紅葉もだんだん高度が下りてきて、近畿では1500Mくらいのところでもピークを迎えてきている。そんななかどこへ行こうかと迷うところだが、今年は大台ケ原へ足を伸ばすことにした。
大台ケ原付近はけっこう等高線が詰っていて険しい山容だが、西大台、東大台の辺りは等高線が緩み典型的な台地の地形を見せている。車で行けば1500Mくらいまで登ってしまうのであとは高低差200Mくらいを歩けばよく、ハイキング気分で行けるところである。しかし神戸から行くとなると電車とバスで片道5時間ほどみておかないといけない。5時間かけて行って、4時間現地滞在、また5時間かけて帰るという突貫日帰りツアーである。
日出ヶ岳、正木ヶ原、大蛇(だいじゃぐら)、シオカラ谷吊橋と見所満載。おまけに紅葉とくればこれは行かねばならない。
朝7時、環状線のホームで待っていると、ユニバーサルスタジオ行きの賑やかな電車が入ってきた。
天王寺で下りて阿部野橋駅から0740時発の吉野行きの特急に乗って0850時大和上市着。駅前のマンホール。泳いでいる魚は何かな
0900時発のバスに乗ることになるが、さすがにこの時期乗客が多く、増発も入れて全部で4台で出発。終点の大台ケ原のバスセンターが近づくにつれ、上の駐車場に入れなかった車の路上駐車でバスも立ち往生。なんとか切り抜けて2時間ほどで到着。
まずは日出ヶ岳(1694M)へ向かう。笹の下生えのなかの色づき
列を成して登っていく
30分ほどで日出ヶ岳到着。展望台からは360度の眺めあり
展望台が2つあって、上の展望台に上っていく途中振り返ると対面の紅葉が美しい
ひっくり返った木の根っこもなんだかさまになっている
昼食後正木ヶ原方面へ。木道を歩いて振り返るとこんな具合
正木ヶ原は伊勢湾台風のときに倒れた木々で独特の景観を作っている
大蛇(だいじゃぐら)は突き出た細い岩の突端への道だが、突端の直前は下りになっていておまけに大勢の人の足跡で磨かれ岩が磨耗しているので足の踏ん張りに自信がないとちょっと怖いかも
先端の先には色づいた岩がきれいに見える
見えるのは東ノ川か
台地の端は切り立った崖
青空に映える木々のなか、次のハイライト、シオカラ谷の吊橋へ
この辺りの紅葉も見事
静かな森の中を歩いてスタート地点まで戻る
ドライブウェイを行く帰りのバスの中からも通り過ぎる山肌の紅葉ショーを堪能したのだった。