その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

ミョウガと物忘れ…

2023-08-12 09:26:15 | 転職

「みょうがの宿」という昔話もありますが…

ミョウガを客に食べさせて財布を忘れさせようとした欲張り夫婦の話…『ミョウガを食べると物忘れをする。』という俗説はどこから生まれたのだろうか?どうやらお釈迦さまのお弟子「周利槃特」(十六羅漢の一人)の故事に由来するらしい。どうやら、自分の名前すら覚えられず、名札(名荷)をつけていることすら忘れてしまうという物忘れの名人だったようであるけれど、「貪瞋痴(とんじんち)」…むさぼり、いかり、おろかさという『心の三毒』を落とすべき汚れとして悟りの境地を開かれたようである。
衆生(迷いの世界に生きる)の世界ならば『生きていること』すら忘れ、いたずらにその身の死滅を恐れるならば『死ぬこと』すら忘れる…そう考えると『物忘れ』も悪いもんじゃあないなどと、お盆を前に考えた『おやじぃ』ではありますが、どこか自己弁護の香りが漂う。最近、モノの名前が出て来ないのも、物忘れをしてしまうのも『修行(長く生きた)』結果ではなく、ミョウガを食べ続けた結果であるということにしておこう。しかし、ミョウガには記憶に関わる成分は含まれないという研究成果があり、むしろ、独特の香り成分(αピネン)には集中力を高めるという効果があるという研究もあるんだって(笑)


この暑さを何とか乗り切りたい…

さて、幽霊・妖怪の類を調べ、熱中症にならない方策を考え、最後は「心頭滅却すれば…」と精神論で何とかこの夏を乗り切ろうなどと考えてみても、やはりエアコンには叶わないようであります。100年で山形の平均気温が約4.7℃上昇し、猛暑日が14日ほど増加するという「山形気象台」のありがたい『予言』もあるようだから、山形の栽培作物だって大幅に変わってしまうに違いない。(もうその頃は、当然生きていないからどうなろうと知ったことではない^^;)
はてさて、日大アメフト部の活動再開、某高校球児の髪型、議員さんの海外視察etc.と、暑さが怒りを誘発するのか、社会の閉塞感が怒りを誘発するのか…よくよく考えてみると、自分には全く影響、関係のないことに怒りの矛先を向ける方が多いようである。(マスコミ報道の影響もあるわなぁ…。)お盆の帰省ラッシュに直撃しそうな台風や灼熱の太陽に『怒り』をぶつけてみたところで何も解決しないからねぇ。かといって、『自分にとっての正論』を振りかざしてみたところで、これまた何も解決しないとも思えるのだけれど…。「貪瞋痴(とんじんち)」…ミョウガの清涼感で『物事を忘れて』しまうのも悪くない。やっぱり、行きつく先は精神論ですかぁ(笑)

コメント
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