一昨日、あるサイトを見ていたらホタルのことが書いてあった。
我が家のすぐ近くでも嬉しいことにホタルが見られる。まだ先のことだと思っていたが、思えば今年の梅雨入りは早かった。
この時期、庭仕事の中心は草刈りになる。
この日も、もう少し、あと少しと草を刈っていたら、いつの間にか午後7時近くになっていた。ずいぶんと日が暮れるのが遅くなった。
急いで風呂釜に薪をくべ湯を沸かす。湯加減をみて頃合いになり「いいよ~」と土間からLDKにいる女房どのに声を掛ける。
仕舞湯は決まって私だ。
風呂上りに川に出てみた。夜8時頃になり、辺りはすっかり暗くなっていた。我が家の門から道一つ隔てて小川が流れている。家屋から門あたりまで行き川の方を見ると光が漂っているのが見える。ホタルだ。
架かっている橋の上まで行くと、川面の上方に無数の光が点滅しながら舞う光景が見えた。
我が家の周囲には多種多様な動植物が存在する。
ほとんど手付かずの自然が残る中で自生し、群生する植物。そして、それに寄って来る大小さまざまな動物。私たちのすぐ傍で、彼ら・彼女らのダイナミックな生きるための営みが行われている。特に夜になると、はっきりとその気配や息遣いが感じられる。
その季節が終わるまでホタルたちの光のショーを連日、観賞することにしよう。