのでありまして、さくらんぼの受粉作業を今年初めて手伝ったらしい。少々、明るさを取り戻した彼を見て、期待されること(余り過大なものであってはいけない。)や頼りにされることが、一番の薬だったかと改めて認識するのであります。
友人『トミー』の娘『菜摘ちゃん』は、今春大学を卒業し、バアチャンの畑仕事を見よう見真似で手伝っているらしく、大切な農業後継者なのでありますが如何せん田植の経験が無く、今年は田んぼを他人に任せるしかないようであります。国王の出稼ぎ先に、所用で来た『菜摘ちゃん』に国王は声を掛ける。
「来週、50を過ぎて初めて夢屋国王は田植機に挑戦する。オレだって上手に植えられる自信は無いが、何事も挑戦・経験が必要だから、失敗覚悟でいっしょに夢屋農園の田植をしてみないか?」
『菜摘ちゃん』は二つ返事で了解!!
これで、二人目の『夢屋農園』研修生の誕生であります^^;
農作業は、人の心を奮い立たせたり、感動を与えてくれたり…人間性を蘇生させる妙薬である…新興宗教『夢屋教団』の誕生であります^^;
巻頭の画像は、りんご(津軽)の花であります。ところで、国王は『菜摘ちゃん』に教えることなど出来るのだろうか?習うより慣れろ…オジサンと娘で一緒に『習う』のでありますよ。