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あなたに「ぬくもり」を届けたくてブログをつくっています

黄色い乳母車

2017-06-03 11:23:55 | 日記
 風が爽やかです。日一日とベランダの植物が大きくなります。。水遣りがあるので何日も家は空けられません。

 昨夜で「つばき文具店」の放送が終わりました。ほのぼのとしたなかに、キューンと胸に刺さる言葉もありました。祖母と鳩子の子供のころのシーンを見ていると、私も祖母とあんな風に毎日散歩に出ていたのかなぁ と思います。家の物置にずっと黄色い乳母車がありました。弟や私を乗せて歩いたという乳母車です。生まれた地域は、骨董屋さんも多く、祖父が籐でできた乳母車を買ってきて、掃除をして黄色いペンキで塗り替えたそうです。当時にしては目を引くもののようでした。それにレースの幌を掛け直したといいます。なかもかわいい花柄の蒲団を入れたとかで、それを毎日祖母が押して歩いていたそうです。小学6年になっても「大きくなったわね。ちょっと前まではおばあちゃんが乳母車で押して歩いていたのに・・。」と言われました。朝から昼間まで、お昼を食べてまた夕方まで出かけていたと言います。大事、大事に育てられたようです。でも、祖母が学校に傘を持ってきたりすると、とてもいやでさっさと一人で歩いて帰りました。それでも祖母は母の代わりにどこでも迎えに来てくれました。

 小さいときの自分の知らない家族や親戚の方たちの愛情。何一つ応えられなかった気がします。でも、いま自分の暮らしの中にそんな愛情を生かせて過ごしていることを幸せに思うのです。

 
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