兄妹仲良かったんですけれどね…
ネタに困った猛暑日予想の日の朝は、『怖い話』を探すに限る。「妖怪一覧」から怖いと言うよりは、滑稽な妖怪はいないだろうかと検索していたら『送り狼(犬・イタチ)』という妖怪を見つけた。
「夜道を女の子ひとりで帰らせる訳にはいかない。」などと親切を装い、すきあらば乱暴狼藉を働く『妖怪♂』が居るのかねなどと調べたら、各地で伝承話があるらしく、夜中に山道を歩くとぴたりと後からついて来る狼・犬というところが全国共通のようである。結末は様々であり、転ぶと食い殺されたり、無事に送り届けてくれたり…無事に送り届けてくれた場合は「お見送りありがとう。」とひと声掛けたり、草鞋の片方をやると満足して帰るのだとか?この辺が少々間が抜けている^^;
はて、『おやじぃ』の在所では…平場だからか、子どもの頃にタヌキ・キツネの類に化かされたというお話は聞いたことはあるけれど、残念ながら『送り狼(犬)』のお話は聞いたことが無い。むしろ、大人になって『送り狼』に変容した男の話を聞いたことはあるけれど、むしろ、彼に女の子を送らせてしまうことの方が間違っておるが、『送り狼』に変化する男は、言葉巧みにスキをつくから止められない。今では「妖怪」よりも「人間」の方が怖いというお話になってしまうのでありますよ(笑)
「夏バテ」予防にクジラ肉?
さて、『送り狼』のお話は、「暗い夜道は危険だからひとり歩きするな。」という戒めが込められていると思うのだけれど、今の世の中、明るいところでも『人間妖怪』は出没するようだから、新たな戒めのための正当な「妖怪」に登場してもらわなければいけないのかも知れない。
はてさて、『おやじぃ』が子どもの頃に悩まされたトイレの幽霊・妖怪の類は、大人になった今、そんな場所に出たりはしないと言ってしまうのだけれど、今では『妖怪盗撮』として頻繁に出没するようである。この『妖怪』の場合は、①性的衝動 ②スリル ③病気が出没する心理とも言われているから手におえない迷惑行為ではある。「ジェンダー平等」の風潮から言っても、トイレの構造自体に工夫が必要なのかも知れないなぁ…。妖怪『送り狼』退散のおまじないは、好物か草鞋の片方…『妖怪盗撮』退散のおまじないは「1年以下の懲役または100万円以下の罰金(東京都迷惑防止条例)」なのだそうだけれど、どうも効き目がないらしく、『出没率(再犯率)』は高いらしい。「妖怪」は人々に戒めを与えるものだったはずなのに、『人間妖怪』の場合は、『戒め(罰)』をさらに強化しなければいけないなんてねぇ…もっと怖い人のポスターをお札替わりに張ってみたりして?候補者いますかねぇ(笑)