ロッコさんの散歩

街を歩く。近くの山に登る。店に入って安くておいしいものを食べる。掘り出し物を見つける。それが散歩の醍醐味。

アロージャズオーケストラwith日野皓正

2019年12月21日 | その他

この時期県立芸術文化センターで行われるジャズのコンサートに今年も行ってきた。今年はビッグバンドとKIKOという女性シンガー、トランペットの日野皓正の共演。

 

日野皓正を聴くのは40年ぶりぐらい。御年77歳だそうだが、ハイトーンの音色も衰えず、細い体をしねらせる演奏は懐かしかった。まだ10年くらいは大丈夫そう。こんな77歳なら歳をとってもいいような。

この何年か年末にジャズのコンサートを聴いていて毎年思うのは聴衆の年齢の高さ。客席の後方から眺めると白髪、禿頭ばかり。昔のジャズのライブハウスは若い人が多かったがその人たちがそのままここにきている感じだ。

さて、これが終わるといよいよ今年も終わり。年々、追われるように時が過ぎていく

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アイルランドvsロシア

2019年10月03日 | その他

目下開催中のラグビーワールドカップ、残念ながら関西での日本の試合はない。それでも世界の名だたるラグビー強国の試合を見たくて御崎公園球戯場に行ってきた。

 今日は日本の入っているプールAのアイルランドとロシアの試合。時間に余裕を見て行ったつもりだったが自分の席を見つけるのに手間取りやっとたどり着いた時にはすでに選手が出てきていてものすごい歓声が響き渡っていた。

席を予約したのが遅かったのでそれほどいい席は期待していなかったのだが、思わぬ幸運でスタンドど真ん中、選手の入退場口のすぐ上の特等席だった。

選手が勢ぞろい、国家の斉唱

 

前の席のおじさんの禿頭が入ってしまう。そう、この人。ちょっとどいてほしいな

 

すでにスタジアムに来る前の三宮辺りから緑のシャツを着たアイルランド人のグループが目に付いた。やはりスタンドも圧倒的にアイルランドのグリーンのシャツを着た人が多い。後ろの席にはアイルランド人の一団がいて応援というより吠えまくっていた。

スクラム

 

ラインアウト

 

前の試合で日本に思わぬ敗北を喫したアイルランドは力が入っていて一方的な展開に。そうなるとロシアを応援したくなる

行け!ロシア

 

結局アイルランドが5トライを挙げてロシアは無得点。35対0でノーサイド

 

お互いを称えて

終了。

このスタジアムには日本のトップリーグの試合を観に何度か来ているが、広いスタンドは空席が目立つことが多かった。今日はぎっしり詰まっているのでどよめきが半端なく圧倒的な臨場感を堪能。日本戦ならさらにすごいことになりそうだが、残念ながらチケットは売り切れ。テレビで観ないとしょうがないのだ。

 

 

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ついてない日

2019年09月05日 | その他

7月に買っておいた青洲18切符が残っているので日帰り電車旅に出かける。まずは京都まで行ってそこから山陰線、舞鶴線、小浜線を乗り継ぎ敦賀から湖西線で戻ってくる周回1日コース。

山陰線は沿線に嵯峨野、保津峡など観光地が多いので平日でも乗客が多い。やっと園部で座れたのだが後ろに座った男性がやたらと私の背もたれに触れて引っ張ったり蹴飛ばしたりする。おまけに頻繁に痰を切るのに「ガァ」とのどを鳴らす。さらには女性3人組が通路を隔てた席にいて少々うるさい。席はほぼ満席で変わるわけにもいかない。

今日はついてないと思いつつ福知山で下車、舞鶴線に乗り換える

右の京都丹後鉄道宮津行、目がパッチリでかわいい

 

乗り換えた列車では海の見える側のボックス席を確保、さっきの3人組が乗ってきたが前方に移動していったのでやれやれと思ったのもつかの間、戻ってきてあろうことか私の座っているボックス席に。雪隠詰めになってしまった。

女性3名、旅に出る、気分はハイ、おしゃべりしないわけがない。沈黙の時間がほとんどない勢いだ。これはもう寛容の心で耐えるしかない。こういう時は鉄ちゃんが物静かでいいとつくづく思う。

やっと敦賀で解放されて帰途に就いてお茶など飲んでゆったり。ところが、家に着いてからさらについていないことが判明。電車に長時間乗るときはいつも小さなポットに暖かいお茶を入れて持っていくのだが、最後に乗った敦賀からの新快速の座席に忘れてきてしまったようだ。山行にも持っていくお気に入りだったのだがついていない日とはこんなものと笑うしかない。

それにしても前回の東北行きでもカードを持っていくのを忘れてしまったところなのに今度は車内への忘れ物だ。確実に老人力がついてきてしまったようだ

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世界報道写真展・フィンランド陶芸展

2019年08月08日 | その他

毎年この時期大阪で開かれる世界報道写真展を見に行く。昨年はヨーロッパに押し寄せる難民関連の写真が多かったが、今年は中米からアメリカを目指す難民のそれが多い。

 

 

報道カメラマンが危険地帯で捕まったりするのは自己責任、という論もあるけれど、危険を冒しても報道してくれる人がいなければ知ることのできない世界の現実がある。

問題の多くは貧困故ということだが、金持ち国でも国内外の問題山済みの現状あり。「金持ち喧嘩せず」って昔から言うんだけど金持ち喧嘩ばかり。

とはいえあまり重い内容ばかりでは心も重くなってしまうのでついでに中之島の東洋陶磁美術館でこちらも鑑賞

 

 

入り口を入るとおなじみのマリメッコの垂れ幕

 

展示作品はどれも撮影OKなのでいろいろ撮ってみる

鼻じゃないよね

 

ラクダさん

  

透かしがきれい

 

こんなのでお茶など一服

 

不安定

 

重厚・肉厚

 

 

ビーズがびっしり


これぞマリメッコ

 

マリメッコ風茶室

 

おしゃれな生活雑器

 

ついでに常設展も

カモを抱く韓国の少年

 

中国のふっくらさん

 

韓国白磁。粉々になったのを修復とある


 

日本のコレクターから寄贈された鼻煙壺コレクション

 

鼻煙壺(嗅ぎたばこ)はもともと西洋の王侯貴族のたしなみのひとつだったらしい。煙も出ず匂いもあなただけのもの。愛煙家の方々、こんなので優雅に吸ってみたらいかが。

 

フィンランドの工芸品はおしゃれで国も社会福祉が行き届いた住みやすいという漠然としたイメージがあるが自殺率はけっこう高いと聞いた。それぞれの国にそれぞれの悩みありか。

いろいろな国の工芸品をみているとどこの国にも職人技の素晴らしさがあり、互いに影響を受けあっていることを思えば、多様性の宝庫かも。

猛暑のこの時期、冷房の効いた美術館でしかも陶器というひんやりした作品を観るのはいかにも夏向きでよかったが、これから外へ出るのが恐ろしいと思いつつ美術館をあとにしたのだった

 

 

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スヌーピーミュージアム展

2019年04月15日 | その他

梅田のグランフロントで開催中のスヌーピーミュージアム展を観に行く。漫画やアニメには興味がないがスヌーピーだけは別格。いい歳になっても「かわいい!」のだ。

 

 

 

 

チャーリーブラウンはじめ登場人物も皆「かわいい!」のだが、彼らが語ることばはなかなか奥が深くて皮肉も効いていてそのかわいい容姿との落差がおもしろい。子供のときは絵だけ楽しみ、言葉は大人になってからのお楽しみ

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切り絵アート展

2019年03月07日 | その他

誘われて神戸ファッション美術館の「切り絵アート展」を観に行く。実のところあまり興味がなかったのだが実際観てみるとなかなか素晴らしい。なぜ興味がなかったかといえば切り絵にするには当然その下絵を描くわけで、絵としてそれで十分ではないか、何もわざわざそれを切り取らなくてもいいのではなどと思っていたからだ。しかし観てみるとその技法は作家によって様々で絵とはまた別物だとわかった。実際の制作過程の映像も見られたが、カッターや鋏だけで切り取るその手間暇は気が遠くなるばかり。その精緻さは先日観た「驚異の超絶技巧展」の作品といい勝負だ。まったく世の中には器用で神の手を持つ人がいるものだ。

凡人からすると想像を絶するような緻密で精巧な作業の積み重ねだが、こういう作家たちの生活の他の面はどうなっているのだろうか。案外家のなかはゴミ屋敷、そんなわけはないだろうけれどどこか手を抜いたテキトーなところがないと精神的に耐えられないと思うのだが。

几帳面さといい加減さの両方でバランスをとって人は生きている気がする。すべてにいい加減、すべてに細かいというわけではなさそうだ。人間、こだわりのあることに細かくなってそれが究極までいくとアートになるのでは。

というわけで一見大雑把で細かいことに拘らないように見える私もけっこう細かくて神経質なところがあったりするのだ。

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驚異の超絶技巧!

2019年02月12日 | その他

あべのハルカス美術館で開催中の「驚異の超絶技巧!」展を観に行く。

 

明治時代、金属、陶器、象牙など様々な素材で作られた精密な工芸品とその流れを引き継いだ現代アートの競演。技法は様々だがいったいどうやって作ったのだろうとただただ感心するばかりのものが多い。

現代アートというとあまり手間暇がかかっていないとしか思えない抽象的な作品を思い浮かべてしまうのだが、こういう究極の手間暇をかけた精緻な作品を作る人もいるのだと意外な感じがした。まことに人は様々、人間は面白い。

かって「芸術は爆発だ!」といった芸術家がいたが、この言葉、前衛的で抽象的な作品には似合うが、細密で具象的な作品にはなんとなく似合わない気がするのだった。

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伊吹山麓を歩いて

2018年12月25日 | その他

青春18切符で近江長岡まで行き、伊吹せんろみちを歩く。伊吹山を見ると山肌が大きく削り取られているのがよくわかるがこれはセメント用の石灰岩を採った跡なのだそうだ。かってその石灰岩を運ぶための専用鉄道があったのが現在はその跡が遊歩道になっているのでこれを歩いてみる。

伊吹山とかっての電柱が並ぶ線路道

 

ダブルトンネル

 

梅林を過ぎ

 

柿畑を過ぎ

 

ここが終点。線路が少しだけ残してあった

 

マンホール

 

全長3.5キロをのんびり歩いてあとは伊吹山登山口まで行くが、今日は山には上らずその先の集落まで行かねばならない。

今年2月に伊吹山に登り、山頂でホワイトアウトに巻き込まれ方向を見失いスタートの登山口に戻れずかなり方向の違う集落に下りてしまったことがあった。その際すでに暗くなった集落の一軒の方に親切にも駅まで車で送っていただいた。そのお礼に伺わなくてはと思いつつ延ばし延ばしにしてしまいすでに年末、年を越す前にけじめをつけておきたいと思ったのだ。

あの出来事のあと、反省の意味も込めて、いったいどういうルートをたどったのか二万五千分の一の地図で検証し、今回グーグルマップでも確認し、助けていただいお宅の場所もだいたい特定できた。幸い本数は少ないがバスの便があったので伊吹登山口からバスに乗りその集落へ行くことにした。最寄りと思われるバス停で降りて表札で覚えていた名前のお宅を目指すとすぐにわかった。

ごめん下さいと玄関を開けるとあの時送ってくださった奥様が出てこられあちらもすぐに「あのときの」とわかっていただいた。伺うのが遅くなったお詫びとお礼を述べ心ばかりの品をお渡しすると、わざわざ来てくれたのだからと自家製の佃煮をお土産に下さって恐縮するばかり。

お宅を辞し駅まで戻り電車に乗る。ずっと気にかかっていた今年のやり残しが解消できたことでホッとすると同時に、改めてあの時の愚行を反省するのだった。

 

 

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今年も締めはジャズで

2018年12月21日 | その他

去年の年末、県立芸術センターでで聴いたオールスター・ジャムセッション。今年も同じメンバーであるというので聴きに行った。

 

今年は20代の女性アルトサックス奏者が加わったがなかなかパワフルな音色だった。奏者、観客とも去年同様、平均年齢が高かった。今の若い人はやはりロックとかJポップスの方が好みなのだろうかな。それとも私が今の若いジャズプレイヤーを知らないだけで聴く方も若い人がいるのだろうか。昔はジャズ喫茶やスポットに若い人も多かったのだが。

さて聴き終わって張り出された曲目を見ると去年と重複する曲が何曲かあった。アンコールも同じじゃないの。ちょっと残念

 

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山男、海に死す

2018年12月11日 | その他

奥穂高岳直下の山小屋、穂高岳山荘の小屋番だった宮田八郎さんが今年4月に亡くなった。特に面識があるわけではないが出身が神戸の灘区ということもあり、いつもブログ「ぼちぼちいこか」を読んでその写真を楽しみにしていた一ファンにしか過ぎないのだが。

仕事柄、山で亡くなるならまだわかるが、伊豆の海へシーカヤックで漕ぎだしそのまま行方不明になり死亡が確認されたと聞いたときはその運命の皮肉さに驚いた。その宮田さんが撮った多くの映像作品の上映会が灘区民ホールであるとのことで観に行った。

 

小屋番として遭難者の救助にも携わり、映像のなかにはその模様を撮った現場の息の詰まるような映像もあったが、そのほとんどは美しい自然の映像だった。雪で白くなった3000Mの稜線の山々、朝焼け、雲海、流れる滝雲、満天の星空の流れ星など溜息のでる美しさだった。登山者として年に何回か山に登っていれば時折は実際に見られるものもあるが、気象条件が整わなくては観られず、そのチャンスは決して多くはない。長期間稜線の小屋にいればこその映像ばかりだった。

こういう自然の作り出す美しさを見てしまうと街で観る電飾がなんとなく薄っぺらな気がしてしまう。もちろんそれも美しいのだが、美しく見えるように造っているのだから当たり前としか思えず心を打つような感動はない。

「虎は死して皮を留める、人は死して名を残す」というが、宮田さんとその残した映像は長く人の記憶に残ることは間違いない。それにしても52歳での早すぎる死は痛ましい。

 

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