峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

since 2005

いい人 いい品

2011年03月03日 | 町内会長

私の暮らす町内会では、師走にみんなで力を合わせ餅つきを行う。その年を大過なく送れたことに感謝し、新しい年の無事を祈る意味を込めて「招福もちつき祭り」と名づけている。
一戸当たり丸餅を10個ほど全世帯にお届けする。集会所には大広間、台所、そして神棚に鏡餅を供える。そうして、年が明けて頃のよい日曜日にみんなで集会所によって鏡開きを行う。その際、各家庭の料理を持ち寄り、おしゃべりしながら酒を酌み交わす。これがここ数年お定まりとなっている。

その日、女房どのに何か頼むねとお願いしていたところ、適当な大きさに切った白菜に豚肉を挟んだ鍋を用意してくれた。
午前中、ご両親が町内会にお住まいで、ご自身は現在北九州市に住んでおられるFさんがお見えになられた。Fさんは、毎年この宴に顔を見せてくださり、酔っ払いの私の話の相手になってくださる。この1年に1度のお付き合いを私はとても楽しみにしている。
今年もご両親に、ぜひお出かけくださるようにとお伝えしていた。ところが、今年はどうしても仕事の都合で今から発たなければならなくなられたとFさんは、律儀にもそのことをお伝えなさるために我が家を訪ねて来られたのだった。それもお年賀を携えてだ。こんな素敵な人とお近付きであることを誇りに思う。

お昼前、鍋ごと抱えて集会所へ向かった。
それぞれが持ち寄った料理がテーブルの上に並ぶ。和気あいあいのうちにやがて宴は始まった。

女房どのの鍋が人気を博した。特に、副会長ご夫妻に気に入っていただいたようで、どうやって出汁【だし】をとっているのか教えてほしいと言われるのだが、私に分かりようもなく、後で女房どのに聞いておくと言ったところ、それをブログに記しておいてくれと頼まれた。もっとも、後半のくだりはよく覚えていないのだが・・・。

そのことを、先日、ご夫妻にお会いした際、つっこまれた。すっかり忘れていた。「そうだったっけ?分かったすぐに書くから」とその場で言って、またしばらく経ってしまった。
そんなことがちょいちょいある。そもそもブログそのものをサボっている。このことも時々つっこまれている。

副会長ご夫婦様、大変遅くなり申し訳ありません。出汁は「長崎蒲鉾水産加工業協同組合」のみなさんが作っておられます。「長崎おでんのだし」という商品名でどこのスーパーにも置いてあるそうです。
ちなみに、女房どのも絶賛の味でいろんな料理に使っているようですよ。絵理子さんが来たときにも持たせているそうです。
遺伝子組換えでない大豆使用で無添加と標記してあります。女房どの一押しの品です。お試しください。女房どのが薦めるんだから間違いなしです。

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笑顔と涙の高校卒業

2011年03月02日 | 父親と子

2月28日、くるみさんが高校を卒業した。
すでに、卒業式であふれる涙を抑えることができなかったくるみさんだったが、教室に戻っての最後のホームルームでのスピーチでは、みんなで支えあった。みんなが優しかったと、笑顔と涙でクラスメートとの友情を称えた。
そして、自分のこれまでの人生で、橘香館を選んだのは最良の選択だったときっぱり語った。

良き大人、良き仲間に恵まれ、くるみさんは高校生時代の醍醐味を満喫した。
親として、これほど嬉しいことはない。

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寒気緩み

2011年03月01日 | 夫婦

木々の芽が膨らみ弥生三月に入った。
先週金曜日に開いた町内会のご高齢者のための地域デイサービス、70歳・80歳代のご高齢者の方々が三々五々集会所まで歩いてお見えになる。それまでの厳しい寒気を心配していたが、この日、頬に感じる空気は冬のそれとは明らかに異なりやわらかかった。季節は確実に移ろっている。

地域デイサービスの翌日26日は女房どのの誕生日だった。
その日の朝「きょうはどうしよう?」と女房どのに尋ねると「班長会が終わった後、インド料理屋さんに行こうって言ってたじゃない」と女房どの、数日前酔っ払った際、誕生日には食事に出かけようと言ったのをすっかり忘れていた。まったくとぼけた男だ、私という人間は。

ある方に、佐世保市の「インディアンレストラン・カリカ」という店に何度かお連れいただいている。かねてより本場のインド料理を女房どのにも味わってほしいと思っていた。誕生日はいい機会だった。
午後7時から始めた町内会の班長会は1時間ほどで終了。帰宅すると女房どのは用意万端ととのえ、私の帰りを待っていた。

毎日三度三度の食事の支度をするのは大変なことだ。相手の立場になって考えれば容易に分かることだが、それがなかなかできない。女性が外食を好むのは無理からぬことだ。

この日は、くるみさんの大学入試2日目でもあった。
センター入試で5教科8科目を受験し、個別試験の初日に英語100分、数学2時間、化学・物理160分を受験し、2日目の面接に臨んでいた。医学科の受験は想像以上に厳しい。

困難なことに果敢に立ち向かう娘をまぶしく誇らしく思う。また、1人の人間として尊敬の念すら抱く。と同時に、そんなに頑張らなくてもいいよとも思う。

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