将棋の叡王戦本選トーナメント、今月16日に行われた初戦で昨年度のNHK杯優勝者・稲葉陽八段に勝った佐々木大地五段は昨日、澤田真吾七段と準々決勝を戦い見事に勝利した。
これでベスト4進出だ。次戦は、渡辺明名人対斎藤慎太郎八段戦の勝者と当たる。
その渡辺名人対斎藤八段は、現在名人戦を戦っている最中だ。明日・明後日と2日間に渡りその第五局が指される。
ここまでの対戦成績は渡辺名人の3勝1敗。名人戦は七番勝負なので斎藤八段は角番に追い込まれている。何とかして1勝返したい。一方、渡辺名人からすれば、ここで一気に決めてしまいたいところだろう。
その大勝負の3日後の6月1日、両者は叡王戦本選トーナメントの準々決勝でぶつかることになっている。
各棋戦で勝ち上がると必然的に対局数が増える。過密日程は棋士の勲章だ。
渡辺名人と斎藤八段、どちらが勝ち上がってきても大地五段にとって負かすには大変な相手だ。しかし、ここを突破しないことには始まらない。
先ずは決勝進出だ。ガンバレ大地くん!