峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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こんな夜は きみのそばでなければ

2008年02月13日 | 民生児童委員
午後から町の民生児童委員協議会の定例会に出席した。
この日は、町内の小中学校長、及び教育長との懇談会が予定されていた。しかし、出席者は教育長ではなく次長、中学校長ではなく教頭、佐々小学校長ではなく教頭、かろうじて口石小学校だけ校長の出席があった。みなさん、出張だそうだ。急に決まった集まりではない。年に2回、毎年予定に組みこんである会合だ。この日都合が悪ければ、都合のつく日に改めればいい。そうするほどまでのことはないと考えるのであれば、止めてしまった方がよい。形だけ整えるのが最も悪い。
席上で発言しようと思ったが、どうせわかってもらえないだろうからとやめた。あ~ぁ、長いものに巻かれている私がいる。

少年の引き起こす重大な事件が私たちの社会に警鐘【けいしょう】を鳴らし始めて久しい。少年少女の自殺も深刻な問題だ。また、親が子を、子が親を殺害するという痛ましい事件も後を絶たない。それどころか、不登校・万引き・いじめ・低学力・給食費未納・教員による体罰・セクハラ・ネグレクト(養育放棄)などといった子供を取り巻く日常的な問題の解決の糸口さえも見つけられないままだ。しかし、私たちの危機感は恐ろしく鈍い。当事者なのに何故か他人事だ。

「学校と地域の連携が必要だ」という学者や評論家、そしてマスコミに関わる人々が、いったいどれほど地域との関わりの中で生きているのだろう。そんな彼らの無責任な声に、ただ何となく乗っかっただけの懇談会とか協議会とか連絡会などといったものから何が生まれてくるというのだろう。
このような会合に出席するたび、絶望感に打ちひしがれそうになる。
コメント (2)
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