峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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絵本と父親

2006年03月07日 | 絵本の読み聞かせ
先週末土曜日、図書ボランティアの代表者会が開かれ出席しました。年度末の総会を前にしてのものです。
図書ボランティアの会では各グループの代表者の中から、代表1人、副代表2人、会計1人を選び、彼らを中心に図書館と一体となって絵本の「読み聞かせ」や講座の企画・運営、各種催し物の手伝い、館内の整理などを行っています。
私も副代表を3年間務めさせていただき、率先して会の活動に関わってきたところです。
ただ、今年度町内会長をお引き受けして以降、私の中に少しひずみが生じてきているのを感じるようになりました。これではいけません。単に私だけの問題にとどまらないのは明らかです。家族を始め、周囲に迷惑をかけるようであってはボランティアも本末転倒です。
そこで、来期の副会長職を辞することにしました。ずっとできる図書ボランティアの活動をしばらく縮小し、今、求められている町内会長の役割に力を注ごうと思います。
この日の代表者会で私の気持ちを皆さんに聞いていただき、ご理解をいただきました。

代表者会の後、館内での「読み聞かせ」に参加しました。「たまごのあかちゃん」(かんざわとしこ・文/やぎゅうげんいちろう・絵)を読みました。たまごの中の赤ちゃんが誰か、みんな目をキラキラ輝かせて想像しています。次第に次のページが待ちきれなく、「かいじゅう!!」などと声を挙げる子供が出てくるほどです。

図書館の「読み聞かせ」に来てくれるのは、ほとんどが就学前の小さい子供たちです。赤ちゃんもいます。
他の方が「読み聞かせ」しているとき、ある赤ちゃんが絵本の方を見ずに隣に座った私の方を向いてニコニコします。「おいで」と言って、お母さんから赤ちゃんを受け取ったのですが、とたんに泣き顔になってしまわれました。
お父さんが子供さんをひざの上に乗せて絵本を楽しんでおられる姿もありました。

子供と一緒に絵本を楽しむお父さんが増えると、世の中はきっと変わると思います。
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3 コメント

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おひざにだっこ、ほのぼの風景です! (toriton)
2006-03-07 23:35:03
今晩は。

読み聞かせの効果はたくさんあると思います。



息子は中2ですが、3歳のとき祖父(妻の父)が他界しました。

その祖父が、毎日喜んで孫(私の息子)を膝にだっこしてくれて、読み聞かせをしてくれたのを覚えています。幸い子どもたちが二人とも読書好きに育ってくれました。



これも祖父のおかげと感謝しています。

うちの学校でも、「じゃんけんぽん」というボランティア・サークルが

毎週月曜日の朝に読み聞かせに来てくれます。

対象は、1年生にです。

ですから、1年生は月曜日が大好きです。



読み聞かせは、本好きになるきっかけ作り、

本好きへの入り口ではないでしょうか?
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未来の子供たちのために (峰野裕二郎)
2006-03-08 05:40:25
女房どのは1年生の受け持ちです。彼女のクラスにも、私たちと交流のある「おはなし宅急便」のみなさんが毎週月曜日の朝「読み聞かせ」に出かけておられます。



より多くの子供たちが想像力豊かで、心優しい人間に育つような機会をたくさん与えられるよう願います。
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「おはなし宅急便」う~ん、いいネーミング! (toriton)
2006-03-08 22:50:07
奥さんは、1年生担任ですか。

毎日子ども達から、元気パワーをもらっていることでしょう。



うちの学校の1年生も、4月にはあんなに幼かったのに、今では「おお、2年生に近づいてきたなあ」と感じさせたり、こんなことまでできるようになったんだ~、と感心させられることがあります。見えないようでいて、日々成長しているんですね。



ところで、「おはなし宅急便」なんてステキなネーミングですね。名前からだけもワクワクしそうです。



世界に広がれ、読み聞かせの輪!!

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