家が密集していないこの町でも、かなり暑いのに。都会のそれこそアスファルトジャングルはどれだけ暑いのでしょうか。以前住んでいた湘南の街は、朝夕に海から吹いてくる風で、一時涼しい時間がありました。暑さ疲れというのでしょうか、疲労が溜まります。
今日から学童クラブは、夏休みで子どもたちが普段よりも1.5倍くらいになります。そして長時間、子どもたちは狭い空間に閉じ込められます。夏休みだけの子どもも来ていますので、それはそれは子どもたちはストレスが多く騒いでいます。支援員側も少し甘く見ないと自分がまいってしまいそうです。
騒いでいた一人の男の子の父兄にその子の目に余る行為を責任者がお話ししました。父兄のそばで神妙に聞いていた子が話が長くなったので、受付の奥に逃げ込みました。私がそばにいましたので、「どうしたの?I君、今日はいつもと違っておかしいね。いつももっといい子なのにね」と話しかけました。I君が私の目を見て、うなづいたように思えました。私も黙ってうなづきました。その次の瞬間、彼は入退を入力する機械の電源を抜いてしまいました・・・。「これは大事な機械で、みんなが無事帰れたかとか知らせるんだよ。どうするの?ほかの子たちは」責めることはなくそう言いました。
黙って頭を下げた彼。今日はなにかあったのでしょうね。あの暴れ方は普通でありませんでした。自分の気持ちをうまく表現できずにいるように思います。時々、私の背中をぶつ子にも「ぶってもいいよ」というと黙ってしまいます。それでいいよとか?いい子のはずだよね、とかという言葉にどう反応していいのかわからないのです。責めるだけではいけないけれど、受け止めてもらえた時の気持ちが表せない・・・。私みたい・・・。
時間がかかるけれど、素直に気持ちが出せる子になるまで、彼ら(彼女ら)と付き合おうと思うのです。