峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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桜の里千年

2011年03月17日 | 暮らし

きょうは口石小学校の卒業式に参列した。
卒業生115名中113名の子供たちに卒業証書が渡された。2人欠席していた。2人はこの時、何を思い、どう過ごしていたのだろう。そんなことを思いながら、卒業証書を手にする子供たち1人ひとりの顔を眺めていた。

ここ数日寒さが戻っている。式が終わり、式場の体育館を後にすると、参列者のみなさんの中から「冷えたね~」という声があがると共に、このたびの大震災で被災されたみなさん方を思いやる声が聞こえた。皆が被災された方々の気持ちに添おうとしている。

この前の日曜日、ある方がわざわざ桜の盆栽を持って来てくださった。

佐々町では「桜の里千年」という構想がある。その一環にあるのが早春を彩る佐々川河口の土手に沿って咲く河津桜だ。間もなく見頃を迎える。桜の盆栽も、その流れにあるというのをつい最近知った。
桜が我が家にやってきて以来、それを室内で育てている。日に日に花芽が膨らむ様子を眺めるのが、このところの楽しみの一つに加わった。

関東から東北地方にもやがて春が来る。そして、桜の花が咲く。桜の花が被災した人たちの心を必ずや慰めてくれる。

コメント
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