昨日の午前中、出来上がった将棋祭りのチラシの一部を持って印刷屋さんがやって来た。実は、この印刷屋さん、私の高校時代の同級生である。たまに出す私塾のチラシを彼に頼んでいる。
同級生だから儲けさせてやりたいが、今回ばかりは安くあげてくれるよう頼んでいた。3色刷りで、盤・駒のイラスト入りの注文だったので多少高くなるかなと思っていた。「安くしといたよ!」と言って帰っていったが、後で請求書を見ると、いつもの私的なものと比べれば、なるほど安くなっていた。
午後、外出してこまごまとした用事を済ませた後、将棋祭りの会場にしている農業体験施設よりさらに上の標高300mの高原で、農薬・化学肥料を用いないお茶作りに長年取り組んでおられる北村さんを訪ねた。もちろん、我が家で飲むお茶は北村さんとこで出来たものだ。
普段、そのお茶を町中の店で求めているが、春とか秋のカラッと晴れた週末の昼下がりなどには、女房どのを誘って北村さんとこまでドライブして求める。
そんなとき、北村さんとこでは必ずお茶を出してもてなしてくださる。ひとしきり、あれこれ話し込んでおいとますることになる。
昨日、北村さんとこにおじゃましたのは、我が家のお茶を求めるのと共に、きたる将棋祭りの賞品に佐々町ならではの何かをと思い立ってのことだった。
北村さんに将棋祭りの趣旨をお話するや否や、参加者の人数分だけペッボトルのお茶を用意しましょう。そして、賞品には十宝草を10パック出させて下さいとあっという間に揃え、私の草に積み込んでくださった。
それからしばし、いつものようにあれこれお話し、山を降りた。
その帰り道、近所の青崎広告さんに寄り、「歓迎・深浦康市九段」の横断幕と会場の案内板を頼んだ。
みなさんの善意で、いい将棋祭りになりそうな予感がする。