その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋工房(がんがく)

2012-05-15 12:13:25 | 夢屋工房

昨日の事さえ良く憶えていない。缶ビールを飲んで、角瓶が一本空いたところまでは憶えている。男三人で飲む酒量としては、さほどの量では無いのですが、一日トラクターに跨って、疲れた身体に心地良い眠りを与えるには充分な酒量ではあります。妙な癖が付いてしまい、朝4時には目覚めてしまう。お決まりの朝風呂に入って気合を入れ直し、ブログUpして農作業…そんな毎日が続いております。我が家のオッカーは「インカのめざめ(ジャガイモ)」がお気に入りで、少々甘味のあるこの芋をジャーマンポテトフライで食べるのが好きらしい。畑仕事など一切しないオッカーでありますが、量販店から「インカのめざめ」の種芋だけは買って来ておりました^^;
昨年は、デパートの催事『北海道展』で「インカのめざめ」を一箱購入し、数個残したものを畑に植え込んだのでありますが、出来上がった芋はメイクイーンのような芋になってしまいました。確かに、男爵とメイクイーンの傍に植えておりましたが、ジャガイモが他家受粉して、形状・形態が変わるなどという話を聞いたことが無い…摩訶不思議な世界…今年は、他の芋と離して栽培してみることにしました。
朝早起きし過ぎると、出稼ぎ先でお昼の弁当を食べた後は急激に眠くなる…睡魔と闘いながら仕事をこなし、夕方、ポテトサラダに使い勝手が良いという男爵の種芋を2kgほど購入し植え込む予定だったのですが、『第2サティアン』に種芋を持ち込んで愕然としたのであります。

夢屋農園の山菜エリアに出た「わらび」…最近、研修生である『貧乏父さん(H.N.)』の働きが宜しくないとブログで公開したものだから、仕事が早番の彼は親切にも山菜エリアの「わらび」を仕事帰りに収穫してくれたようであります。しかしねぇ父さん!3.5Kgのわらび…食べるためには『がんがく』しないといけないんですよコレ…^^;
『ほだ』(展葉していない芽)をこそぎ取って、アク抜きしなければならない…美味しい物を食べるためには下拵えが重要で、明日の朝のおかずにひと束(500gほど)をアク抜きし、残りは塩蔵してみることにしました。仕事から帰って、ビールふた缶でもう身体が動きません…父さんからの携帯が鳴っているのは分っているのでありますが、食後はもう動けないのであります。わらびのアク抜きの『がんがく』は、夜中12時の作業であります^^;
さて、『がんがく』とは、東儀秀樹さんで有名な「雅楽」とは、ちと違います^^; 
「はぁ~まだ、晩餉(ばんげ)のがんがくしんなねじゃ~!」(あ~あ、また夕食の準備をしなければならないなぁ~。)とか、「朝から、田植のがんがくしったごでぇ~!」(早朝から、田植の準備をしていました。)などと使います。ロト6という数字の迷宮に迷い込んだ『貧乏父さん』よ!何事も大願成就のためには『がんがく』が必要なのであります。
ちなみに「願学」…「四弘誓願(しくせいがん)」(菩薩が仏道を求める時に、最初に立てる誓願のこと)に、「法門無尽誓願学(智)」…法門は無尽だが、すべてを知るという誓願がありますが、まさか、曹洞宗が多数を占める我が在所で、『がんがく』…「誓願学」から派生した方言などということはあり得ないと『夢屋国王』は思うのでありますが…^^;
只今、夜中の2時であります。

コメント (2)
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