峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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桜花爛漫【らんまん】の春

2006年04月01日 | 私塾
昨日は3月31日、平成17年度の終わりでした。
私のもとに通ってきてくれた15歳の少年・少女との一応の別れの日でした。それぞれがそれぞれの言葉でこれまでの思いを言葉にして、私のもとを飛び立っていきました。彼らの人生に幸多からんことを願わずにはいられません。
わざわざご挨拶にお見えになる保護者の方もいらっしゃいました。お気持ちを形にしてあらわされる方もいらっしゃいます。お心だと、ありがたくいただきました。

そんな中、さとし君のお父さんが金曜日の青少年健全育成会の臨時専門委員会の資料を届けに来てくれました。
玄関で立ったまま、昨夜話し合われた内容をざっと聞きました。関わっているみんなが、何かを模索し始めつつあることが伺えます。心ある人たちの中からなんとかしたいという気運が高まりつつあるのを感じました。面白くなりそうです。

さとし君のお父さん、帰りしなにいったん玄関の扉を開け、酒のつまみにどうぞと表からラップのかかった小鉢(写真)を取り出し、差し出されました。
野蒜【のびる】でした。

午後10時、最後の卒業生を送り出した後、いつものように晩酌【ばんしゃく】です。女房どのの手作りのおかずと共に、その野蒜が食卓に上りました。
野蒜が丁寧に巻かれてあります。その上に、おそらくは手作りの酢味噌が載せてありました。鮮やかな緑の野蒜をほおばり、ゆっくりと噛みしめると、口中に一気に春の味が広がりました。

うららかな春の日です。
コメント (2)
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