三度目の体育大会気合入れ優勝目指して団長になる
友達と運動場で駆け回る予鈴のチャイムがすぐ鳴り響く
有紀さんの最近の歌です。
佐々中学校の運動会は春に行なわれます。クラス別、縦割りの各組対抗戦で優勝が争われるのですが、応援団長は例年各組の3年生から選ばれます。
一昨日、「団長になったよ」と有紀さんが部活を終え帰ってきました。その2,3日前から担任や級友に団長に推されていると聞いていましたが、有紀さんは「副団長になりたい」と話していたのでした。
昨夕、私とくるみさんがギターとピアノで「世界で一つだけの花」の音を合わせているところへ有紀さんが帰って来ました。そのまま居間に寝転がるので「応援の練習、きつい?」と声をかけると、「2年生の女の子がきょうの練習、かなり面白かったねっていよった(言っていた)。きついけど、やりがいがある」とのこと。
絵理子さんが高校3年生の体育祭で、やはり縦割りの青組のダンスのリーダーを務めたことがありました。1年生のときから憧れていた伝統ある体育祭の「ダンス」、絵理子さんは体育祭本番まで全精力を傾けて取り組んだようでした。
体育祭当日、それは私の想像をはるかに超える素晴らしいパフォーマンスでした。かなりハードな練習だったのでしょう、絵理子さんは、げっそりリやせていました。
それでも、絵理子さんは大きな感動と共にかけがえのないものを得たはずです。ダンスが終わった後、グランドの端で絵理子さんと一緒に写真に納まろうとする下級生の列は長く伸びていました。
有紀さんとくるみさんにそのことを話してやりました。
2004年4月17日(土)記
__________________
その後、くるみさんも中学3年の体育祭で応援団長を務めることになった。
2人が特段、男勝りという訳でもないし、目立ちたがり屋という訳でもない。むしろ、その逆だと思うが、例年、男の子が務める応援団長を何故か控えめな2人が務めた。