世の中には、決して遅れてはいけないものがありまして、会議や商談の待ち合わせ、特に彼女とのデートの待ち合わせ時間は厳守しましょう^^; 『夢屋国王』の場合は、剣豪「宮本武蔵」の心境で臨場するので、多くの場合「夢屋が来たから会議を始めよう…。」などということが度々であります。特に、オッカーとのデートの待ち合わせに関しては、最大40分ほど待たせてしまったことがある…携帯電話など無い30年前の話なので「遅れる!」とのメッセージさえ送ることが出来ないのでありまして、新宿駅西口のコンコースで待つ彼女は、余程『夢屋国王』に会いたかったのだろう…私も最大30分ほど待ったことがあるので、お相子ではありますが…^^;
決して遅れてはいけないもののひとつに、運転免許証の更新があります。6月初旬に誕生日を迎える『夢屋国王』の元に、更新手続きの通知が入ったのが確か連休前のこと。誕生日までの更新(実は、誕生日を挟んで前後1ヶ月間でした。)と勘違いした国王は、仕事の合間を利用して免許証の更新手続きに出掛けたのでありますが、更新手数料3,100円…確か交通安全協会費が3,000円なはずである。
交通安全協会…道路交通の安全を目的とする非営利法人…何と崇高な理念で設立されている社団法人ではないか。しかし、今回の更新通知には交通安全協会費の記載が無いのであります。
前回、更新する際は、受付の女性に「安全協会費をお願いします。」と言われたものだから、思わず「任意ですか?強制ですか?」と尋ねました^^; 女性は憮然として「それでは結構です。」と答えたのものですから払いませんでした。今回は、更新手数料を支払った後で、申し訳無さそうに「安全協会費にご協力いただけますか?」と聞かれたものですから、ブルブルブル…首を横に振ったら、彼女は何も言いませんでした。実に警察署の窓口で「任意ですか?強制ですか?」と逆に尋ねるには、ある程度の勇気が必要なので、今回は助かりました^^;
安全協会費の大半は、警察OBの天下り給与と受付女性の給与に消えているはずなので、崇高な理念で設立された社団法人に、下賤な国民が協力するなどおこがましい行為として処理するに限るのであります。しかし、国王よりも上手の方がいらっしゃるもので、財布の中に更新手数料3,100円だけを入れて、「通知書に3,100円と書かれていたものですから、3,100円しか持ち合わせがありません。」と財布の中身を見せたという兵が…我がオッカーであります^^;
さて、「百姓王にオラは成る!!!」アニメ『ONE PIECE』主人公ルフィーの台詞をパクッた『夢屋国王』は『メロン長者』になる…と一念発起し、今年パイプハウスを王国内に建設したのでありますが、肝心のメロンの苗木が売切れであります。取りあえず初心者向けに「アンデスメロン」に挑戦しようと思ったのですが、行き付けの農業資材店では、1パレット位しか仕入れていなかったようで売り切れ…他の量販店では「プリンスメロン」のみ…露地植えで十分なプリンスメロンをハウスで栽培しても意味が無いので、得意先の種苗店に向かったのであります。しかし、ここにもアンデスの苗木が置いていない…「テレサ」というネットメロン系の種が置いてありましたので「これ、栽培難しいですか?」と尋ねると「ネット系では比較的簡単ですよ!」との答え…ひと袋8粒入りの種が550円であります。10粒入りなら、テレサ・テンなどと下らないオヤジギャグを考えながら、これからでも大丈夫だろうか?などと一抹の不安を覚えながらも、何事も挑戦…と『百姓王(見習)』は、メロン栽培に参戦するのであります^^;
5月は出稼ぎ先の決算期であり、田植の季節であり、畑の作物の植え付けなど、もうひとつ身体が欲しい時期であります。免許更新手続きを終えて自宅に戻ると、王国の専属イラストレーターである長女『有季菜先生』が庭の草むしりを行っておりました。「立っている者は、親でも使え!」…我が家の家訓を思い出し、夕飯の際に恐る々々切り出してみるのであります。「明日の朝、お父さんはマルチを張って畝を立てて置くから、野菜苗を植え付けてくれないか?」…やはり、やったことが無いとの返事…植え付ける場所に穴を開け、ジョウロで水を入れて、パックを外して苗を入れ、近くの土を寄せるだけ…取りあえずの作業要領だけを説明し、後は仕事を丸投げしてみよう…確か、昨年の秋は、高菜の間引きをお願いし、丸坊主にされた苦い記憶が蘇えりますが、これもまた経験であります。『夢屋農園』研修生第3号の誕生の瞬間であります^^;