くるみさん 今日も駆け足で帰ってくる
「ただいまァ~」
「おかえり~」
「お父さん 今日 佐藤さんとこで料理作るんで卵1個持っていってよか?」
「よかよ」
「行ってきま~す」
「いってらっしゃ~い」
夕方6時20分 パタパタパタッ こちらに向かってくる足音が次第に大きくなる
「くるみさんだ」女房どのに私が
「ただいま~」「もっと速く走るような音をたてなさい」もちろんギャグである
女房どのの
2003年5月28日(水)
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この頃、くるみさんは、学校からの帰り、いつも走って帰って来ていた。まるで時間を惜しむかのように。汗びっしょりの顔が目に浮かぶ。好奇心旺盛な彼女は、見るもの聞くもの友達との関り、全てが新鮮で面白くて面白くてたまらなかったのだろう。それは、今なお続いている。