コナラ・栗・桜・ヤマボウシなどの大木に囲まれ、コバノミツバツツジ・レンゲツツジ・モチツツジやササユリなどが自生する約千坪の敷地を整えた状態に保つのはそう容易いことではない。それで大変かというと、それはそうではなく、むしろ楽しい。そう思えるような人間でなくては自然に囲まれた暮らしなど到底無理だ。
暇を見つけては市から譲り受けた河川敷等の伐採木を、丸ノコで薪の長さにまでは切りそろえていた。ただし、切りっ放しで放置していた。
入梅の声を聞く頃になって、ようやく片付ける気になり、それらを薪棚に積み上げた。2日を要した。
散乱していた薪が片付くと、再び市が配布している伐採木を引き取りに行く気になった。また仕事が増える。嬉しい。
風の吹くまま気の向くままの暮らしだ。計画性というものが私の中にはからきしない。昔からそうだった。基本的に人は変わらないように思うが、私だけかもしれない。