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あなたに「ぬくもり」を届けたくてブログをつくっています

ものを贈るこころ

2024-07-09 20:22:53 | 日記

もう何年頂いているのでしょうか。中学受験の教え子のお母さまからのお中元。何年とも計算ができません。お会いする機会もないまま、お中元とお歳暮のときの近況のやり取りだけですが、逞しく社会人として働いている教え子のことに想像しています。どんな女性に成長されたのでしょうか・・・。近くの中学が荒れているので、中学受験をしたいと言い出したのが、小5の後半。塾へ行ってもついていくことができず私に仕事の依頼がきました。算数が苦手で、それは大変な戦いでした。お母さまも厳しい方で、勉強の手伝いは一切しませんでした。志望校には1回目の試験で落ちてしまいましたが、どうしてもその中学に行きたいとがんばりました。受かると信じていましたが、合格の知らせはとてもうれしかったです。

今日は我が家でもお世話になった神奈川の不動産屋さんと埼玉で母がお世話になった介護施設にお中元をお送りしました。どちらからももうなにも役に立っていないので、お中元の心遣いは結構ですと言われています。その時思いました。今がどうこうではなく、そのとき助けていただいたことへのお礼の気持ちなのですと。困っていた時に親身になって助けていただきました。それがなければ、私は先に進めませんでした。ああ、そうか、教え子のお母さんも同じような気持ちなのかもしれないなぁと。

ものを贈るということには、儀礼だけでなくさまざまな思いがこもっているように思います。私はそのときには気が付かないという鈍い面があるのですが、ああ、あの品物は私への大事な伝言だったのだなぁと気が付くのでした。そんな大事な時にものを贈ることができる人はすばらしいなぁと思いました。

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