昨日午前中に行われた佐々中学校の卒業式に参列した。
被災地では卒業式を終えた中学校がある一方、卒業式を延期せざるをえない学校も少なくないという。また、宮城県では、津波を受けた4つの市や町の教育委員会と、いまだ連絡さえ取れないという。
卒業生が歌う歌の歌詞の中に「未来を信じて飛び立とう」という一節があった。15歳の春を迎える子供たちの心を思った。
町長は祝辞の冒頭、被災されたみなさんのため、佐々町に何ができるか県や近隣の市町と共に考えていきたいと、出席者全員に協力と支援を訴えた。
きょう朝8時前から集会所和室の畳の表替えを業者に行ってもらっている。
この畳屋さんは先日、火事で店舗が全焼した。ちょうどその頃、表替えの作業に入ってもらう予定になっていたが、それがかなわぬこととなった。
そこで、役場の担当者から業者の変更を打診された。しかし、工事を特に急がなければならない理由もなく、この畳屋さんが仕事を再開されるのを待つことにしていた。
早朝7時50分頃「おはようございます。畳屋です」と元気のいい声が玄関先で響いた。復興に向けて頑張っておられる畳屋さんがいる。
午前9時過ぎ、町内会連合会の会長と副会長2名の3人で寄り、4月に行われる町内会長会後の懇親会を行うか否かの協議をした。
年度が変わると町内会によっては会長が交代されるところがある。会議の後の懇親会は新旧町内会長のコミュニケーションを図るいい機会となっている。
しかし、このたびの大震災で被災されたみなさんのことを思い自粛することにした。
また、町と相談をして、被災者のみなさんのために全町内会で義援金を募ることにした。
私たちの心は、被災されたみなさんの心と共にある。